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よもやま話 結局空手って何よ?
空手というもののテンプレートみたいなのが無いから、何をやればいいのか分からないし…稽古しても上達できてるのか自信が持てない…と相談される。
空手といっても、随分広い括りなわけで…沖縄では那覇手と首里手、泊手、更には舶来で基本から違ってくるし。
一緒の事を目指してても、アプローチが異なってるのよ。
大陸から舶来の流派というのもあって、これらはやはり同じものとは言えんはずだけど、やっぱり「てぃー(空手)」なのよ。
江戸後期頃?名人が出て、色々まとめたのが現在の空手の源流とされてるみたい。
とはいえ、武士がやるものだったのには変わらんのだけど。
それが崩れて、広まるにつれ…名人が現れてるのはやはりどこの世界も同じよね。
ただ、大陸の「上に政策あり、下に対策あり」という風習もちゃんと見習ってて。
それぞれの家伝、というようなのもあったみたい。
「これはあそこの~」とか、ちょくちょく聞いたけど…
もう忘れ去られてるのかもねー。
とある流派で、自分の!とやってるみたいに。
そして、本土で広まったものは…柔術が採り入れられたり、ムエタイが採り入れられたりで、これまた別枠といえるように変わっていく。
まあ、こちらの「伝統派」「実践空手(元はフルコンタクト空手って、こんなふうに名乗ってた)」が世界に向けてスタンダードと言ってるのは、日本から見た視点…
海外では、組織的に活動してる本土の組織同様に、本当に様々なスタイルで伝えられているみたい。
トラディショナルな沖縄のやり方も、本土の大組織のも、現地の流派と融合したものや、ダンス化したり、先祖返りし過ぎて殺人術と化したものまで…本当に色々。
逆に言えば、それだけ懐が深いとも言えるし、徒手格闘というだけでなく文化や芸術を含めた「道」としての面もあると言える。
殴りっこだけじゃつまらんでしょ?
でも、若いとその辺しか目に入らんからねー…
まあいいんだけどさ。
本来は、薩摩の郷中教育みたいなものだったみたいよ。
というか、じじいがそういう育てられ方した最後の世代やなかろうか。
戦争で家族死に絶えて、義理の親として育ててもらったみたいだし。
歌や踊り、書や宗教、医学なども学ばされたみたいだから…本当に「人としてのかたち」を作るものだったんだろうね。
ここまで深く追求する事は無いと思うけど…
自分が何をやりたいか、というのは。
日々、習った基本稽古の中で考えていかないと、迷うと思うのよ。
私みたいに、あっちふらふら~こっちふらふら~とやってると、時間もったいないよ?w
基本は使えない、じゃなくて。
使い方を知らんから、考えた事が無いから使えん、という方が正しい。
自分が実現したいものへのとっかかりにもなるものだから、
まずは何やってるか観察、研究してみるべきだと思うのよ。
…あ、また説教臭くなったw
下書きに長い事ほったらかされてたので、とりあえず載せてみる。