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ペラペラですか?

日本で仕事をしている時、アメリカで働いていたことがあると紹介されると
「えー、すごーい。ペラペラですか?」と、聞かれることが多かったのですが、
この答えには非常に困りました。
「ペラペラってどういう状態なのか?」
と、むしろ聞きたいくらいでした。

英語学習をする上で、
「読む」「書く」「聞く」「話す」のうち、やはりハードルが高いのが「話す」です。
高等教育を受けていれば、「読む」「書く」は多少なりともできます。ただ、「聞く」「話す」は実践が必要になります。そして、「ペラペラ」の状態は
この「話す」に焦点が当てられていると思うのですが、まず、相手の言っていることを「聞く」ことができなければ、「話す」ことはできません。
そして、相手の言っていることを理解する、という点では、「読む」の語彙力が必要になってきます。

年齢をある程度重ねている方が英語学習をするときは、
読めなければ話せないと思った方がいいかもしれません。
では、いつペラペラの道は開かれるのでしょうか。

「読む」「書く」「聞く」「話す」があるレベルまで到達すると、
「ペラペラ」に辿り着くと思うのですが、
そのレベル感は個人個人それぞれ違うと思います。

① スタバやレストランで注文して、会話が成立するといいのでしょうか。

② 友達と10分程度無理なく話せるレベルでしょうか。

③ 仕事を英語で問題なく遂行できるレベルでしょうか。

① はビギナーレベルだと思います。旅行の時に便利なくらいの英語力です。② は、会話レベル(英語: Conversational level ) でしょうか。外国人のお友達と好きなアイドルの話や趣味を話せたり、一緒にいてもあまり会話に困らないくらいレベルでしょうか。このあたりを、ペラペラ認定としても良さそうです。③ はビジネスレベルです。これは、仕事をする上で、英語をツールとして使えるレベルです。「ペラペラ」さることながら、仕事の専門分野の英単語にも精通している必要があります。このあたりのレベルになると、海外で仕事ができるレベルではないでしょうか。外資系の企業だと、英語の条件をビジネスレベルにしているところが多いですね。このさらなる上がネイティブレベルですが、これはバイリンガルや帰国子女のことを指すと思います。私の見解ですが。私は、18歳で渡米して、それ以降のライフイベントは殆どが英語の環境ですが、やはり発音の訛りはどうしようもありません。最近は子供に発音を教えてもらってるくらいです。また、単語の綴を教えてもらわないと、ちゃんとした発音まで辿りつかなかったりします。例えば、同じにしか聞こえない単語、 ball (ボール)・bawl(ボウル)があります。a サウンドと o サウンドの違いですが、早口で言われると違いが本当にわかりません。文脈で大体わかるので、あまり困ることはないですが、ネイティブではないと聞き取れない発音があります。多言語を習得する難しさを今でも噛み締めています。でも、だからこそ面白い!

皆さんも、ぜひペラペラの道を目指してみてください!




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