名トの子達 その6
最強の名前トーナメントにエントリーしたりしなかったりした名前達の覚書その6です。おおむね開催日(公開日)順に並んでいます
最強の名前トーナメントの概要については下記のサイトや他の方のnote記事などに詳しく載っているので割愛します
つぼ押し
河原の石です。第五回公式戦後のゲリララッシュの一つ、河原の石杯3に出した石。
名前!その場で何となく思いついた単語!
特徴!つぼ押しという名前が付く石の特徴を何となく出して「こうだったら嬉しい」を付け足しまとめたもの!なんとなく拾うか貰うなりしてなんとなく惹かれてなんとなく近くに置いている石って嬉しい。それはそれとして尖った石って握りたくない、痛いから。
戦績:一回戦敗退
うお~負けちゃった。でも競るところまで行けたので良しとします。今度探しに行こうかな、つぼ押し。
雪華透身の石膏嬢 セレナイト・アラバスター
なんか肌が白過ぎる石膏像みたいなおねーさん。
ダマスカス杯は宝石・鉱石・岩石をモチーフとする名前を出し合って戦う大会です。今回参加したのはその第二回目。
ダマスカス杯に出場するにあたって個人的に一番身近な石ってなんだ?となり、真っ先に思いついた石膏を採用しました。そして一般的にイメージされやすい石膏の姿として石膏像に。石膏は脆いので「脆身の~」、脆身で魅力を持たせるなら深窓の令嬢っぽい感じ→「石膏嬢」となりました。像と嬢で母音・子音がともに揃っているので気に入っています。「脆身の~」の脆は後述の透明石膏との兼ね合いで透に変わっています。ついでに「透身」と「刀身」を掛けているつもりになっている。
名前の由来は透明石膏(セレナイト)と雪花石膏(アラバスター)。二つ名の前半にも入っています。透明石膏は第一回ダマスカス杯の出場者がモチーフにしていた砂漠の花にも含まれていたりするやつです。名前の通り透明です。雪花石膏は彫刻やランプなどに用いられることが多く、特徴的な白さがあるそう。アラバスターは古代だと方解石を指し、現在では専ら雪花石膏を指しています。余談ですが「セレナイト・アラバスター」は姓名どちらかのみを呼ぶと石膏の名前にしかならないので私はセレバスターさんと呼んでいます。
必殺技。方解石とは異なり塩酸に溶けないことから「貴方に私は溶かせない」とか「この身は溶けぬ酸性刃」とかの案を出したものの、なんとなくまとまらなかったので没 に。さっき「「透身」と「刀身」を掛けている」と言っていたのを必殺技に盛り込むため、「透刃」を出す。刃が透けているのかめちゃくちゃ細いのか衝撃波的なものなのかは不明。なんか綺麗な剣だというイメージだけがある。「雪月花」の方は雪花石膏とセレナイトの要素が合体したもの。セレナイトの由来がギリシャ神話の月の女神セレネなので月です。確かここで雰囲気が完結してしまって「これ以上必殺技付け足すと蛇足にしかならんな~」となったので必殺技1個だけで提出しました。ちなみに足掻きで石膏の英名がplasterなのと何某かを掛けようともしたものの、これも没にしてる。
戦績:準優勝
ありがとうございます!!!!!!本当に嬉しい。なんかもう怖い。各試合中ずっと怖かった。石膏の強度でここまで勝てるとは微塵も思っていなかったので。有難いことに決勝まで勝ち進んで決勝戦も悔いなく負けられたので滅茶苦茶満足してる。いやもっと勝ちたいな。
一回戦!石膏嬢が観客に刺さりまくってる。予想以上の反響があってびっくりしてます。「発明レベル」とまで言われててすごい。髪も服も肌も瞳も白いのがすぐ伝わっていたので嬉しいですね。試合は3人乱戦、全員名前から戦い方が掴みにくかったためか、はじめの投票では全員同票の完全競りに。ここ凄すぎ。セレバスターさんの必殺技、「明確に攻撃が来た うれしい」「剣豪!?」「美しいね」と言われてました。必殺技で戦闘手段を明示しててよかったー。再投票、1票差で勝ちました。
二回戦!テレビ石として知られるウレキサイトがモチーフの選手と戦いました。概念的な透明と物理的な透明の透明対決でしたね。初めて見たときからかなり好きな選手だったんですけどまさかここでマッチングするとは。議論ではセレバスターさんの石膏粉で相手の空白を埋めて攻撃が通るようにするという戦い方が話されていました。この試合は”勝たせてもらった”という意識が結構あります。次に戦うときは正面から勝ちたいですね、勝てるかな……。
三回戦!私はこの試合が漫画化されたときのシーンに思いを馳せて勝手にしんどくなってました。演劇とか舞踏会みたいな世界観を感じる。「アラバスタさんが御影さんに「貴方は私と主役に~」みたいなことを言って告白してる図しか思い浮かばん」、「石膏嬢様は引き立てられる方っぽさはあるけど、引き立て役のような人にも優しそうで、それがまた、御影の感情を、こう」などの声が寄せられていました。御影さんと呼ばれているのは対戦相手の方です、花崗岩モチーフ。好きな選手と当たりまくってて嬉しい。
