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当てたら返ってくる

昨日のお稽古で感じたんだけど。


打撃を出しても、そのまんま出しっぱなしな状態なのが多いかな。


どういう状態かというと、

外れた場合、元の構えに戻るまでに時間がかかる。
当たった時には動きが止まってしまい、構えに戻れなくなる。

という状態を指してる。



これは人とのやりとりではとてもまずい状態よね。
何もできないのをさらけ出してる、しかも結構な時間。

こういうのを体が居着いてると言うんだけど(もちろん心が居着くというのもある)、それだけじゃない。

打撃のコツを掴めてないという意味でもあるのよ。



ここでもよく書いてたりするけど、打点というものにしっかり合わせるのが打撃格闘技をする者の本分よね。
当てることの専門家なのよ。

これができてると、空振っても同じ軌道で戻るなり一回転するなりで、同じ構えに戻る…隙を見せない。

当てたらしっかり衝撃を伝えて、その反作用も利用して元に戻る。
だから空振りすると余計に疲れると言われるのよ…使える力が一つ減るから。

どれだけ力込めても力が乗らない、体重が乗らないというのも同じで、打点をしっかり捉えないと力は逃げるわな。


蹴りを当ててから構えに戻る様子を見てて、思った事。

素早く動きたいと願うなら、こうした動けない時間を減らして次の動作に早く移行することよ。

これこそが切り替えの意味だし、一般人でも可能な素早さだと思うんだ…何に置いてもね。