1016②/ふるいアルバムの中に

気持ちがゆるんでゆく。
やっと放置していた最後のダンボールを片付けはじめる。結婚式の時に実家から送ってもらった、小さい頃のアルバムを開いて、涙腺が崩壊。ひとりで大泣きする。

何を偉そうに、いっちょまえに、ピリピリしていたんだ私は。と反省する。両親から与えられた愛情は計り知れない。ひとりで生きてきているわけではないのに。人一倍、いろんな人に助けられながら生きているのに。何をピリピリしているのだ。「いつお母さんは行けばいい?」とそわそわ待ってくれている母、たぶん私の次に、いやもしかしたら、下手したら本当に、私以上に、心配しているのではないだろうか。

あーもう、いつまでも思春期モードな自分よ。いい加減気が付きなさい、感謝なさい。

心がゆるんできたので、身体もゆるんでいくといいなと思う。管理入院にはいるので、家で過ごすのは明日まで。今度帰ってくるときには、1人増えているのだ。何だか不思議。

管理入院になるけれど、私の病院は自然な陣痛待ちをするようで特に促進剤を使ったりは当分しないようである。(状況によっては使用するけれど)

明日の夜は夫が帰ってこれるというので、
町のお肉屋さんでちょっといいステーキ肉を買って帰ってくる。2人で最後の晩餐用。

明日、ステーキ食べてから陣痛くるといいな…なんて、また都合のいいことを考えている。もしも食べられなかったら、母が来たときに食べてもらおう、そうしよう。

今日は何だか、感情がいそがしい。
無事に孫を産んで、両親に抱いてもらおう。それが今できる一番の親孝行かもしれない。

#日記 #妊婦 #コラム #ちあきろく #40週目 #臨月

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