脳内シュミレーションの結果
打算的腰掛け社員になろうと、
ものすごく情けない決意をしてからすぐ。
まずは先立つものの算出をと考えてみた。
◎家賃6万くらい
◎光熱費1万円くらい
◎携帯1万円くらい(機種代込み
◎交通費4万
---------------------計12万
ざっくりしたどんぶり勘定でこのくらいは日々たとえば食事を摂らなくてもかかる。
転職するとしたら、交通費はこんなにかからないだろうから半分になるとして、計10万。
手取りが14万円くらいになったとしたら、
生活費とその他諸々を4万円でやっていかないといけない。やっていけなくもなさそうだけれど、月々に貯金に回せる金額があるのかないのかはわからない。
もっと最悪なことを考えると、
アルバイトで時給800円のところで働くとする。フルタイムでもちろん働くから、
¥800×8h=¥6,400
月20日くらい働いたら¥128,000
そこからもろもろ引かれたら10万超えられるだろうか。あれ、ご飯食べられない。
掛け持ちして休みなしで30日働けば、
なんとかやっていけなくもない…けど、
30過ぎた体力のないわたしにそれは現実的じゃない。
引っ越してもっと安い所に住めば、もやしと豆腐と納豆で食べていけるかもしれない。
今使っている化粧品はおそらく使っていけない、唯一の楽しみなのに。
本も読めなくなりそうだ、残りわずかな趣味なのに。
*
うーーーん…。
すぐに引っ越しは現実的じゃないし、
どう頑張っても交通費は腰掛けしてる間はかかる。携帯を安いのに変えるのは可能。
光熱費もおそらく削ることができる。
食費は簡単、外食をやめて、お弁当生活にすれば良い。冬は鍋作っとけば2日は余裕だ。
お酒はもともとそんなに飲まないけれど、
最近ビールの味を覚えてしまった。
*
さて。実際にシュミレーションするとしたら、
まずは食費を落とすのが取り掛かりやすい。
携帯はもう少したたないと解約料がかかってしまう。
お弁当を作るために、あれこれ買い込んだら意味がないので、保温マグで汁物とおにぎりだけで十分。
もちろん甘めな妄想なので、
きっと色々他にも大変なことがあるはず。
食費も、ボンビーガール観てるかぎり、
絶対余裕ある部類だと思う。
*
毎日嫌々起きて、体引きずって支度して、
無感覚で仕事に行き、ため息我慢しながら
胃痛い…と疲れ切って帰ってくる。
帰ってきたらテキトーに用意した食事に、
最近ならビール開けて、テレビかHulu観ながらなんとなく食べて飲み、あー明日も仕事か、やだけどそろそろ寝るか…と寝る。
書き出してみたらなんともつまらない毎日。
でも、つまらなくしてるのもきっとわたし自身なのだ。
ゲームだと思えば良いのかもしれない。
◎毎月1万円で食費を抑えるゲーム
◎イライラに引きずられないように、
無になるゲーム
◎毎日家事をタイムアタックでやって成績を残していくゲーム
ついでにナイキのトレーニングアプリどれだけ続けていけるかのゲーム。
………
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職場では無口な人になりきって、
帰ってきたら思いっきり素の自分に戻れるゲームもいいかもしれない。
どうせ休日に職場の人間になんて会わないから、メイクも服も思いっきり変えて。
ここまできたらもう精神的コスプレ。
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自分にとって大切なものを大事にする、
そういう感覚が昭和世代の多い会社にいると
どんどん鈍くなる。
ただ、時代も変われば働き方も変わるし、
自分だって読み聞きして考えも変わる。
よく古めのドラマに出てくる
昭和なお父さんが、
誰のおかげでメシ食えてると思ってんだ!
とちゃぶ台ひっくり返してわめくような、
そういう圧迫感。
そういうのを独身でもたまに社会から感じたりするもんなのだ。
たしかにお父さんのおかげでご飯食べてます。
好きなものも買ってます。
ビールも飲んでます。
でもさ、それってわざわざ力のかぎり
腕振り回して言ってくることなの?
と盾突きたくなる瞬間がある。
お父さんだけが大変な思いしてるわけじゃないんだからね!と反抗したくなる。
そうか、わたし今絶賛社会的反抗期なんだ!
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入ってくるものがあるうちに、
貯め込んで余裕を持とう。
余裕がないとタイミングを見失うから。
いつでも辞められる、と思って続けるのと
今辞められない、まだ辞められない…と
続けていくのでは精神衛生上のあれやこれやが違うもの。