【金字塔】第４部第３章 我が家（完結）
金字塔
秋帽子
第4部 王の間（承前）
第３章 我が家
１ 浩一くんの選択
―《首席出題者》トマルダかく語りき―
〔ところで書記見習いのメガネ娘よ。貴様はなぜ柱の陰になぞ隠れておるか。妾のごとく堂々と胸を張らんか。だから男も捕まらんのじゃ。何、大きなお世話だ？上等上等、大いに世話を焼かせてもらうぞ。それこそわが役目であるからな。逃げても無駄じゃ。ほれ、ほれほれほれほれ…。（以下、記録不能）〕
ここから先は
5,182字
¥ 100
30周年で六角形に!?深まる秘密が謎を呼びます。秋帽子です。A hexagon for the 30th anniversary! A deepening secret calls for a mystery. Thank you for your kindness.