準決勝!ラピスラズリモチーフな銃使いの方と対戦しました。弾丸vs剣という王道な戦いでしたね、嬉しい。「踊るように戦う」「自然と大胆な策に出れそうなイメージ」と言われてた。良い~。対戦相手との噛み合いで弾丸を剣で切断する話がでてましたね、これ本当にロマンあって好き。……あれ、勝ったということはセレバスターさんは弾丸斬れるのか!凄いなぁ。言及の中で一番刺さったのは「弾丸で貫かれてバラバラっと体が崩れるお嬢が見たくないと言えば嘘になるな…」です。石膏は破壊する瞬間が最も美しいですからね。
決勝!エメラルドモチーフな大楯使いの方と戦いました。この方格好良すぎる。杯中ずっと応援してたら決勝で当たってしまった。試合中は”透刃は楯の内側まで届くのか”が議論のキーになっていた感じがします。楯を透過して斬れたとしても本人自身が全く動じることのない強靭さを持っている、「経験と実績の重み」がある、それまでの試合で剣士に勝って来ている文脈があるという所で相手に軍配が上がりました。モチーフ選びの時点で懸念していた石膏の強度の低さがちゃんと回収された上に杯中の文脈を踏まえた剣士と楯の噛み合いでちゃんと負けられたのでかなり満足がいっています。ダグさんと戦えたの本当に嬉しい、光栄です。
改めて、準優勝ありがとうございます。セレバスターさん、ずっと気高いし試合を追うごとにめきょめきょと強くなっていっていて本当に凄かった。いつか姿を拝みたいですね。
骨抜き一筋32年 ≪骨抜き野郎≫ 五十集 亮次(いさば りょうじ)
魚と人の骨抜きに人生を懸けた男、五十集 亮次です。
作っている当時のメモ
骨抜き一筋32年 五十集 亮次(いさば りょうじ)
魚などの骨抜きと人の骨抜き(魅了)を掛けてる
色男の漁師とか魚屋とか寿司屋とかそのへんのそういうの
公式絵付き杯~ワクワク編~は、選手一人一人に主催が描いた公式FAがついた状態で出てくる「公式絵付き杯」の一つです。募集期間中は参加者がこぞって主催の性癖を刺しに行っていたり主催の出したキャラへのFA等々が飛び交っていたりして面白かった。
私が出した選手は骨抜き一筋32年 ≪骨抜き野郎≫ 五十集 亮次(いさば りょうじ)。魚と接する機会がとても多いなにがしかの職種のおじさんです。「骨抜き一筋~~年」というフレーズがストックにあったので、それを練り練りして作りました。あと、公式絵付き杯なので「自分には描けないけど主催なら上手く描いてくれるだろうというイメージのキャラ」にするようにも意識しています。公式絵付き杯って他の人の絵の描き方を見れる貴重な機会でもあるので。
設定っぽいものはキャラの見た目希望欄に書いている分で大体全部なので特に言うことはないですね。依頼文が拙すぎて恥ずかしいということぐらいか。怖い文送ってごめん!あと「色男」と2回言っている。はじめに書いたときは3回言ってました。大事がり過ぎてる。
名前について。ストックの「骨抜き一筋~~年」をもとに、まず従事歴。中年が一番脂の乗った時期なのでその辺りになりそうで且つ語呂が良い感じの数ということで32年になりました。
苗字の五十集は確か漁師によくいる苗字で調べて出てきた記事にあった単語だったはず。「五十集(いさば)とは、磯場とも書き、漁場、魚市場、魚商人や水産加工業者の意味で共通して用いた用語。」(Wikipediaより引用)らしいです。名前の亮次はフィーリングです。ちょうど呼びやすくて居そうな感じの名前。
≪骨抜き野郎≫はあだ名。「骨抜き一筋32年 五十集 亮次」だけだとインパクトが弱く、「だから何?」という感じがしたのであだ名を付け足しています。行く先々で女も子供も男も口説き誑し込んでいるので「骨抜き野郎」と仲間内で呼ばれて軽く要注意人物扱いされているイメージ。≪≫で囲んでいるのはなんとなく背骨っぽかったから。
必殺技。……はい、かなり欲です。なんか作ってたらこうなっちゃった。背骨を撫でるように刃を通して魚を卸しています、人にやるとついでに腰も抜ける。ちなみに本来の魚の骨抜きはピンセット形の器具を使って地道に小骨を取り除いていく滅茶苦茶地味な作業です。大事ではあるけど強さに持って行きにくい、というわけで魚を卸したり捌いたりする動作もなんとなく取り入れています。
戦績:一回戦敗退
