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ホテルのカレーを意識した欧風ビーフカレー
サラサラのルゥを意識して作った欧風ビーフカレー
スパイスは7種類使用、カレー粉は使わない!しかしとろみを出すために、薄力粉を使用。普段のスパイスカレーを作るよりも、バターの量が多い!玉ねぎ、にんにく、生姜、ブインヨンを使用。
カレー作りには、玉ねぎの炒め方がポイントになる。甘みを引き出すために、焦げる寸前まで強火でガンガン炒める。所謂、メイラード反応を利用する。そうすることで、より一層の甘みが引き出される。
人間がおいしいと感じる要素は、5つある。
香り、辛味、色付け、旨味、塩味である。
スパイスを使用してカレーを作る場合は、香り、辛味、色付けはスパイスで作り出すことができるが、旨味、塩味はスパイスで出せない。
旨味・塩味は、ほかの食材で引き出す。
今回のカレーは、旨味を牛肉で引き出し、塩味は、塩でストレートに使用した。場合により、ソースやしょう油、みそで引き出すこともある。作り手のセンスに大いに関係する部分と思う。
国民食と言われるカレーであるが、週1もしくは週2ぐらいで食べているのか。
私は、週2か週3でカレーを食べている。週2で試作を行い、週1でお気に入りのお店に外食としている。
インスタントのルゥに勝るものはないと思う。しかしインスタントに出せない作り手の思いであり、愛情は手間をかけるぶんおいしく感じられる。
家族が食卓を囲み、笑いながらカレーを食べられる日が、いつまでも続くように願うばかりである。