トレイルランニングにおける胃腸障害と対策
今回はトレイルランニングにおける胃腸障害についてご説明いたします。
距離の長いウルトラマラソンやトレイルランニングにおいて、胃腸障害によるパフォーマンス制限がおこる事が多いです。
自分も先週トレラン練習後胃腸やられました(笑)
最近では「運動誘発性胃腸症候群」(EIGS)と言って、運動に関連して生じる可能性のある消化器症状で、パフォーマンスの低下につながります。
原因としては4つある。
①運動時には筋肉に血流を優先させるため、内臓の配分する血流量が減り機能が低下する。
②胃の排泄機能が低下して、胃がもたれやすくなる。
③胃腸が栄養素を分解せずに通過させてしまい、栄養素が大きな分子のままして吸収してしまう。
④ランニングによって繰り返される上下動の揺れにより、内臓が衝撃を受けてしまい損傷する。
上記の4つの原因に対して、対策は4つある。
①レース直前は食物繊維の多い食べ物は避けて消化の負担を減らす。
②水分をこまめに取り、脱水を防ぐ
③炭水化物の摂取時に水分も取ること
④ジェルやバーなど食べ物で同じ味に飽きてくるのを防ぐために、飲食物の味に変化を持たせること
また基礎体力を高めていくことで、筋肉に血流を促進するだけでなく胃腸にも血流が行き渡る。
それ以外にも練習中に食べたに飲んだりすることによって、自分の適切な補給量とタイミングがわかる。
これから暑くなっていくので、上記の対策も活用していきましょう〜〜!!