まことの華姫を読んで
畠中恵さんの本です。
まことのことを教えてくれると噂の操り人形華姫とその人形遣い月草の周りで起きる、悲喜こもごもです。
ぱっとしない人柄の元人形職人の月草。でも繰り人形華姫を抱えた芸人月草と華姫は、見事な名コンビです。まことを教えてくれるとの噂を頼りに持ち込まれる、あれやこれやと向き合っていきます。
畑中恵さんの本は、ほんと、どれを読んでも面白いです。
何が起きたのか、なぜ起きたのか、起こしたのか。
起こった事実に、何を思うか思っていたのか。本人にさえ、わからないこともあるよなぁと。「まこと」を知ったとして納得できたり良かったと思えたりするとは限りません。
「まこと」も良いのですが、私は私が良いと思える解釈でいいやと気楽に過ごしております。逃げしろ大事です。
昨日、姉の愛犬を抱き上げようとしたら、全力キックをされたのですが、愛が溢れてしまったのだろうと信じ...ツンデレかな...。そっと涙をぬぐいました。