名トの子達 その3

最強の名前トーナメントにエントリーしたりしなかったりした名前達の覚書その3です。おおむね開催日(公開日)順に並んでいます


最強の名前トーナメントの概要については下記のサイトや他の方のnote記事などに詳しく載っているので割愛します

ふつうの小学生 ( \ ℃ ⊇ イ建 太

ふつうの小学生 ( \ ℃ ⊇ イ建 太
出場杯:普通の小学生杯
特徴1:クラスで最後から3番目に長袖になった
特徴2:牛乳が嫌い

No.6577

 普通の小学生、伊藤健太くんです。字が汚いですね。

 普通の小学生杯は、「ふつうの小学生」を二つ名にしたキャラのみが出場するゲリラ杯です。全員二つ名が「ふつうの小学生」で固定されています。

 苗字は三重県あたりの苗字上位ランキングから引っ張ってきました。学年で一番頻繁に見かける苗字って苗字ランキングの微妙に上位過ぎない苗字がちなイメージがある。汚い字っぽい書き方にするのにめちゃくちゃ苦戦しました。( \ ℃ ⊇←これで「いとう」とは読めない。作者も読むのに毎回1秒はかかってる。
 下の名前はよく見るなーと感じる名前を選びました。「健」は小学4年生で習う漢字らしいので小4以上の学年の子ですね。
 実体験にかなり近いところや小学生時代の生温かい記憶をどうにか思い出して特徴を出しました。特徴に「給食がパンの日には必ず小おかずをパンに挟んで食べている」を入れるかどうかでかなり悩んでいた記憶がある。

 戦績:1回戦敗退
 いや読めんて。名前が出た瞬間「え?」で埋まってました。何文字?汚文字です。結局名字が解読されることはありませんでした。手書きじゃない文字って不自由だ。

世界一の娘 エメリー・カントリーサイド

世界一の娘 エメリー・カントリーサイド
出場杯:500色の色えんぴつ杯
必殺技1:お母さんのパウンドケーキ
必殺技2:つまみ食いがばれた日
必殺技3:ラス1争奪戦
託し色:MOM'S RECIPE
   (メインディッシュは愛情。 ママとパパの食卓の 記憶色)

No.6601

 実は名ト鯖に入ってから初めて作ったキャラがこの子になります。エントリー順だと2番目ですね。気前良くんの次に出した子です。

 500色の色えんぴつ杯は、500色の色えんぴつの名前から一つを選び、それを託し色(モチーフ)としてキャラを作るというレギュレーションの大会です。もとの色名の癖が強すぎて500色の色えんぴつの新色名を作るゲリラ杯も行われていました。

 託し色は、なんかあったかくていいな、という理由で選びました。日本語名は胃もたれがしてしまったので英名の方メインで見てました。無いけど普遍的なノスタルジーの記憶という感じがして好きです。
 どこかの田舎の一般家庭で、家族にいっぱい愛されて育ったごく普通の女の子、それがエメリー・カントリーサイドのコンセプトです。
 「世界一の娘」は、エメリーの両親が日ごろからよく口にしていた言葉をもとにしています。うちのこ一番!とほぼ同義のフレーズですね、親馬鹿特有の誇張表現です。「宇宙一の-」や「最高の-」などの案もありましたが、スケールが大きくなり過ぎてしまうこと、親がマッドサイエンティストであるという解釈が生じかねないことなどを勘案して「うちの娘が世界一!」という所に落ち着きました。
 カントリーサイドは田舎娘なのでそのまま。エメリーは名前と愛称が違う名前に憧れがあるのでそういうのができそうな名前にしたつもりです。エマって呼んでます。
 必殺技は、エマがママとパパと一緒に囲んだ食卓の記憶です。一つ目はママのパウンドケーキおいしいね!の記憶。二つ目はつまみ食いがばれてママの雷が落ちたときの記憶。三つ目は大好きな料理のラスト1個を争ったときの記憶です。強さ杯なのに良さで作ってしまった。

 戦績:1回戦敗退
 何もかも思い通りにいった上に対戦相手に文脈を付けることまで出来てしまったので、すこぶる満足しています。
 世界一って何?→親バカかも→萌え!? の流れ、思わず計画通りのにやけが出ましたね。親馬鹿が伝わってよかった。「武器モップ」、「赤毛」、「そばかす」こういう具体的なイメージを持って貰えたのも初めてでしたね、有難い。大会後の全開示時に「一番愛を知ってそう」とも言われてました。いやー可愛い、親馬鹿になりそう。
 

