見てるのよ。
手持ち無沙汰にしてた大人の方がみえたので、目慣らしの組手に誘ってみる。
サンドバッグを一生懸命叩いてて、やる気あるなら、と…
誘ったら、なんか喜んでくれた。
動き見てて、できなさそうな事…
まずは蹴りの防御をやってもらう。
足をまっすぐ上げて受けるが、それでは危ないよ、と角度を直す。
蹴り足に対してスネの正面で当てると危なくないし、当たり負けしない。
膝下の力抜いて受け流したり、逆に蹴り抜く前の相手の足を蹴って痛めつけたり、色んなやり方がある。
でも、自分のすねの丈夫な所で受けるのは変わらんよ。
それを踏まえて、コンビネーションを受けてもらう。
コンビネーションをされたらどうなるか、という体験やね。
まあ、案の定。
みぎゃー!となったw
反応できんのよ、連続してくる攻撃に。
どんどん遅れて、致命的な隙になる。
今度は同じように打ってもらう。
全部繋げて打ってもらった後で、攻撃を返していく。
まだまだ攻撃するのに必死で、自分が防御できない状態にあるのを理解してないんだねー。
身を守るより攻撃を優先してては、痛い思いするでー。
相手より早く動けば攻撃できますか?!と聞かれたけど。
「見てますから」
と答えた。
相手の攻撃をしっかりと確認して、動きに合わせた弱い所を攻撃する…ただそれだけのことよ?
当てるだけならそれでいい。
相手を止める威力欲しければ、肘や膝、投げなどもっと大威力のを使うだけだし。
何なら素手でなくても問題ない。
そのためには、
手足はバラバラに動かせるべきだし、
注視せず動きを平面的に捉えるように見るべきだし、
意識の切り替えを次々と早くしてくべきだし。
私が聞いたのは、そんな感じ。
「見た瞬間相手の動きに対処して空いた所を攻撃…ですかね」
と言われたけど…多分それだと間に合わんで?
考えてちゃ間に合わんのよ。
人によって違うけど…
「この動きをやればどんな相手の動きにも対処できる」
というのができてくるから、それを探してみることやねー。
それがその人のかたちだと思うよ。