11月最後のお稽古②

Iさんは転掌が審査のお題だそうな。

なので、やり直してたけど…気の毒ではある。
私と後藤先生二人に教えられて、やり方違ってるから。

なのでフォロー入れてた。

「基本的な動作はどちらも同じ。理屈も同じ。」
じゃあ違うのはなぜか?

やろうとしてる事が違うから、その表現が違ってるだけ。

後藤先生は打撃として使ってる。
私は相手を掴むことを狙ってる。

後藤先生は払い除けてる。
私は払い除けながら打ち込んでる。

主な違いを2つあげて、同じ動作だけど、違う使い方だよと説明。

最後の構えの違いについては、
元となる型についてと、
本土での実際について、
そして今の道場の宗家の経験の上で変化した、
という考察を述べた。

筋は通ってたようで、納得してた。
同門だからこそ、できた考察やね。

…あかんな、書き方がどうも不透明だな?
また個別に書くかもしれん。



最後に面白いこと教えられたので、それは書いとこう。

下向きに掌底差し出す部分。
宗家は下腹部を打つと言ってた。

他所の流派では、何故か股間ばかり狙ってた…まあ、これは特殊な流派というかお人だと思うw
だって動き変わってるし。

私も色々な意味はあるけど、使いやすいケンカ技として…
下手で相手のベルトや帯を掴む。
引っ張って…テンションがかかった瞬間、握った手を打ち込む。

やられたIさん、悶絶してた。
逃げようがない技のひとつよね。
大陸でもよくやる手口らしいが、私もやる。
更に言うなら、下手投げもできる。
まあ力や体格に頼らず、もっと簡単にやろうとはするけどね。

型は上辺をなぞるだけでなく、何をしようとしてるのか?を考えたほうが…有意義だと思う。

色々当て嵌めてみて、うまくいった時は…宝物の発見くらいに舞い上がったりするよw


Aさん。

手のケガのため、蹴りを主に練習してるんだけど。

蹴り方、誰も教えないのな…
取り巻いてる連中が一人でも教えるのかと思いきや。

煙たがるのは分かっていても、見てられなくなって手ほどきする。

膝を上げる。
送り足で前の方に体重移動をする。
骨盤を相手に向けて足の可動域を調整してから、振り抜く。
同じ軌道を戻して、元の構えに戻る。

見様見真似でなくて、蹴るための要素をひとつずつ積んでいく。
膝をすぐ下げて蹴るので、注意して上げてもらう。

力が倍以上乗るようになって、本人が一番驚いてた。

力が強い、動きが速い、じゃない。
コツを押さえりゃなんとかなるのよ。