いつでも満身創痍 報復呪殺師ラリルレロ

いつでも満身創痍 報復呪殺師ラリルレロ
出場杯:レイドバトル杯
クラス:アタッカー
必殺技Ⅰ:増悪転嫁 一転八当
必殺技Ⅱ:増悪転嫁² 一転八八当
必殺技Ⅲ:増悪転嫁⁸ 一転八∞八当

No.7015

 レイド杯出場1人目。

 レイドバトル杯は、アタッカー、タンク、サポーターの3つのクラスの選手で構成される7人チームを組んでレイドボスに挑戦する、変則的なルールの杯です。

 私がレイドバトル杯に出したキャラの元ネタは両方とも「世界樹の迷宮」のカースメーカーです。ラリルレロはいわゆる「ペイントレード型カスメ」をイメージしています。
 ペイントレードは、(自身の最大体力)-(現在体力)の値(差)に応じたダメージを敵に与える技です。差が大きいほど大ダメージとなります。そのため、ペイントレード型のカスメは戦略上基本的にHPが0に近い状態でキープされがちになります。
 これでラリルレロについての説明はほぼおしまいです。必殺技の名前については、七転八倒と八つ当たりを掛けています。報復と言いつつ目の前の敵に与えられたダメージはほぼないので八つ当たりとなっています。ダメージは差の8倍がデフォルトの倍率、必殺技のグレードが上がるごとに累乗されていき、Ⅱで8²=64倍、Ⅲで8⁸=16777216倍です。シンプルに力でねじ伏せるタイプ。

 戦績:チームζ 生存 猛撃者勲章
 勝ちました、みんなで。嬉しい。
 このPTのメンツも戦ったレイドボスも全体的に彩度が低めだったけど全戦滅茶苦茶アツいビビッドな戦いだった。ボスに対して得意なキャラがそれぞれ満遍なく要所要所で活躍してた。インフレと堅実が交互に活躍してたチーム。
 ラ行は2体目のボスとの戦闘時に必殺技Ⅱが出ました。エントリー時点でのレイドボスのイメージが「HPの桁数がおかしくてやたらと硬すぎる敵」だったため、「満身創痍だから受けてるダメージ1以下じゃない?」と言われても呪殺し切れるように必殺技の倍率を盛りまくって作っていました。議論では2乗で64倍以外に八八で88倍とか同チームにATK×2のバフ掛けをするサポーターがいたので更に2倍とか、とにかく火力が凄いことになった。「バカの倍率」「インフレバトル」「環境キャラ」「ナーフした方がいい」とか言われてました。本当にナーフした方がいい。逆にどこかのボスで出そうかな、HP満タンで。
 チームの助攻守が嚙み合っていたおかげでラ行も沈むことなく貢献できたのだと思います。この場を借りて感謝を、ありがとうございました!

とじこめ口練手管 緊縛呪縛師ハヒフヘホ

とじこめ口練手管 緊縛呪縛師ハヒフヘホ
出場杯:レイドバトル杯
クラス:サポーター
必殺技Ⅰ:バインドスペル -リム-
必殺技Ⅱ:ニューロボンデージ
必殺技Ⅲ:カーサルパラリシス

No.7023

 レイド杯出場2人目。
 レイドバトル杯に出したキャラの元ネタは両方とも「世界樹の迷宮」のカースメーカーです。ハヒフヘホは部位封じや状態異常に特化したデバフタイプのカスメをイメージしています。なお「世界樹の迷宮」には、カスメの他に封じ・状態異常に特化した職業としてダークハンターという職もあるため、こちらの要素も半分ぐらい入っています。
 ハヒフヘホはラリルレロに比べて手数が多いタイプなので、必殺技のグレードづけに苦労した覚えがあります。必殺技Ⅰは腕と脚を封じる呪言、Ⅱは頭および全身の神経を封じる鞭技、Ⅲは全身の完全な麻痺を起こす呪いです。
 ラリルレロを先に思いついた後で対になるようにしたくて作ったキャラなので、名前の語感を揃えることだけに注力していました。そのため、ところどころ継ぎ接ぎみたいな名前になってしまったのを少し後悔しています。あと、ちょっと直そうかな~と思ったらGoogleフォームのURLを紛失しておりました。フォームのURL毎回控え忘れてる。
 なお、ラ行とハ行の名前がラリルレロとハヒフヘホなのは語感です。100%語感で決めました。なんかヘロヘロしてたり変な笑い方してたら嬉しいな。

