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大阪府警本部

大阪府警本部の庁舎は 新築で
当時の最新鋭の設備が施されている

冷暖房完備 2月に勾留された
私も 毎晩半袖のシャツ1枚で夜を過ごせた

食事も毎日、豪勢で、おそらく
職員の食堂の余り物が 出されるのか?
焼き魚や揚げ物 美味しいご飯に味噌汁

そして、自弁といって、お金を出せば
うどんや蕎麦、ジュースにカフェオーレ
まで注文出来る。

収容者は、約20名ほどで
八室ほど房がある。
ひとつの房の広さは約8畳程度
そこに、3人ずつ 収容される。

府警本部だけあって
収容者の罪名は様々で

私の部屋には ヤクザの方と
もう1人は、強盗犯

朝の体操時間になると
一斉に、煙草を吸いに 広場に
集まり、自分達の犯罪自慢がはじまる。

ヤクザと外国人が大半をしめ
強盗、窃盗、殺人、覚醒剤が
主な 罪名

その中に異色の
公職選挙法違反とか
で逮捕されたインテリもいた。

寝具も、部屋の畳もすべて新品
定期的に医務検診もあり

一度、肋間神経痛になったときは
同施設にある、大阪府警警察病院で
最新の医療も受診させてもらえた。

お風呂も、これまた
広くて、清潔 

そして、脱衣所の隣には
ランドリーも設置され
いつでも洗濯を自由に出来る。

厳しい取り調べとは
裏腹に、府警本部の留置所は
さながら、楽園のようなところである



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