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繊細な武道家、あきはパパなのだ

その武道家は繊細さん

繊細な武道家あきはパパです。
愛知県名古屋市でテコンドーの道場の運営や
出張型テコンドー、キックボクシングの
パーソナルトレーニングをしています。

テコンドー歴20年、体育関係の大学出身と聞く分には、
ゴリゴリの体育会系の私。

しかし、中身は今?よく耳にする
"繊細さん"のゴリゴリなやつです。

昔から物音やにおいに敏感で、
誰かが怒りや悲しみを感じるのを察知すると
自分もマイナスな気分になる子どもでした。

学校の授業で絵を描けばしばしばコンテストなどで入賞し、
賞状や賞品をもらっていました。
自分の独自の世界観を持っており、
その中では全員、私に勝手に名前を付けられていました。
(今はありません笑)

物語を空想し、夜のドライブで窓の外をのぞくと
いつ見ても月が見えたので、
「月が追いかけてくる、怖い~~」と泣き叫んだのを
覚えています。

五感が過敏でそれ故に疲れやすい少年時代、
息苦しくて仕方ない人生を恨みます。
不当な暴力や嫌がらせもたくさん受けました。

武道と出会う繊細さん

小学時代のある日、書店の実用書コーナーで
武道や格闘技の教本を見つけ人生が変わりました。
立ち読みした本には、理不尽から身を守る術が書かれているのです。

実用書は小学生には高額で、当時スマホはおろか
インターネットも一般家庭には無い時代。
書店に通っては立ち読みで頭に技術を叩き込み、
家で練習をしました。

一気に全部は覚えれないし、習得できないと思いました。
なのでまずは顔面への防御、ローキックの防御をひたすら練習。
そして攻撃はすぐに出来そうな前蹴りと掌底打ちをチョイス。
家でのひたすら行う技の単調かつ反復作業。
刀を砥ぐかのように行いました。
そして、自重での筋トレもスタートします。
今思うと、この儀式のような作業が武道家への道だったかもしれません。

反撃を試みる繊細さん

技の成果を試す機会はすぐに訪れました。
放課中、何の前触れも無く胸倉をつかまれそうになり、
とっさに腕で払いのける、驚いた相手は下手くそなローキック。
それもイメージ通りにガード。
少し痛いが初めて一方的にやられずに済んだ。

ガードしたらすぐに前蹴りで反撃。
これが私が最初に覚えた攻撃の流れ。
見事に相手の腹部に前蹴りが炸裂。
泣き出す相手、あっけない勝利に戸惑う私。

「これからは理不尽には屈しない」
そう心に誓い中学へ進学しました。

テコンドーと繊細さん

中学は暴力に対抗する力をつけ無事に過ごし、高校生になります。
格闘技や武道への憧れは醒めることはありませんでした。
自宅から自転車で通うことができる武道の道場を探しました。
近ければなんでもいい、そう思いタウンページで探すと、、、
テコンドーの道場が一番自宅の近くにありました。

すぐに見学、入門を経てテコンドーにのめりこんでいきます。
全日本大会で後楽園ホールのリングで強敵たちと闘ったり、
テコンドーの道場を運営したりとテコンドー人生を謳歌しています。

妻もテコンドーを通して知り合い結婚。
俗に言う「テ婚」というやつです。

ドーターミーツ繊細さん

テ婚して2年、妻が妊娠。
テコンドーの申し子が愛知の地に爆誕!?
数か月経つと妻のお腹は大きくなり、
申し子がお腹の中で動くのが分かるようになります。

その時点で「姿は見てないけどきゃわゆい!」
と意味不明な思考になっていました。

テコンドーのおかげで心身がかなり鍛えられましたが
中身はやはり繊細さん。。
社会に出たら余計に苦労が絶えません。
どうか、私の繊細さんが遺伝しませんように。
ずっと祈っていました。

安産祈願で断酒し、毎日神頼みをする日々。

そして2022年4月26日AM10時頃、妻が入院。
そわそわと筋トレしながら申し子の誕生を待っていました。

妻の応援団

PM6:08

申し子が爆誕!
前々からわかっていましたが女の子です。

コロナのせいで立ち合いも面会もできず、
この文章を書いているときも彼女と妻に会うことを
心待ちにしています。

テコンドーの申し子だから名前は
「蹴子(しゅうこ)」「茶木(チャギはハングルで蹴り)」かしら。

そんなわけもなく名前は
「陽葉(あきは)」になりました。

あきはの誕生はあきはパパの誕生も意味します。

あきは、生を受けて二日目

あきはパパは繊細さん

あきはの誕生を機に、もっと強くならなければ、
道場をもっと発展させねばとやる気が湧いてきます。

テコンドーのブログにはなかなか書けないので
このnoteを使ってあきはと私、そして見守る妻の成長を
書いていきたいと思います。

あきはが将来、家を出る時にパパの当時の想いを
見せてあげられるよう、書き続けます。








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