ジム・ロジャーズの「大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く」レビュー

こんにちは、在宅ママ昭恵です。

本日は、ジム・ロジャーズ氏の著書「大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く」についてご紹介いたします。この本は、ロジャーズ氏が世界を旅しながら得た投資の知識と洞察をまとめたもので、投資家にとって非常に貴重な内容が詰まっています。さらに、この本の日本語訳を手掛けたのは、親しい間柄である林則行氏です。

著者紹介:ジム・ロジャーズ氏

ジム・ロジャーズ氏は、1942年にアメリカ合衆国アラバマ州で生まれ、イェール大学とオックスフォード大学で学問を修めた後、ジョージ・ソロス氏と共にクォンタムファンドを設立しました。このファンドは、10年間で4,200%のリターンを達成し、ロジャーズ氏は世界的に有名な投資家となりました。その後、ロジャーズ氏は投資業界を離れ、世界各地を旅しながら経済や市場の現状を直接観察し、独自の投資哲学を築き上げました。

「大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く」の概要

「大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く」は、ロジャーズ氏がバイクと車で世界を旅し、各地の経済状況や投資機会を直接観察した経験を綴った本です。ロジャーズ氏の視点から見た世界各地の経済情勢と、その中での投資機会について詳細に解説されています。

林則行氏の貢献

この本の日本語訳を手掛けたのは、国際的に活躍するファンドマネージャーである林則行氏です。林氏は、米国コロンビア大学を卒業後、ジム・ロジャーズ氏の推薦でフィデリティ投資顧問に入社し、その後も数々の大手金融機関でキャリアを積みました。林氏の深い知識と経験が、この本の翻訳に大いに活かされており、日本の読者にとっても非常に理解しやすい内容となっています。

ロジャーズ氏の投資哲学

この本で紹介されているロジャーズ氏の投資哲学は、非常に実践的であり、多くの投資家にとって参考になる点が多いです。

1. 現地観察の重要性
ロジャーズ氏は、机上の理論やデータ分析だけでなく、現地を訪れ、自分の目で見て感じたことを重視します。これは、投資先の国や地域の真の経済状況を理解するためには、現場での観察が不可欠であるという考えに基づいています。

2. 長期的視野
短期的な利益を追求するのではなく、長期的な視野で投資を考えることが重要です。ロジャーズ氏は、世界各地の経済成長の可能性を見極め、長期的に利益を得ることを目指しています。

3. 多様な視点からの分析
ロジャーズ氏は、多様な視点から経済を分析します。これは、文化や歴史、政治状況など、さまざまな要素を考慮に入れることで、より包括的な投資判断を下すことができるからです。

印象的なエピソード

この本には、ロジャーズ氏が世界各地で体験した多くの興味深いエピソードが紹介されています。例えば、彼がアフリカの市場を訪れた際のエピソードでは、現地の人々との交流を通じてその地域の経済状況を深く理解する様子が描かれています。また、中国やインドなどの新興市場に対する洞察も非常に興味深いです。

まとめ

「大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く」は、ロジャーズ氏の投資哲学と世界各地での経験を通じて、多くの貴重な知識を提供してくれる一冊です。現地観察の重要性や長期的視野の持ち方、多様な視点からの分析など、投資家にとって非常に参考になる内容が詰まっています。さらに、林則行氏の優れた翻訳によって、日本の読者にも非常に読みやすい形で提供されています。投資に興味がある方や、世界の経済情勢について知りたい方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。

以上、在宅ママ昭恵の読書レビューでした。次回もどうぞお楽しみに。

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