割とダメ出し。
思い出したのでAさんについて書いてみる。
結構きつい事書くけど、今の状態を私から見てという意味なので…
悪意ではないとだけ。
おっさんどもと殴りっこ、とにかく楽しいらしいAさん。
ひたすらじゃれて遊んでる。
加減覚えたのか注視してるからなのか、危なげなくはなってきたけど…
遊んでる感が半端なくて。
本当にそれでいいの?と。
とはいえ、あまり他人の稽古に口出すのもアレだしなー…と。
そして、意気揚々とサンドバッグを叩きだしたけど、さすがにあんまりなので口を出さずにおれんかった。
「突きになってないで、それ」
あまり強い口調ではないけど、指摘すると愕然としてた。
①間合い間違えて覚えてる
②力任せに押してるだけ
③足が全く動いていない
④相手を観ず下を向いてる
一応列挙するけど、どれも最初から叩き合いに参加してつけた「悪いクセ」やで。
総じて稽古不足や。
①はひとつひとつの技ができてないから。基本稽古を繰り返してない証拠だね。
②は叩きっこで相手に効かせる事が無いから押し返すのがクセになってる。
③は一番ひどい。教えたステップワークを一切やってないのが分かる。
④は…めんどくなってきたwお互い叩き合ってるから、見なくても闇雲に手出すだけで触れるからよ。
ここまで言葉で教えてしまうと多分心が折れるので…一応私でも気を遣うのよ?
最も悪いことから教えていく。
歩幅が悪い、と指摘する。
不思議な顔をしてるので、私を攻撃してもらう。
突いてきたので、股間を蹴り上げる(寸止め)。
あ!?と言ってるけど、そういう事をやってると自覚せんと。
突きが遅いのも間合いがおかしいのも目線が下なのも、全てそれが原因だし。
後ろ足がコンパスの軸みたいに全く動いていない、とり残されてるのよ。
だから動けない。
サンドバッグに向かって出入りをさせてみるけど、全く足が動かない。
今の状況を理解してもらった上で、前後に移動をしてもらう。
以前やったけどおさらいやね…しかたない。
肩幅で自然体に立って、斜に構える。
そのまま、前足と後ろ足両方開いて歩を進めて後ろ足を引く。
これで元の構えに戻って、1サイクル。
後ろはその反対。
前後を延々とやってもらうんだけど…その場では理解してもらったら止め。
どこまでになりたいのかは個人によるから。
やりたきゃ自分で修練積むだろうし、できなきゃそこで止まるだけ。
自分でやってもらうしかないのよ。
ミット打ちの風景を見せて、勢いのある音などが響く中で、
「力いっぱいのミット打ちに意味は無いから。あれはあなたにはまだ早いからね?」
とくぎを刺す。
通じたかねえ、こちらの意図が。
「体ができてる人は打ち込むのもいいけど、今のあなたが力いっぱい打っても悪いクセがつくだけだよ」
とは説明したんだけど。
一般男性というのは、どうしても自信持ちたがるもんだしねえ…
ジョギングしてます、ウェイトしてます…だから何?
まずはこちらが手ほどきした事を理解して、できる事が先決やないかい?
自信持つのは良いし、対人稽古で手を出せるのもいい。
でも、まずはケガをしないために必要な修練を積む事だと思うよ、対人戦を目指してるのなら尚更。
まあ、私のできる事はやった。
角立たんようには言ったはずだけど、面白くないなら別に流してくれて構わない。
別に怒りもせんさね。
ただ、今のままだと必ずケガするで。
十分注意して頑張ってね。
そして、今の自分の知識だけが通用すると思わない事よ…これは自分も含めて。
常にアップデートしてないとすぐ錆びつく。
年とるとこれが億劫になるんだけどねーw
…私もがんばろう。