ラッカゴスペルのすすめ
0.お断り
本記事は筆者の主観を含みます。特に、特定の対面の有利不利はいわゆるテンプレ構築との、筆者および調整仲間のプレイングの下での対戦勝率になります。
また、本記事において、ある特定のカードの採用に関していわゆる起源主張をする意図は一切ありません。
ラッカゴスペルを使いたい方、対策したい方はぜひ読んでいただけると幸いです。
※4/30現在の実績
DMGP2024-1st Day1アドバンス個人戦 ベスト128(リストシェア)
DMGP2024-1st Day1サブイベCS 優勝
第15回フルコンプ福岡天神店デュエマCS ベスト3
第71回デュエストCS ベスト3
1.はじめに
はじめまして、福岡DMPの「あきはる」と申します。
この度、自分のための備忘録およびラッカゴスペルを使いたいという方のための入門書および参考書として記事を執筆します。
記事の内容については、目次を見ていただければどのようなことが書かれているのかおおよそ見当がつくと思いますので、是非そちらをご覧ください。
本記事の目的は「ラッカゴスペルがどんなデッキなのかを知り、正しい回し方(or正しい対策)を知っていただくこと」です。また、私「あきはる」本人はGPや超CSなど大型大会には参加するものの、諸事情により継続csに出るリソース&モチベがありません。しかし、このデッキにこれが入るあれは入らないと試行錯誤することは好きです。それなら、せっかくだしCSに出ている人たちに自分が調整して得た知識思考を共有した方が、その試行錯誤が無駄にならないんじゃないか?と考えて本記事を執筆するに至りました。
ラッカゴスペルというデッキに興味があり、実際に手に取って、そしてCSに出るという方の参考になればとても光栄に思います。
また、各対面概説にて、ゴスペル側がやられて嫌なこと(★)をいくつか記載しておりますので、対策する側の方は参考にしていただければと思います。
2.デッキ概論
2.1.参考レシピ(オリジナル)
2.2.参考レシピ(アドバンス)
2.3.デッキの回し方の基礎
本記事をご覧になっていただいてる時点である程度の知識はある方が多いとは思いますが、初心者の方にも理解しやすいよう、今一度デッキの基礎的な回し方を説明します。
基本的には、
ⅰ.ルーターを複数枚使って墓地を肥やしながら、キリモミヤマアラシ、水晶の王ゴスペル、フィニッシャー呪文を探しに行く
ⅱ.キリモミを唱え、ゴスペルを召喚する。
ⅲ.キリモミの効果でゴスペルがスピードアタッカーなので、ゴスペル攻撃時にフィニッシャーを唱える。
の流れで勝利を掴みます。フィニッシャーがガリュミーズなら2体目以降のゴスペルあるいは2枚目以降のガリュミーズを用いてさらに追加ターンを取る、クリスタルドゥームなら大量の大型ゼニス・アンノウンでぶん殴る、(禁断入りの構築で)オールデリートなら禁断開放してそのままダイレクトアタックで勝ち、といった形です。
ポイントは、2,3ターン目に2コスルーターを打っていれば墓地に呪文が4枚落ちるため、3ターン目にパーフェクトコールドフレイムを打つ必要はなく、3ターン目に多色をマナに逃がしながら2コスルーターを使うことを意識することです。
4ターン目の開始時に墓地に呪文が4枚ありコンボパーツが揃っていれば、
キリモミを唱えて墓地が5枚になり、さらにキリモミ効果で1軽減でゴスペルが6コスト軽減され、3コストで召喚できる
ため、赤1マナ+青白含む3マナを用いてコンボを成立させることができます。
また、要求値が高いためあまり起こりませんが、4ターン目開始時に墓地の呪文が3枚でも
キリモミを2枚唱えて墓地が5枚になり、キリモミ効果で2軽減されてゴスペルが2コストで召喚できる
ため、キリモミが2枚かつ赤マナが2枚あれば見落とさずにしっかりコンボを決めましょう。
ラッカゴスペルないしゴスペルデリートは確かに4,5キルの準高速コンボデッキであり、妨害に弱いというイメージがありますが、メタカードを立てたりリソースを奪ってくる対面にはロングゲームを仕掛けてゆっくり着実にコンボを成立させることもできます。実際に環境デッキと対面させたことがない方にはイメージがつきにくいかもしれませんが、キャディビートル、ボンキゴマイム、シャッフといったメタカードを使うデッキに対してもプレイングで有利を取ることができ、見た目以上に器用で柔軟なデッキです。プレイングに関しては以下で各対面概説および採用候補カードの項目で説明しております。
2.4.構築論
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