「きみは赤ちゃん」
妊娠したら、絶対その時々のココロやカラダのことを書き残すんだ、って決めていた。
去年友人に貸してもらった川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』という本の、壮絶さと正直さに心がふるえたからだ。そしてそれを読んだ時に「あーわたしもこうなっちゃう、きっとこうなっちゃう。それをおもしろがれるように、ちゃんと残そう」と思ったのだ。
いま、改め、買い直し、読み直し。
とても救われる。とてもとても救われる。
神秘なんだけど、神秘じゃない。
人間の中に人間がうまれてくるって、とんでもないエネルギーを中に放り込まれたときに、わたしはどうなっちゃうのか知りたい。
きみわたしをどうしちゃうのよ!
ってところ、知りたい。楽しみたい。
マタニティーブルーになろうと
多幸感に包まれようと
あなたがお腹の中にいたころ
お母さんこんなかんじだったよ
必死だったわー!
ってその子が大きくなったときに
みせて笑い合えるのがいい。
もしだめになっちゃう日がきても(期待値調整と、ネガティヴがとまらない)お腹ん中にいた日々の手触りをきちんと覚えておきたい。
だから記録しようと思ったのです。
なるべく毎日、できるだけ。
思いついたことを書いていこう。
まだほんのりとした吐き気を感じるのみで、
いや、ほんのりだけどずっと車酔いみたいなかんじてこれでも結構気持ち悪いのだが、
なぜかつわりのしんどさを信じていて
「まだまだこんなもんじゃない」
「何なら、なにもかも吐くくらい気持ち悪くなったってええんやで…」って気分でいる。
ふりまわされたがってる。
ドMかもしれない。
でもお仕事に支障がでるので、
外面だけはよくしていただけるとうれしい。
(今のところ、不思議なことに、商談中だけ車酔い状態がピタッと止むのだ。いい子だな)
明日もきみのために商談時のコーヒーを、
ちょっとだけ舐めて残すことを誓う。
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