2024年11月15日(金)競馬ブログまとめ
今回のマイルCSは能力上位が拮抗しているし、
能力の差はハッキリしたレースだと考えています。
エルトンバローズはちょっと足りないと考えていますが、
スポニチ鈴木さんが高評価ですので、
枠順が出てからにはなりますが、
相手厚めにするかどうか確定させていきます。
それでは今日の競馬記事をどうぞ。
「2024年 マイルCS スポニチ鈴木さんの馬体診断『達眼』を考察して各馬の能力比較」
エリザベス女王杯は1位のレガレイラは飛んでしまいましたが
2位の85点のホールネスが3着。
3位で80点のスタニングローズが1着。
2着のラヴェルは抜けでしたね。
今週も宜しくお願い致します。
スポニチ鈴木さんの馬体診断の全文を読みたい方はこちらをどうぞ。
1位は95点で2頭。
「ジュンブロッサム95点 値千金の毛ヅヤ!重賞初勝利の勢い」
マイルCS有力馬の中で毛ヅヤの良さならこの5歳馬が断トツです。
馬体を乾かす前の写真撮影。被毛がぬれています。
ぬれ馬、値千金。
ぬれた馬はしっとりと美しく映るから値打ちがあるとの意味ですが、
乾いた後の馬体も値千金。
被毛の内側からにじみ出したような褐葉の輝きです。
よほど体調がいいのでしょう。
充実の5歳秋を体現するような毛ヅヤです。
体形は父系の特徴を体現しています。
祖父ディープインパクト、父ワールドエース譲りの柔らかい筋肉。
量より質。筋肉マッチョではないが、しなやかで弾力性に富んでいます。
特に首差しと肩の筋肉が素晴らしい。
前肢に比べてトモが少し寂しく映るあたりも父と共通しています。
父もそうでしたが、
トモの薄い馬は後肢に負担がかかる上り勾配が直線に待ち受けるコースより
京都のような直線平たんの方が戦いやすい。
淀のターフで花咲く馬体です。
首抜けの良さもこの父系の特徴でしょう。
膝下は少し細いが、腱がしっかり浮き出た健康な脚。
立ち姿は頭の位置が高いが、目、耳、鼻先は前方の一点に集中しています。
(19戦もしているので上積みが疑問だし勝つまではどうか。
ただし前走の末脚はかなり目立っていましたので馬券内はある)
「ナミュール95点 バネの強度1段UP!力みひとつない姿」
ナミュールは今春と変わらない、しなやかな体つき。
いつも通りトモの筋肉にはバネを仕込んだような弾力性がありますが、
今回はバネの強度を1段上げたように映ります。
休み明けで少し太めですが、比較的小柄な牝馬なので今週の調教で絞れるでしょう。
力みひとつない立ち姿には好感が持てます。
穏やかな視線。ハミ受けもいい。
海外遠征も経験し、精神的に成長しているのでしょう。
ジュンブロッサムほどではありませんが、毛ヅヤも良好です。
(昨年は前哨戦を使っての参戦でしたが、今年は安田記念からのぶっつけ。
昨年すでに勝っているので連覇を狙っているローテーションとは思えない。
能力はあるので消しはできないかなと)
2位は90点で3頭。
「エルトンバローズ90点 馬体にシャープさが加われば理想的」
エルトンバローズの大きく横に張った顎。食欲旺盛なのでしょう。
体全体に大きな筋肉を備えています。それでいて、きっちりと仕上がっている。
意志の強そうな顔つき、穏やかな立ち姿。
あとは馬体にシャープさが加われば理想的です。
(昨年、毎日王冠を勝ったときは強いのかなと思いましたが、ちょっと足りないのかなと。
展開によっては馬券になる可能性はある)
「ソウルラッシュ90点 6歳秋でも太くて強い首健在」
ソウルラッシュの太くて強い首は健在。
6歳秋になっても筋肉量は落ちていません。
鋭い眼光。目とともに耳と鼻先もカメラマンに向けて集中しています。
左後肢を後ろに流して尾に力を入れていますが、
マイルまでなら問題ないでしょう。
(馬の力は衰えていない。力のいる馬場になると、より有力。
決め手不足なので、それを補うために団野はどう乗るのかが課題)
「セリフォス90点 肩とトモに父譲り筋肉」
セリフォスは父ダイワメジャー譲りの大きな筋肉を肩とトモに備えています。
肋(あばら)が浮いて見えるほど仕上がりも良い。
栗毛の被毛がチョコレート色に輝いていますが、
年齢とともにヒ腹の周辺に差し毛が増えています。
(一昨年の勝ち馬。能力は健在でいつ勝ってもおかしくないが、
それ以来勝ち星に恵まれていない。今年も川田が手綱を取るので
昨年とは違う乗り方をしてくると考えると、やはり怖い1頭)
3位は85点で2頭。
「ブレイディヴェーグ85点 流麗シルエット 体形は中距離向き」
ブレイディヴェーグは牝馬らしい流麗なシルエット。
柔軟な筋肉を備えているし、フックラとした体つきにも好感が持てます。
