ヒッチハイクで乗った車に別のヒッチハイカーも乗って楽しかった話
こんにちは
徳島で職業:学生の@akidon0000です。
みなさん。ヒッチハイクしたことはありますか?
私は大学入学時に「やりたいことリスト」を作成し、これまでに多くのことを達成してきましたが卒業まで残り4ヶ月を切るまで温めていた残り2つが
・ヒッチハイク
・裁判の傍聴
でした。
「いつかやる」「いつかやる」で約6年も経ってしまった私も来年25歳。
もうおっさんゾーンに差し掛かります。
おっさんになってしまうと、車に乗せてくれる人も警戒してしまう。今年がラストチャンスだ!ということで行動に移しました。
今回は、ヒッチハイクをした時の体験談をご紹介します。
はじめに
2024年11月4日(月・祝)にヒッチハイクを行い、
神奈川からスタートして大阪をゴールに設定しました。
というのも、
11月1日(金)に大阪でDroidKaigi AfterNight in Osaka
11月2日(土)に東京でmacOS native Symposium #10
11月3日(日)に神奈川でKanagawa.swift #1
とそれぞれのイベントに参加し、
11月4日(月・祝)がヒッチハイクして帰ってこれる最終日だったからです。
Kanagawa.swiftでの体験記はこちらをご覧ください。
10時 起床
前日は横浜みなとみらい 万葉倶楽部 温泉で過ごしており、リクライニングチェアの上で前日の疲れからか朝10時ごろに目覚めました。
ちなみに、5000円ほどで温泉も入れて宿泊(リクライニングチェアで睡眠)も可能なので、宿泊場所を探している人にはとてもオススメな場所だと思います!
初めてのヒッチハイク場所探し
今回、私はヒッチハイクするにあたって「何とかなるだろう」精神で、ほとんどヒッチハイクについて調べずに開始をしていました。
唯一準備していたのは、「大阪」と書いているスケッチブックのみ
初めは、国道1号線の高速インターチェンジ付近の止まりやすい場所を探して歩き回ってました。
ですが、
国道1号線に歩いて向かう間に、ふと
自分だったら、どんなヒッチハイカーなら乗せようと思うかな
と、考え始めました。
どんなヒッチハイカーなら乗せるのか
車という閉鎖的な環境かつ両手が塞がっている状態の中に、見ず知らずの他人を乗せるのは怖く、また目的地まで会話は続くのか、ヒッチハイカーを乗せて楽しそうかなど不安材料としてあるなと思いました。
そして、自分の考えを他の人も持っていると考えると、、、
走行中にヒッチハイカーを見つけても、通り過ぎてしまうなと考え、一般道からのヒッチハイクは断念しました。
今思い返すと、とても良い判断だったと思います。
次なる候補地探し
先ほどの不安点
不審な人でないか怖い
会話が続くような人なのか
乗せるメリット(楽しそう)はあるのか
を払拭するには、実際に顔を合わせて会話する必要があると考えました。
そして、次なる候補地に選んだのは
高速道路のパーキングエリア 港北PA(下り) でした
いくつか理由はありますが、主に
走行中ではないので、顔や声色を聞いて乗せるか判断できる
高速では目的方向(大阪)が同じである可能性が格段に上がる
港北PAは一般道から歩いて入場できる
東京・埼玉付近から出発してちょうど1時間ほど。休憩する車が多そう。
トイレ前だと、入る前と後に2回もアプローチできる
これらの理由で、港北PA(下り)に決定しました。
14時 声かけ開始
先ほどの不安点を払拭していただくために、とにかく
明るく
元気に
楽しそうに
目を見て
「こんにちは!」「よろしくお願いします!」「大阪まで行きたいです!」
などの言葉を、トイレ前で声を出し続けました。
(トイレに来る人に声をかけるスタイル)
覚悟はしていましたが、
目を合していただけない方、目を逸らされる方、
が多くなかなか辛いものがあるなと思いました。
(批判しているわけではなく、自分が何か悪いことをしてしまっているような気になり辛く感じたということです。)
しかし、「おにいちゃん!大阪まで行きたいんか!業務中じゃなかったら乗せてったんやけどすまんな!」「ヒッチハイク初めて見ました!頑張ってください!」「方向違うからごめんなさい!でも頑張って!」など、人の温かみを感じれて、ヒッチハイクでしか得れない栄養もあるなと思いました。
14時10分 ヒッチハイク成功
「愛知まで行きますけど良かったら乗りますか?」
なんと若いご夫婦(旦那さん)が声をかけてくださり、車に乗せてもらうことが出来ました
ご夫婦で関東での用事が終わり、愛知に帰宅する途中だったそう
ヒッチハイクをしている人を乗せるのは初めてだったそうで、「面白そう!」 と思ってくださり、乗せていただけることに
そこからは、
筋トレのノウハウや、おすすめのプロテインの話
ゴールドジムに来るのはエリートマッスルの話
マッスルに悪い奴は居ない話
フィリピンのナイトマーケットで東南アジアを感じた話
柔道の紅白帯の話
剣道でなぜ二刀流が流行らないのかの話
宮本武蔵、二刀流は創作なんじゃないか説の話
などなど、、、
ワイワイ楽しく、有料級の筋肉情報をいただいたりした。
15時20分 EXPASA足柄 新たなヒッチハイカー出現
乗車してから1時間ほど経過し、EXPASA足柄で休憩をすることになりました。
すると、駐車場所を分離するために大型車と普通車の進行方向が分かれる分岐点に新たなヒッチハイカーが!?
