四柱推命「七冲」について最低限知っておくべき4つのポイント!
今日は地支の七冲について説明したいと思います。
地支の七冲は子午、丑未、寅申、卯酉、辰戌、巳亥の6つのペアがあります。
ところで、この七冲は命式を分析する時、非常に多様に活用されていますし、曖昧な部分も多いです。
七冲が成立している五行は本来の機能を失ってしまう
この記事を読んでいらっしゃる方の中でも、命式に七冲が形成されていたり、大運や年運によって七冲の関係が形成されたりすると、良くないという概念で理解される方が多いと思います。
その理由は、七冲という概念はお互いぶつかって割れてしまう関係、ばらばらになってしまう関係、つまり七冲の関係にある各五行が本来の純粋な機能を失ってしまうため、七冲の関係が成立すれば良くないと解釈するのが大方の意見です。
しかし、七冲の関係が成立していると、必ずしも良くないという否定的な概念だけで理解することではなく、場合によっては肯定的な面もあるということを必ず覚えておいてください。
この世のすべては陰と陽が共存する
この世の中のすべての道理は100%というものはありません。陽のエネルギーの中にも陰のエネルギーが存在し、陰のエネルギーの中にも陽のエネルギーが存在するという理論は人間、物、あらゆる現象において存在している法則です。
この法則を理解することが四柱推命を理解するのに大いに役に立ちますし、命式を鑑定することにも役に立つと思います。
もちろん、七冲の肯定と否定の割合は否定の割合が圧倒的に高いですが、20%∼30%くらいは肯定的な影響を及ぼすということをぜひ覚えておいてください。
インターネット上に出回っている七冲
インターネット上に出回っている七冲についての情報を見ると、「無条件良くない」「新しい転換の機会になる」とか、相性を判断する時はお互いの日支が七冲の関係であったり、年支が七冲の関係であったりすると、相性が悪いと判断することも多いです。
しかし、そのような判断は七冲の関係だけを見て判断する単式判断であり、正しい分析になるためには命式の全般的な組み合わせと五行のエネルギーの循環、運の流れなどを総合的に参考にしなければなりません。
そして、支合も場合によっては良い結果として現れる場合がありますし、悪い結果として現れる場合があります。
間違いを犯す可能性が高い分析
つまり、支合によって生成された五行が用神の役割をする時は良い結果として現れることがありますが、忌神の役割をする時はその反対の結果として現れることがあります。
なので、お互いに合の関係であれば、とても良い相性だと結論を下すなど、断片的な一つの状況だけで、すべてのことを判断してしまう場合が多いです。
しかし、このような判断は間違いを犯す可能性が非常に高い分析ですので、命式を分析する時には様々な視点、より広い目で見なければならず、そのような分析が身につけば、分析の的中率もはるかに高まると思います。
お読みくださりありがとうございました。
ご鑑定や韓国式四柱推命講座にご興味のある方は下記よりお気軽にお問い合わせください!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?