難しい目的地に迷わずつけたって喜んでもらえた話
「はじめてあの駅から地上に出て、迷わず目的地まで着けたよ」
先週嬉しい報告を友達からもらいました。
会社からセミナー参加を言い渡されたらしいのですが、なかなか場所がわかりづらく、迷わずたどり着くにはどうしたらいいか、相談を受けたんです。
友達は周りの情報が目に飛び込んできやすく、重要な情報を取捨選択することが苦手なタイプ。ちょっと道に迷やすい。
それもスタートの場所が地下鉄の駅。
迷わないために細かく確認することを伝えると会場に着くまでに疲れてしまうと思い、ポイントを3つに絞って伝えることに挑戦しました。
①地下鉄の出口の番号
今回のミッションで一番重要なところ。
その駅は20番近くまで出口があるので、ここを間違えるとスタートから間違ってしまうし、別の出口に行くのも選択肢が多すぎるため、やり直しはキツイ。
しっかり出口番号を確認するように伝え、出口から出たときの景色の画像をGoogleマップから探して添付。
②固有の目印と曲がる場所
地下鉄の出口から目的地までのルートはいくつかあったのですが、なるべく曲がる回数が少なく、そこにしかない固有の目印があるルートを伝えました。
結果、曲がりが2回、目印が2つ。目印については、曲がる方向の矢印を書き込んだ画像を添付。
地図アプリでルートを探すと最短ルートを教えてくれるのですが、目印がなかったり、曲がり角が多すぎたりすると、道に迷いやすい人は、現在地を見失いやすいので、直線が多く、曲がる回数が少ないルートの方が結果早く着く場合があるんです。
③目的地までの所要時間
会場ホームページには、最寄駅から徒歩3分と書いてあったんですが、地図アプリでルートを見てみると、最短ルートでも3分は無理そうな距離。
あと、最寄駅からといっても、着いたホームからなのか、最寄りの出口からかわからなかったので、10分~15分余裕をもっていくように伝えました。
上の情報を、駅から会場までのルートにあらわれる順番に伝え、友達は当時に無事にセミナー会場に到着。
あとで聞いたんですが、会場入り口で上司と待ち合わせだったらしく、それにも余裕で間に合ったそうです。よかったよかった。
参考までに、私が伝えた情報の良かったところと、改善点も聞いてみたんですね。
良かったところ
・目に見える画像があったこと
・目印がわかりやすかった
・時間に余裕を持てた
・順序がわかりやすかった
・確認することが少なくて負担が少ない
私がルートを伝えたときに気を付けていたところが結構うまくハマっている感じで、ほっとしました。
改善点
・ホームから地下鉄の出口までの時間もあると嬉しい
・曲がるとき、大きい道だと横断歩道を渡って曲がるのか、渡らず手前で渡るかで悩んだ
確かにホームから最寄りまでの時間って、わかったほうが調整しやすいですね。ただ、ホームから各出口までの時間は計りづらいところもあるので、うまく伝える方法を考えてみようと思います。
あと、曲がるときに横断歩道を渡るか問題ですが、これは私の伝え方が良くなかったです。今回の場合、しっかり横断歩道を渡らず曲がるように伝えておくべきでした。
自分で調べているときは、目的地がある場所を確認してしまっているので、人に伝えるときのちょっとしたポイントを省略してしまうんですよね。
なにはともあれ、今回私の友達は無事到着して、無事帰ってこれたそうです。
読んでくれた人の中には、「これくらい自分で調べたらいいのに」って思う人もいるかもしれませんね。
でも、No.1のnoteで書いた通り、道に迷わず目的地に着くには、多くの処理を頭でしないといけないですし、人によって大変な負荷がかかってしまうことなので、場合によっては、目的地に着くだけで、疲労困憊の人もいます。
これってちょっともったいないですし、辛いことですよね。
目的地までうまくたどり着くため、目的地で目的を達成する力を残しておくためにも、もしサポートが必要な人がいれば、今回のようにちょっとだけ協力してあげれたらいいなと私は思っています。
さて長くなりましたが、今回のことで人に道を伝える方法?ポイント?も大切だなと気づいたので、これからのnoteの中で、道に迷いやすい人に道を教えたり、目印を教えたりするコツについても、ちょこちょこ書いていこうと考えています。
では今回はこのあたりで…φ(. . )