シンガポール〜4年ぶり、36カ国目の海外なり〜Vol.1
after コロナ?withコロナ?とにもかくにも4年ぶりに海外に行ってまいりました。シンガポールへ。
実はわたくし失礼ながら、アジア・東南アジア諸国よりもヨーロッパに興味がありまして、30カ国以上行っておきながら積極的には行っていない地域でした。興味もさることながら、ヨーロッパよりも近いので、いつでも行けるという甘えもありました。決して避けていた訳ではございません。でもコロナを経て、いつでも行けるところなんてないんだと世界が突然遠くなり、思い立ったらすぐにでも、行きたいところ、行けるところに行こうと思うようになりました。
そんなわけで、バリ(学生時代の家族旅行)・カンボジア(プライベート)・タイ(仕事)に続いて4カ国目のそちらの方面に行きました。
いやぁ面白いことがたくさんありました。シンガポールに行ったことがある方はたくさんいると思います。ただおすすめ観光地を紹介するだけでは面白くないでしょう。そこで、今回はシンガポールの電車事情と屋台事情に特化してお伝えしたいと思います。
電車
本題に行く前に、シンガポールの電車に乗って楽しかったことをひとつ。すでにシンガポール生活を2ヶ月ほどしていた夫から、車内はいつもハピハピなんだよ〜と聞き、HAPPY? なんぞや…と思っていたのですが、車内放送のことでした。中華系、マレー系、インド系とさまざまな民族が暮らすシンガポールでは、英語のほか中国語、マレー語、タミル語が使われており、車内放送や注意書きも4言語でされています。「ホームと電車の間に隙間があるから気をつけてね。」というような放送が毎回流れるのですが、中でも気になるのがマレー語のハピハピ。よく聞いてみるとハティハティ。調べてみると、どうやら「気をつけてね」という意味の「HATI HATI」のようでした。マレー語は同じ単語を二つ並べて意味を成すことが多いので余計に可愛く聞こえるんですね〜。電車がハッピーな謎が解けてスッキリ!
マナー
さて本題です。シンガポールは公共交通機関を推奨している国ですので、値段はリーズナブルです。また電車からバス、バスから電車など公共交通機関同士での乗り継ぎは一定時間内であれば、ものすごく安く(0.04ドルなど)乗り継ぐことができます。
しかし、日本人からするとシンガポールの電車のルールは当たり前を超え、非常に不思議なものです。
画像をご覧ください。まず一つ目、「No somoking(禁煙)」。これは日本人にとっても当たり前のことですよね。1000ドル(10万超)の罰金というのはなかなか厳しいですが、禁止事項という点では現代の日本では当たり前ですので、納得できると思います。
お次(下)は、 「No flammable goods(火気厳禁)」。これもわかりますよね。罰金が5000ドル(50万超)というのはまたなかなかですが、ここまではまあ理解できる範囲内です。
三つ目「No eating and drinking」に行ってみましょう。日本でも香りの強いもの(例えばハンバーガーやポテト)やお箸を使って弁当を食べるなどは普通列車ではしませんよね。(新幹線など特別な列車は別です。)稀に車内やホームでおにぎりやサンドイッチを頬張っている方は見かけます。しかしシンガポールでは車内で水を飲むことすらいけないらしいのです。乾燥で咳き込んだらどうしましょう。飴をこっそり放り込むくらいはいいのでしょうか。。。(ちなみにガムは国として持ち込むことすら禁止です。)それでもタッパーでのテイクアウト文化が盛んなシンガポール、カレーの匂いのぷんぷんするテイクアウトを車内に持ち込んだり、某コーヒーチェーン店の飲み物を持ち込む(飲みかけでもその場で飲んではいません)ことは問題ないようです。匂いという面ではむしろ水を飲むより害が大きいのでは?そのタッパーや飲み物を落としたりこぼした場合、水をこぼす方がマシなのでは?という考えはもう隅においておきましょう。国としての決まりなのです。従うしかないのでしょう。これも文化というものです。
文化といえば四つ目の「No durians(ドリアン禁止)」。これは特殊ですね。そもそも日本ではなかなかドリアンは手に入らないので、電車に乗せる機会はまずないでしょう。しかしシンガポールではわざわざ記載されている。つまりそれほどまでにドリアンは日常的フルーツで、好きな方も多いという前提があります。ただそれでも皆さん「臭い」とは思っているということですよね。それもまた人間の味覚嗅覚の不思議。美味しいものは良い香りではないんですね。屋台にも多く並び、街でも香るドリアンの香りですが、それでもだめとは。。。ここのドリアンは格別という噂の屋台があるのですが、持ち帰れないとなるとそこで食べるしかないのでしょう。そしてドリアンに関して面白いのは、なかなかの罰金を取るシンガポールですが、ドリアンに関しては持ち込み禁止を破っても、罰金がないということです。みんな(きっと偉い人も含め)好きだから多めに見てねということ、とでもしておきましょう。
路線
シンガポールの電車は非常にわかりやすくできております。主要路線は5つ。North South Line, North East Line, East West Line, Circle Line, Downtown Line、つまり南北線、東北線、東西線、サークル線、ダウンタウン線です。名前だけでいうと、東京の地下鉄に少し似ていますね。そこで例えば東京で考えると中央線、山手線、京浜東北線(他)や丸の内線、銀座線、副都心線(他)などたくさんの路線があるので、それを読み解くのは大変難しいですよね。名前からある程度想像できるシンガポールは非常に良心的だと思います。事実、初めてのシンガポールでしたが、夫に案内してもらった1日目を経て、2日目以降は一人でどこへでも行けるほどわかりやすいものでした。ちなみに電車に乗るには、ezlink(イージーリンク)という交通系ICが必要です。駅で機械を使用した現金・クレジットカードでのチャージのほか、ICカード自体をスマホに登録し、オートチャージする方法など様々ですが、一つ注意点があります。なぜかはわかりませんが、駅でのチャージでクレジットカードが使えませんでした。夫と私とそれぞれ2〜3枚ずつ試しましたが、どれも受け付けてもらえず、結局現金でチャージしました。余談ですが2019年のオーストラリア(シドニー)でも同じことがありました。2023年はどこでも無事できるようになっていましたが😎
今回はここで休憩です。
屋台事情も書こうと思っていましたが、長くなってしまったので次回にします。もしも万が一楽しみに読み進めてくださった方がいたらすみません。次回をお読みください🙏
See you soon!