これまで私の人生に大きな影響を与えた3曲
こんにちは。
会社員をしながら音楽クリエイター(職業作曲家)として活動しています、AKIHATAです!
音楽の活動をしているので当たり前のことですが、私は音楽を聴くこと、作ることがとても好きです。なので、初めてお会いしてから少し仲良くなった方にはよく「普段どんな音楽を聴いていますか?」「好きなアーティストはいますか?」という質問をしてしまいます、、(普段音楽を聴かない人にとっては迷惑な質問かもしれませんけど)
私の悪いところでもあるのですが、その質問でどんなアーティストや曲を答えたかによって、私はその方の人間性(ちょっと大げさかも)を判断してしまいがちです。ほんとにそんな判断の仕方やめろよって話ですが(笑) しかしながら、「このアーティストのことを好きな人はこういう性格なのかなあ」というように、アーティストやそのファン・視聴層に対して何かしらのイメージや偏見を持っている方は少なくないと思います(もっとピュアな気持ちで曲を聴きたいものですが、、)
これまでにどんな音楽を嗜んできているのかを知るのは、その人の人間性を知る材料の一つにはなると思うので、今回は私の人生に大きな影響を与えた3曲を書いていきたいと思います!
ただ単に好きな曲を書いていく感じでもいいかなと思ったのですが、好きな曲を挙げるのはきりがなかったので今回のテーマにしております。
1曲目 Mr.Children 「終わりなき旅」
言わずと知れた名曲ですね。Mr.Childrenさんのことをあまり知らない人でも、曲を聴いたら「ああ、なんとなく聴いたことある」と言う人は多いのではないでしょうか。
私がこの曲に出会ったのはおそらく小学6年生ぐらい?だと思います。兄がMr.Childrenファンでよく歌ったり曲を流したりしていたので、もしかしたら小学6年生よりも前に聴いていたかもしれませんが、ちゃんと曲を聴き感動したのは多分小学6年生(曲自体のリリースは1999年、私が5歳のとき)。
しかも、原曲を聴いたのではなく、「Ap Bank Fes」という櫻井和寿さんと音楽プロデューサー小林武史さんによる自然エネルギー促進プロジェクト(今回の記事では詳しく触れないので気になる方は調べてみてください)の中の1つとなっている音楽フェスの映像を見て知りました。
桜井さんのエレキギターでの弾き語りから曲が始まりBメロからだんだんとストリングスの音が加わって、一番のサビが終わると同時にドラム、ギター、ベースの音がドカンと入ってくる壮大なアレンジとなっていました。まずその壮大さに感動したのを覚えています。
もちろん、演奏やアレンジだけでなく歌詞の内容にも小学生ながら感銘を受けました。「高ければ高い壁のほうが登ったとき気持ちいいもんな」という2番のサビの歌詞に感銘を受けた人はかなり多いと思うのですが、私はサビ後半のフレーズの歌詞の移り変わりにも強く心を打たれました。
「いいことばかりではないさ でも次の扉をノックしたい」→「いいことばかりではないさ でも次の扉をノックしよう」→「嫌なことばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう」この歌詞の移り変わりすごくないですか?(細かく語りだすとすごい文字数になりそうなのでやめておきます笑)
明らかに1番とラストでは曲の印象が違いますよね。ネガティブからポジティブへと心情が変化していっていることが読み取れます。しかも、この曲は転調を多用している曲でもあって、今挙げた三つの歌詞のフレーズはそれぞれキーが異なっており、だんだんキーが上がっていきます。それに加え、桜井さんも全身全霊で歌うので、曲のラストに向けて壮大さと多幸感がどんどん増していきます。ほんとに名曲だと思います。
これまで程度はあれど何かしらのことで落ち込むことが何回もありましたが、その度にこの曲に支えられてきました。
2曲目 レミオロメン 「永遠と一瞬」
この曲はアルバム曲なので知っている人は少ないのかなあと思いますが(アルバムリリースから9年後に映画「太陽の坐る場所」の挿入歌に選ばれています)、私にとってはとても思い出深い曲です。というのも、私の人生初めてのライブがレミオロメンさんのライブだったのですが、そのライブの1曲目に歌われたのがこの「永遠と一瞬」という曲でした。
もともと知っていたわけではなく、そのときのライブで初めて知った曲です。「終わりなき旅」と同じく原曲を聴かずにライブで知るパターンですね!ライブで聴いた当時は知らない曲のはずなのに、すごく聴き入ってしまい、「うわあ、めっちゃ好きだ!!」と感じていました。今振り返ると、おそらくそれはライブならではのアレンジが効いていたんだなと思います。
原曲はイントロからバンド全体の音が鳴っているのですが、そのライブでは非常にシンプルで静かなピアノのイントロから始まり、藤巻さんの歌が入り、一番はそのままピアノと歌を主として進んでいくというアレンジでした。ライブってけっこうな大音量なので、歌が演奏に埋もれて聞こえずらい瞬間が何回かあるものなんですけど、このアレンジだとしっかり歌が聴けるので、それを気持ちが高ぶった状態で聴くことになる1曲目にしたのが非常に効果的だったんだなと思います。
サビ冒頭の「希望の色は空色 見上げるけど飛べないまま」という歌詞も印象に残っていて、どうしたらこんな歌詞が書けるんだろうと作詞作曲した藤巻さんの世界観に強く惹かれていました。是非この記事を読んでいる人にも聴いていただきたいです!