車内では、
旦那さん 「{akidon0000}くん 視点で、あの場所で看板出すのはどう?」
私 「目につきやすいですけど、声かけに行くには少し遠いですね〜」
私 「やっぱり、トイレ前ですかね〜笑」
などと談笑していました。
EXPASA足柄で10分程の休憩を終えた時、
先ほどのヒッチハイカー(2人組)が
声をかけやすい位置に移動していました!!
そういった経緯から、私の初めてのヒッチハイクは
ヒッチハイクで乗った車に別のヒッチハイカーも乗ってきた
で始まりました笑
ちなみに、EXPASA足柄ではエビが有名だったそうなので、ご夫妻にはエビ煎餅をお送りしました。また、奥さまからコロッケをいただきました🙏
(美味しかった🤤)
どうやら、ヒッチハイカー2人組は
大学2年生
海老名市(神奈川)から京都まで行きたい
2、3日前にヒッチハイクを計画し、友人と2人で実行
海老名からEXPASA足柄までは、ヒッチハイクで乗せてもらった
EXPASA足柄で9時間もヒッチハイクをしていたが、人が捕まらなかった
EXPASA足柄は徒歩で一般道に出れないので、ヒッチハイクするしかない
といった状況だったそう。
行動力が凄いな と驚きながら話を聞いてましたが、
9時間もヒッチハイクをして、乗せてくれる人が捕まらなかった
これが怖すぎて、名古屋で降ろしてもらってから、どうしようかと凄く不安になったのを覚えてます笑
18時30分 刈谷ハイウェイオアシス 下車
4時間お世話になった、ご夫婦2人とヒッチハイカー2人組に別れをつげ、刈谷ハイウェイオアシスで晩御飯を食べました。
晩御飯
マックのエッグチーズバーガー 1個
19時50分 声かけ開始
こちらでも、同じようにトイレ前で声かけを行っていました。
刈谷ハイウェイオアシスはかなり大きな場所となっており、観覧車や温泉などもあるためファミリーが多い印象でした。
ファミリーには必然的に断られることも多く、声かけをしている時間がとても長く感じました。
20時10分 ヒッチハイク成功
「大阪難波まで行きますけど、乗りますか?」
20分ほどトイレ前で声かけしていると、若いカップル(彼氏)が声をかけてくださり、車に乗せてもらうことが出来ました!
18歳と19歳のカップルで愛知在住の彼氏が、彼女を大阪に送る途中だったそう
車の中では、
築地の銀だこは「たこ焼き」なのか話
明石焼き美味しいよね話
大阪LOVERはどこに行ってもカラオケで歌いたいよね話
トヨタのプリウスに乗ってる人いい人ばっかりだね〜の話
野球のDeNAベイスターズ優勝したね!阪神は… の話
ディズニーのおすすめ映画の話
その他にも、記事に書くには難しい面白い話などをたくさんした笑
スティッチのモノマネが面白かったなw
22時 大阪 なんば 到着
乗せてくださった方々のおかげで、大阪まで帰ってくることが出来ました👏
計測
コンバージョン率
前日に ぎぎにゃんさん から、
ヒッチハイク時のコンバージョン率を計測してくれ!
との使命を仰せつかったので計測してみました。
流石に、全て数えるのはしんどかったので5分間に声かけした人数を計測し、1分間の平均を出すことにしました。
港北PA
港北PAでの5分間の声かけ人数 25人
10分で成功なので、声かけ総人数は50人
コンバージョン率は約2 %
刈谷ハイウェイオアシス
港北PAでの5分間の声かけ人数 50人
20分で成功なので、声かけ総人数は200人
コンバージョン率は約0.005 %
数値だけで見ると刈谷ハイウェイオアシスの時は、なかなか低い笑
総移動距離
459 km
総移動時間
8時間
まとめ
今回、初めてヒッチハイクを行ってみて
やってよかったな
と思いました。
というのも、ヒッチハイクや旅などでしか得ることができない栄養がたくさんあったからです。
特に、人の温かさを感じることが多くありました。
ヒッチハイクに乗せてくださった方達はもちろんですが、声かけ中に応援してくださった方々など、名前も知らない自分に親切してくれる優しさが、そこにはあったことが経験できて嬉しかったです。
他にも、生きる上での選択肢が増えたなとも思いました。
例えば、自分は自転車で日本半縦断した際に野宿を経験したおかげで、どこでも寝ることが出来るようになりました。
今回のヒッチハイクの経験から、お金がなくても時間さえあれば日本全国どこにでも行くことが出来るという自信になりました。
特に地方の学生だと、お金(交通・宿泊費)に起因する機会損失がとても多いと感じます。そのため、選択肢を増やすことで諦める理由を減らす事ができるのが魅力だと思います。
選択肢が増える == 諦める理由が減る
また、ヒッチハイクをするにあたって自分は弱腰になっていました。
(だから今の今まで実行できなかった)
ただ自分の性格上、人の期待を裏切ることを嫌うので
「周りの人にヒッチハイクで大阪まで帰るんだ」と言い回り、自分を追い込むことで、最後までやり遂げることが出来ました。
夢は口に出すと叶う
と聞いたことがありましたが、案外そうかもしれないなと思いました
ち な み に
徳島で、念願のLT会を計画し主催することになりました🙌
ヒッチハイクでの体験を学生達に向けて、話そうと思ってます😊
(トクメモ+とは)
最後に、
今回お車に乗せていただいた方々に改めて感謝申し上げます。
楽しい旅をありがとうございました!
また、どこかでお会いしましょう😊