モードKになる夜の馬鹿だ。
なんか疲れている日である。
そんな日のランチは、だいたい一人で、自分のためのご飯を作る力も、食べに行く力も、買いに行く力もなく、カップラーメン(愛するトムヤムクン味)を食べて、食べてみたら意外とお腹は空いていて何か物足りなくて、無駄にトーストを焼いている間に溜まってる食器洗いを…とかしていて「チン」と鳴ったそれを覗くと焼き過ぎのパンで、急激に食べたかった気持ちがどっかに行っていてあと残りの洗い物を済ませた頃に冷めはじめのバターがうまく溶けない焦げ掛けのトーストを義務的に口に放り込んで後悔する。栄養不足?
今は、そんな日の終わり。
携帯を持ち込んでしまった湯船。あったまれば回復するかと思ったが、なんだか半分冷えていて、全部あったまるには肩まで浸かった方がよさそうなのだけど、近頃何もかも手放してゆっくり湯船に浸かっていられなくなってきた。たいしてみるものもないのに、チケット使い切って次の話が読めない漫画アプリを無駄に眺める。最近Facebookみないなあ、と、ふと思い立って開いてみたら余計疲れそうな雰囲気を察してそっと閉じる。まだからだがあったまりきってない気がするが、汗は出るし、これ以上いたらのぼせそうで、風呂を出る。
夫に隠れて(ダイエット中の夫に勧めるのもギルティーなので)こっそりアイス実を食べながらこれをずるずると書いている23:12現在。
「向上心のないものは馬鹿だ」
「俺は、馬鹿だ」
あたしも、馬鹿です。どーも
Kモードである。
どんどんとやりたいことに近づいていく夫を見守りながら、可愛くて仕方がない娘を見守りながら、ああまた、自分のことを、忘れている。
と、ふと思って考えようにもどうにも、おのれの可能性を信じてあげるだけの体力がないような気すらして、主人公を降りているふりをする。尊大な自尊心が裏側にこびりついているからこんなふうにどんよりとした暗さに時々振り向いてしまう。
と、ここまで書いて夫登場。
アイスの実を食べたことを白状。
もう一個ありまっせ、と、アイスの実登場。
結果ギルティー、でもさっぱりするアイスの実。
こんな日は寝るに限るが、日を跨いだタイミングで明後日のネットスーパーを注文したいからもう少し粘ろうとしている23:27。下書きから再登場。こういう散文は鮮度が命(明日になったらお蔵入り)なので、適当にここらで切り上げよう。
「存在の耐えられない軽さ」という本を読んでいる。タイトルがいい。タイトルだけでご飯お代わりできるくらいにタイトルがいい。活字不足。運動不足。ナムナム。明日はどうでしょう。
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