ちなみにライブでは、歌が終わった後のアウトロで藤巻さんがギターをかき鳴らしていたんですが、その姿がかっこよすぎて私も「ギターが弾きたい!」と思い始めました。ギターを始めるきっかけになったわけですね!
このライブの後の誕生日で親に頼み込んでアコギを買ってもらい、はれて私はギター小僧になっていきました!
3曲目 BUMP OF CHICKEN 「Butterfly」
この曲は知っている人も多いと思います。リリースされたのは私が大学生のときだったと思うのですが、BUMP OF CHICKENさんの曲をほぼ全曲分かるくらい好きで聴きまくっていたので、当時この曲を聴いたときはとても衝撃を受けました。なぜならバンドサウンドを大切にしているイメージがあったBUMP OF CHICKENさんが(あくまで私の勝手なイメージ)EDMっぽいシンセのフレーズを多用していたからです。しかしながら、しっかり彼らの音、グルーヴ感がしっかり出ていて、時代に合わせた自分達の楽曲の音作り、魅せ方をこんなにも柔軟に形にしてしまう彼らに驚愕しました。
「時代に合わせて柔軟に」って別に音楽に関わらず、学校や会社、普段の生活など、色んな場所で通じる考え方だと思うんですが、実現できているところってまだまだ少なくて、特に音楽やスポーツのような文化的な側面に対する時代感って一人ひとり感覚が違っていて、基本的に自分の趣味嗜好にこだわって時代の動きに抵抗する人が多いと思います。実際私は当時やはりバンドが好きで、普段聴く音楽もバンドものばかりだったので、EDMやシンセの音が必要以上にガチャガチャ鳴っている音楽が好きではありませんでした。好きではありませんでしたが、ニーズ的に増えてきているというのは感じていました。
でもなかなか受け入れらない。音楽に関わらず、別の分野でも似たような事象は起こっていたと思います。そんな中、BUMP OF CHICKENさんがEDMのようなシンセを取り入れて、めちゃくちゃカッコよく仕上げた曲をリリースしてきたわけです。もう、頑なにバンドものしか聴かない自分の姿勢を反省しますよね(笑)
もちろん、そのときそのときの全てに合わせる必要はないんでしょうけど、自分達のサウンドを見失わず、見事にEDMサウンドを楽曲に取り入れた彼らにはほんとに脱帽しました。この曲に出会って、今の時代感とこれから作ろうとする楽曲のサウンドのバランスについて深く考えるようになりました。それから改めて数多ある彼らの曲を聴き返すと、実は時代に合わせた音作りは「Butterfly」よりももっと前から巧妙に取り入られていたことに気が付きました(遅いよって感じですね、、)。ざっくりいうと、デビュー時はバンドサウンドだけで勝負しているのですが、だんだんとストリングスを取り入れるようになり、ライブDVDを販売するようになり、後にシンセの音も駆使して取り入れるようになっていきます。
でも、どの曲にもしっかり彼ららしさが感じられる。ほんとにすごいですよね!私が音楽クリエイターとして本格的に活動し始めるのは大学院に進学してからになるのですが、クリエイターとして大切な考え方をこの曲や彼らの姿から学んだような気がしています。
以上が私の人生に大きな影響を与えた3曲となっています。いかがだったでしょうか?
また色々と音楽のことについて書いていこうと思います!
ありがとうございました!