 戦績:チームη 生存(1人脱落) 加勢者勲章
 勝ちました、みんなで。7人全員で勝った。
 防御方法が多彩で、防御の役割分担をしながら着実にボスの体力を削っていくチームでした。サポート兼タンク、タンク兼アタッカーといった兼業ができそうなキャラも揃っていたのでかなりバランスが良かった。
 ハ行はお縄を掛けかけたり緊縛をしたりちゃんとバインドをしたりしていました。なんとなくこうかも~と思っていた解釈に加えて、それ以上の解釈も見られたのでとても満足しています。貢献出来ててよかった。
 パーティーメンバーの必殺技Ⅱ・Ⅲとボスとの噛み合いが毎試合気持ちよかったです。どのチームもそうだったけど、7人のうち誰か一人でも欠けていたら絶対勝ててなかったと思う。改めて感謝申し上げます、ありがとうございました!!

接客研修期待の新神 皇 みかえ

接客研修期待の新神 皇 みかえ
出場杯:人間杯
必殺技壱:全国の百貨店の名物お局との強固なコネクションがある
必殺技弐:防災訓練中に乱入したコンビニ強盗を検挙し、感謝状を貰ったことがある
必殺技参:あらゆる店のオーダー端末及びレジのボタン配置を全て把握しており、高い包装技術も持ち合わせているため、不合格決定者の残り全ての動作を先回りして行う
登場時台詞:鈍っちいわね、愛想も悪いし。私を誰だと思ってるの?
敗退時台詞:フン、筋は悪くないわね。これからも精進なさい。
意気込み:出禁よ出禁。二度と私の前に立たないで頂戴

No.6806

 客のおばさんです。クレーマーのおばさんって強いから。
 「期待の新神」というフレーズを思いついてストックの中でたまに練り練りしていた名前です。ファミレスとかの店員で期待の新人が二つ名になるキャラ考えたいな~→お客様は神様だよな~→神って「じん」とも読むよな~→期待の新神で新入り客にしちゃお~! という流れ。
 強い客といえばクレーマーなので迷惑客の方向に、本物のクレーマーの存在が期待される状況は存在し得ないのでクレーマー役をする人に、というわけで接客研修の指導員(?)的な立場の新人になりました。
 あと、おじいちゃんにするかおばさんにするかで迷っておばさんに決定しました。迷惑客おじいちゃんはリアリティが勝って作者が苦しかったため、没です。迷惑客おばさんなら強さとギャグに昇華できるだろうという判断で採用されています。
 名前の方はぎりぎり居そうな気がしそう、且つ、おばさんっぽくて強そうな名前にしました。みかえはミカエルと全く関係ないです、提出してから気付いた。

 人間杯はその名の通り人間しか出場できない杯です。フォームが来た時に「こりゃきたぞ!」とガッツポーズしてました。
 名トでは神などの強過ぎる概念は「超越」と呼ばれ、基本的に出場を禁止されています。皇さんを出したのは、人間杯なのに人外っぽい&超越っぽい二つ名の名前を出すとどうなるのかを試してみるという目的もあります。

 必殺技と台詞は全て偏見だけで作ったのでかなり解像度が低いと思う。必殺技壱・弐は噂みたいな感じで知れ渡っており実際マジのエピソード、必殺技参は研修中に本当にやっている行動です。苦しくなってきた。なお、きっつい態度は接客研修の教官として演技でやっているだけなので本来は礼儀正しい上客です。敗退時台詞でちょっとデレてる。

 戦績:一回戦敗退
 過去一で悔しかった、スマホ投げるかと思ったぐらい。用事でリアタイできなかったのもあって滅茶苦茶悔しかった。
 人間杯、「うわ、これも人間か~!確かにな~~!!」という名前が沢山あって面白かったです。己の人間のイメージの狭さを思い知った。
 登場時台詞で「え!高飛車!?やった~!」の雰囲気だったのが名前が出た瞬間に「え?」となっていたの、今落ち着いて見ると滅茶苦茶面白いですね。はじめに高飛車萌えされてたのは完全に予想外でした。その後は概ね研修する側やマナー講師の人という文脈で議論がされていました。
 あと、対戦相手の方に達磨にされる文脈が付いていたのが一番衝撃的でした。負けた上に達磨になるとは。今はもう平静を取り戻したので美味しい文脈ついたな~と思ってます。最悪なクレーマーにして落ちぶれ杯に出したい。
 敗退時台詞のデレは伝わったようなので、そこはホッとしています。とはいえ悔しい、結果はどうあれせめて議論に参加さえできていれば……。
 皇みかえさん、落ちぶれ杯かどこかで絶対にリベンジさせたいNo.1のお方です。大暴れさせてやるからな。

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