成長と切磋琢磨
HiさんとS太の組手。
誰にでも挑んでいく姿勢は素晴らしいなと思うけど、S太戸惑ってたで…?
まあそういう場でもあるから良いんだろうけどさ。
肝心の内容。
S太は「今の自分にできる」戦術をほぼ確立したみたいね。
上段蹴りで牽制して、ジャブの連打で動きを止めて、素早く顎にストレート。
離れたら中段蹴り、強引に突っ込んで来たらインロー…そつがない。
そしてちゃんと自分から相手との位置を「叩き合いながら」調整してる。
今の所目立った粗も無いし、このまま続けてれば体重も軽めだし、キックボクシングでいいとこいけるんじゃなかろうか。
とはいえ、本人のやりたい事はどうなのか?というのがあるけどね。
どっちかというと、純粋に楽しいからやってる感あるし。
でないと素直に顔を打ち合えんて。
皆、暗黙の了解でフルコンルール…全力だけど、顔を突かない、掴まない、押さない、を守ってる。
安全だけど、摺り込みみたいなものだから難しいものもあるね。
私は気にしないで、望まれるままに顔の叩き方、掴み方投げ方なども見せていく。
「反則だー」は私には無いよ、ルール指導してる時は別として。
Hiさんは、スピードに翻弄されてるね。
とにかく手を出そうとして、闇雲に叩こうとしてるけど…前に書いた「こわくない」が効いてる。
手を出されても怯まず叩き合ってるS太には通じず、牽制にもならん。
結果、動きを止められず好き勝手にやられてる。
それが全てだね。
惜しいのは体重差がかなりあるから、前に突き進んで圧力かけていけば相手はやりたい事ができなくなるから…被弾を恐れず、迷わず突っ込んでいけば打開もできたのよ。
こんな事を詳しく解説しながらダメ出しをしていくw
連打が捌けず厳しそうだったので、私ならこうしてみる、と一例を見せる。
Hiさんに連打で圧し進んでもらう…
私はジグザグに方向を変えて相手の手を払いながら離れていく。
追いかけて崩れたら中段蹴りで動きを止めて、そこから初めてクリーンヒットを狙っていくのよ。
S太は気がついたみたいね、得意のパターンが通用しない可能性を。
追わなければ攻めのきっかけを失うし、追えば崩れた所を反撃される…「自分の」間合いをとるのは大事ってことよね。
遊びで留まらず、自分の戦術を広げられたのなら、無駄にもならんよね。
しかし今日はHiさん素直だな?w
とくにHiさんは相手に迫る選択肢が少ないので、技を増やすよう提案してみる。
今は足を蹴るのと顔を叩く、しか無いから叩き合いでもそんなに困らない。
ちゃんと守ってれば「こわくない」のよ。
ここに中段の膝蹴りや、上段への蹴り、密着して肘や投げが入ると相手は相当苦労すると思うで?
なので、廻し蹴りの要領でやれる膝蹴りをまずは勧めておく。
それひとつで、相当叩き合いも楽になるはずやで。なんせ無防備だからねえ…
帰り支度の時。
棒を見て、ナイフに対してどうしますか?と聞かれたので、私ならこうする…と対峙してみる。
ナイフを出してきた腕を、円を描いて払いつつ上から押さえ、そのまま喉に突き込んで押さえ込む。
説明されて、あさきさんがやってみる…
私が手を出すと、棒で押さえにくる…それを払い除け、返す手で相手に切りつける。
刃物のこわさはこれよね、ひらひら動いて、触れば確実にひどいケガをするというこわさ。
あさきさん絶望してる…
こんなんタイミングひとつやで?
上から押さえて、相手の触れた部分から離さない…相手の自由にさせないのよ。
その間に自分の攻撃の準備をして、確実に当てるのよ。
素手でのやり方も、結局は同じ事してるんよ。
武器はその応用で、できる事も広がるだけ…かなりだけど。
私は5尺(1.5ⅿ程)が一番いいけど、3尺位(1m程)…傘でも十分に使えるので、夜回りするというなら持ち歩けば不審者扱いもされんよ(?)
まあ、ほんとなら危ないのには近づかん事やで、一番は。
まだなんかあったかもしれんけど…とりあえず覚え書き。