キヒャ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!最高最高最高最高!!!!!!!!ありがとう主催、ほんとうにありがとう。杯開催前まで作者の頭の中では「骨抜き用ピンセットを構えたカスの板前」以上の像が結ばれていなかったのに試合で信じられないぐらいに良過ぎる≪骨抜き野郎≫ 五十集 亮次が出てきて泡吹いて倒れそうになってた。良すぎ、骨抜きにされたもん、見た瞬間一目惚れですよ。今ちらちら五十集 亮次のFA見ながらこのnote書いてるんですけど見る度に息が詰まる詰まる、命日かもしれん今日。
余白が良い!実は余白って行間と同じでめちゃくちゃ雄弁なんですよ、画面全体の雰囲気を最も握っているのが余白と言っても過言ではない。「五十集が肩肘をついてこちらに笑みを投げかけている」という構図はこちらの存在をその場面の中に含んでいるということと同義で、何が言いたいかというと「俺(お前)と五十集 亮次は今実際に存在する場所で対面している」ということなんですよ。いや実際に存在していなくてもいいんだけど、とにかく対面している場所が無意識に想定されているはずなんです。(これがガチ恋距離というやつか……!とかここだけで色々と感謝したいところがある。)で、その場所にあたる部分が余白になっていて見る側に委ねられている。居酒屋で対面していてもいいし港のどこかで談笑していてもいいしどこかの四畳半で話し込んでいてもいい。そしてそういう場面が見えるのと同時に五十集 亮次の底知れなさというか引力が感じられるのがこの余白なんですよ。余白には引力があって、全部引き込むし全部がそこにある。それが滅茶苦茶上手く活かされている、このFAは。
あと、顔周り以外のデザインをかなりシンプルにしてもらってる。青い無地の和服でアクセや武器などの装飾的なアイテム・柄がなく、青い影色もあって全体の色調が冬場の海みたいになっている。このお陰で五十集が海の男であること、しかし熱い訳ではなく冬の海のようにしんとした重さを持っている人間であることが分かるし顔に視線が誘導されア゛ァッッッ
倒れました。ありがとう主催。
ゆずうどん
ピチューのときから一緒に育ってきたうどん職人ピカチュウ。♀です。
俺版突発ピ杯はピカチュウにつける名前を考える杯です。初回は最強のピカチュウの名前杯。今回は別の方が主催をしています。募集期間1時間で100匹以上のピカチュウが集まり、抽選を通った64で試合が行われました。多い。
ゆずうどんはあえなく抽選落ちでした。実は名トで初めて抽選落ちした子です。
ゆずうどんは本編で使える/使われていてもおかしくなさそうな感じの名前を念頭に置いて作った名前。作り始めてすぐに何故か「〇〇うどん」という構成が浮かんでしまいこれに固執して名付けをしてました。黄色いうどんになるように「きなこ」とか「たまご」とか入れてみたものの、うどんとしての気持ち悪さとか被りとかが気になって没に。最終的に「ゆずうどん」になりました。ゆずが載ってるうどんって高級感があって嬉しいですよね。
鳴き声はフィーリング。ピカチュウってこう鳴きます。
必殺技はダイパのピカチュウが覚える技から選出しました。うどん作りに使えそうな技。
100段ジャングルジム
でっけ~ジャングルジムです。でかいジャングルジムって一番いい。
子供向けおもちゃ杯は子供たちが貰って一番嬉しいクリスマスプレゼントのおもちゃを決める大会です。クリスマスイブに開催されました。
みんなは小学生の頃クリスマスに貰って嬉しかったもの、欲しいものって何だった?俺はもう覚えていません。物心つく前からサンタさんの実在を否定されていたことだけ覚えています。
エントリーするにあたり、おもちゃ屋さんにあるようなおもちゃを思い浮かべた時にしっくりこなかった(大きくなった時に断捨離対象にしてしまうかもしれない気がした)ため、遊具をプレゼントすることにしました。小学生の頃の思い出、遊具に日々つどっては何とはなく遊んでいた記憶が大きい。では、アウトドア派の子供もインドア派の子供もそれなりに集っていそうな遊具は何か、そう、ジャングルジムです。アウトドア派は頂上を目指して登り、インドア派は1~3段目辺りに集まって談笑している。そしてここに秘密基地を作れたとしたら……? 子供の楽園の出来上がりです。俺が小学生の頃一番欲しかったものかもしれない。
戦績:一回戦敗退
一回戦第一試合の一番目に出ていたのでびっくりしました。「でっけー!」「嬉しい!」「欲しい!」「最高!」どのおもちゃにも飛び交っていたけどやっぱり嬉しいですね、俺も欲しい。「足滑らせたら終わる」「ジャングルジムの頂上からローション流してじごくにしたい!!!!」などの声が寄せられていました。本当にそう。あと、ジャングルジムの維持費と労災を心配する声もありました。サンタさん(主催)曰く製造会社負担だそうです。