発見?
通りがかった道すがら、こんなのを発見。
こういうのに出会えると、嬉しくなってしまうw
何ぞや?と様子を伺うと、お世話されてる祠にお地蔵さま?が祀られてる。
まずはご挨拶をしてから、しげしげと観察すると…色々面白い。
縁起は新聞記事の切り抜きが飾られていて、正面は烏枢沙摩明王のお札が張られている。
ただし…異様なのはそのお姿。
もしや首が無い?
ネットに載ってないか、と検索しても…出てこない。
え、マップさんにも??
民家の敷地なので、断ってるのかも…
記事を斜め読みだけど、覚えてる限りで…
「江戸末期?に、この地の人がいきなり感得して作らせたのがお地蔵様の始まりで。
べべを着せると咳や痰など、胸の病に霊験あらたかだそうな。
でも、事故?で割れてしまい、頭だけどこかで祀られて、今はこのようなお姿に…」
違うかもしれんけど。
読み解くなら、
この地は新田として開拓された土地みたいで、歴史的には浅い所のようで。
名古屋市北区如意の大井神社からの勧請という、六所社が近所にあった事から、地名も如意申と名付けられたのではないかしらん。
石工にお願いしてお地蔵様を…なんてある程度でないとできないと思うので、地元の主要な家の人だったんだろうかね。
入れ知恵?してるのは、天台系の坊さんで。
不浄を清める烏枢沙摩明王さまが貼ってあることからも、元は拝み方が違ってたのではないかしらん。
大体、お地蔵様なのか明王様が主なのか判らんよこれじゃ…
一般的だからお地蔵様をしつらえたんであって、
本来はこれ、全然別のものなんじゃなかろうか…
ご利益にあやかれるのならば何でも使う、というのはあり得る話で。
そして、頭だけ、というのも割とこの地方では聞く話。
どうも頭を飾る風習があったみたいで、
獅子頭や、お地蔵様の頭、丸石を頭に見立てたり、と…
石神、という信仰にちなんだもの?があったみたい。
石神信仰も、今ではよく判らんものになってるんだけど…
寺や神社では伝わってるんかねー?
あの人ら秘密主義で判らん。
みしゃぐじさまのいけにえの話?が出てくるから、分からん、というのが一番ありそうだけど。
色んな民間信仰やら伝承やらをいいふうに取り混ぜて…こちらに落ち着いたのかな、と。
そういや、春日井って天台の古刹が多かったっけ。
隆盛を誇ってたそうだけど、神仏分離令で檀家を持たなかったから廃れたと聞いたな。
しかし…歴史を深堀りできる、良い史跡よね。
そして私も咳が出るので、拝んでみる。
良くなりますように。
あれ?ひとつだけで結構な量になっちゃった。
次に続く…