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TOEIC 900点の価値

私はTOEIC 910点、英検1級を持っています。
とりあえず、就活の時に使えると思って受験しました。留学していたので、TOEICは事前準備なしで受けました。4年間留学していれば、これくらいは取れる点数だと思います。むしろ、満点取らないといけないくらいかな・・・(汗)英検1級はマニアックな単語が出題されるので、それらを暗記しました。問題集を1冊購入し、過去の問題や頻出単語の暗記をしました。留学中には見たことない単語も多く、勉強しているときは案外楽しかったです。今ではもう忘れてしまいましたが。

ところでみなさんは TOEIC の受験者が多い国をご存知ですか?
私が調べたところ、日本・台湾・韓国だそうです。
勤勉なアジア人には TOEIC は文化的に合うのでしょうか。むしろそれ以外の国の人は英語教育が進んでいて、英語の試験をわざわざ受ける必要を感じないでしょうか。留学していたとき、インド人、中国人、韓国人、ロシア人、ウズベキスタン人、メキシコ人、トルコ人、様々な人種の方と触れてきました。それぞれ違いますが、英語を話すのに、一番抵抗を持っているのが日本人でした。間違った発音や文法を使いたくない、という思いが強い人が多かったです。それに対して、他の国の人は、冠詞などほぼ無視で話してきます。とにかく、話す、伝えるということを目的として英語を使っていました。

そもそも、TOEIC は何のために受けるのでしょう。就職や転職活動で有利になるからでしょうか。外資系企業では、ビジネスレベルの英語を求めれるので、TOEIC 900点以上が目安になるところもあるようです。ただ、転職活動では、やはり英語力よりも即戦力が見られます。専門知識や経験の方が重視されるので、それほどスコアにこだわる必要もないと思います。日本で外資系企業に勤めたとき、日常業務はほとんど日本語でした。そして私が採用されたのも、英語力ではなく、「専門知識」でした。英語を話せると年収の差が50万〜100万ほどあるそうなので、英語格差が生まれているのは確かなようです。なので、英語が話せるというのは、転職市場では、目に見える価値がありますね。

英語を話せることが「付加価値」である以上、TOEIC の価値はまだまだありそうです。日本では、英語教育が遅れています。英語を話せなくても生活が成り立ってしまうので、英語を「使う」というより「学ぶ」方に意識が向いてしまいます。そうすると、学び方を統一している教育過程では、それが合わないと、英語ができない、となってしまう。そして、残念ながら、毛嫌いするようになってくる。言語は誰でも習得できます。勉強方法や努力のベクトルを変えるだけで、おもしろいほど身についてくるのです。諦めないで、やってみることが第一歩ですね。

TOEIC は「付加価値」です。英語を使って何をしたいか。英語が話せるようになっている自分は、社会にどういう価値を提供できるか。そこまで考えられるようになれば、TOEIC の高得点をとる以上の価値があなたにあると思います。





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