0715/デリカシーのなさ、というやさしさか
妹から電話がかかってきた。
なんとなく嫌な予感がしたが通話ボタンを押すと、案の定、奥で「お姉ちゃん糖尿だって!大丈夫なの?」と半笑いの母の声。ラインの返信をしない私が怒っていることを察して、たまたま新潟より帰省していた(いま大学生)の妹をダシに使って私にコンタクトを取ってきたのだ。
「おかあさんうるさいって言っといて!」
と、言う私をケラケラ笑っている母。(そういうところである)
こっちは真剣に落ち込んでいるのに…!
と、思ったがいつのまにか妹から母に電話が変わり、「やっぱり怒ってた?」と半笑いでぬけぬけという母。あまりに深刻でない調子なので気が抜けてしまう。
よくよく話を聴くと、父方の叔父叔母も糖尿のけがあるし、母方の祖母も糖尿病。母も若い頃(20代後半)糖尿ひっかかってギリギリセーフだったけど、そんなこんなで私はなかなかの糖尿病サラブレッドだから仕方ない事のようであった。
まあ食べ物気をつけるしかないよね
よくある事だからそう気にしなさんな
ということを伝えたかったようである。
私の母は、なんでもズケズケとものを言う。
本当にデリカシーがない瞬間もある。ただそのデリカシーのなさに救われる時もある。(ここですごく心配な低めのテンションで電話がかかってきたら落ち込んでいただろう)
心配してるのだろうけれど、心配させないように軽い感じで話してくれたんだろう。くそぅ。半泣きになっているのを悟られないように話す。不覚にもほっとしてしまった。
なんだか、でも、くやしい。
母と娘の関係は複雑である。
兎にも角にも、ここは割り切って週末の再検査まで食生活立て直そう。毎食、野菜ファースト宣言。