ただ、体形は中距離向き。
(中4週明けての参戦。富士S組よりローテーションは余裕があるのはいい。
特に牝馬はゆとりのあるローテーションのほうが走る。マイルは初めてですが
切れる脚は持っているし有力。ルメールも心強い)
「フィアスプライド85点 モグシ着用で気持ち良さそう」
フィアスプライドは全身に毛足が伸びていますが、体つきはフックラ。ハミの代わりにモグシ(簡易頭絡)の着用で、気持ち良さそうに立っています。
(ローテーションはブレイディヴェーグと一緒ですが能力不足では)
4位は80点で4頭。
「バルサムノート80点 筋肉マッチョ!特に首差しがたくましい」
バルサムノートは筋肉マッチョな馬体。特に首差しがたくましい。
鼻りょうが突き出した顔つきも精かんです。
ただ、肩にはもう少し傾斜が欲しい。
(ちょっと上位組とは力の差があるように感じます)
「マテンロウスカイ80点 毛ヅヤ良好 疲れはなさそう」
マテンロウスカイはマイルというより中距離体形ですが、毛ヅヤは良好。
疲れもなさそうです。
ただ今回もハミ受けが甘い。前向きさを見せてほしい。
(中距離がいい馬で、マイルは走り方から忙しいと思う)
「ウインマーベル80点 短距離色が強く マイルは…」
ウインマーベルは前肢の筋肉量が増え、スプリンター色がより強まりました。
マイルはよほど上手に走らなければきつい。
立ち姿には活気が欲しい。
(この馬はスプリンター。鈴木さんのおっしゃる通りマイルは長い)
「アルナシーム80点 体重以上の貫禄」
アルナシームは体重(前走448キロ)以上にボリュームがある。
首から肩にかけて、いい筋肉を付けていますが、ハミで遊びながら立っています。
(1800mがベストの馬でマイルは少し短い印象だし、上位とは力の差もあると思う)
「2024年 マイルCS タイムトゥヘヴン 直線で2回のロスがあったが...」
「関西圏で使ったのは2回」
いずれも京都金杯で、場所は中京と京都。
それぞれ0.3差7着と0.7差7着。
まあ、普通に考えれば苦しい。
それでは前走チェックです。
GⅡ 富士S 東京1600m
この日の東京の馬場はAコースで差し有利
出遅れて後方2番手からの競馬。
直線は2回外に出すなどロスがありますが
脚は使えていない。
ここでは無理でしょう。
「2024年 マイルCS 能力上位5頭の能力比較 それぞれの長所と短所」
「ここを目標に来た馬はどの馬か」
まずはシックスペンス。
唯一の3歳馬。
「長所」
先行力があり、自分の形に持っていければ強い馬。
スプリングSは圧巻でした。
初の古馬相手の毎日王冠も勝ってますし、底を見せていない。
「短所」
古馬のGⅠは走っていないし、3歳同士のGⅠはダービーに出走していますが、
距離が長かったとはいえ、良いところがなかったので
真の力があるかどうかはまだわからない部分もある。
内枠を引きたい。
他の有力馬が後から行く馬が多いので
能力が通用すれば有利に競馬を運べる可能性がある。
ローテーションも良い。
次にセリフォス。
「長所」
このGⅠを勝ってますし前でも競馬できる。
GⅠではいつもそこそこは走っていますし、
前走を叩いて上積みもある。
「短所」
一昨年勝ったときの勢いはない。
最近勝ちきれていない。
ピークを過ぎた可能性がある。
今回走り頃に感じられる。
再びGⅠを勝つ力はあると思う。
前哨戦を使っているのは好感持てる。
3頭目はソウルラッシュ。
6歳ですが昨年は2着ですし、今年の安田記念でも3着と衰えはない。
GⅠを勝つ力はあるので争覇圏内。
決め手不足。上位を狙えるとは思いますが、
GⅠはもう一歩のところで届いていない。
それでも5頭の中でも上位。
前哨戦を使っていうのは良い。
今度こそか。
4頭目はナミュール。
「長所」
昨年の後方大外一気の競馬は記憶に新しい。
決め手はナンバーワン。
「短所」
昨年このレースを勝っているし
今回は安田記念以来で、
もしかしたら香港マイルを狙っているのではないかという疑問がある。
5頭の中でも実力上位。
最後はブレイディヴェーグ。
「長所」
末脚は確実な馬で切れる脚を持っている。
底も全く見せていない。
「短所」
基本的には中距離馬でマイルでどれだけ対応できるか。
それに牡馬相手のGⅠも初めて。
あとは長期休養明けで勝ちましたが反動がないかどうか。
5頭の中では決め手は間違いなく上位。
5頭の中で能力も上位の可能性はある。
ローテーションは良い。
さて、マイルCSですが、先行馬が外枠に集まればペースは速くなるし、
枠順によってある程度の展開が読めるので、
どんな馬が有利になるのかをじっくり考えてみたい。
それでは競馬はまた明日。