0409/おっぱいの話
「その胸で授乳できるの?」
と、その昔恋人に言われた事がある。
「は?女性ホルモンなめんな」とキレた。
しかし、いま本領発揮している女性ホルモン様、私の想像を超えて凄まじい勢いを見せており、いやはや恐れ入りましたとなっている。
何度でも言う、今、私はおっぱいがでかい。
失礼なことを言った恋人はいまや夫なので、日々「やればできる」おっぱいの実力を見せつけている。(元マッチョ→ぽっちゃり化した夫のおっぱいよりも貧しかった私のおっぱいは、ここにきて報われたのであった)
しかし不思議なことに、本当に不思議なことになのだが、このおっきなおっぱい「えっち」な感じがしないのだ。まったくえっちじゃない。どちらかというと「乳牛」とか「母犬」とかそういう(言い過ぎか)動物的な役割を果たすために育っている感が強い。
きっと乳首のせいだ、と思う。
おっぱいの成長に合わせて乳首もおっきくなるのだが、ぴんっと前にはっていて色もやや黒っぽくなる。いかにも「授乳用についてまっせ」という感じがするのだ。
あこがれのおっきなおっぱいだが、ちょっと血管が浮いたりなんかして、もうなんというか[心を込めて準備中]と看板がかかっている状態。開店の準備が着々と進んでいる。
ああもうわたしのおっぱいは君のためにあるんだね、と膨らんできたお腹をさすりながら独り言。身体ばかりが着々と母になっていく。母になる心の準備もはじめなくては。
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