ビジュアルアーツ3年生課題展「Bouquet」作品アーカイブ
「Bouquet」
会期 : 2022/1/29(土)-2022/2/2(水)
10:00-18:00
(最終入場17:45 最終日15時まで)
会場 : 秋田県立美術館1階 県民ギャラリー
(秋田市中通一丁目 4-2)
ビジュアルアーツ専攻3年生の課題展「Bouquet」の作品アーカイブです。3回行う課題展の最後の展覧会でした。
今回は「展覧会を想定したキュレーションを元に作品を制作し、展示する」というテーマで制作を行いました。ここで言う"キュレーション"とは、テーマや演出を決めて展覧会を完成させることを指します。
ビジュアルアーツ3年生の中でグループを組み、「Bouquet」という展覧会の中に更に5つの展覧会を完成させました。
※作家の許可がおりた作品のみの掲載となっているため、一部掲載されていない作品もあります。ご了承ください。
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全体キュレーション
三井晴香
素材:貼りパネル
ブーケは想いが記憶に残る限り、枯れないものと捉え、少しでも長く記憶に咲き続けるよう、それぞれの作品の良さが伝わるように構成しました。
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"螺旋するパクパク"
一見難しく捉えてしまう、時間に関連した事柄を、食べ物という馴染み深いワードと関連させて表現することで親しみやすい作品が展示されています。ある作品は、時代とともに、とあるキーワードが感覚的なものに変化していると捉え、それを料理の調味料を使う時の感覚に置き換えて表現しています。作家それぞれ、時間をどのように捉えているのか是非作品から感じ取ってみて下さい。
「あたたまるまで」
村田晴加
素材: 木材、アクリル板、モニター、電子工作
あたためスタートのボタンを押すと冷凍ご飯が解凍され、食べる状態になるまでのストップモーションアニメが流れる仕組みになっています。
電子レンジを使う時、スイッチを押してから中をずっと見ずにスマホを触ったり別の部屋に移動して待つことが多い。 カチカチに凍っているご飯を入れてスイッチを押すとほかほかの状態で箱から出てくる…私たちが知らない間にこの箱の中ですごいことが起こっているに違いない。と思い制作した。 アニメーションと装置を組み合わせた理由は、”ここでしか見れないアニメーション作品”にしたかったことと、映像作品をループ再生で展示して途中から鑑賞することを避けたかったからである。
以前から考えていたこれらのことと「押すと動く」という電子レンジの仕組みを掛け合わせた。
「目分量」
出口佳弥乃
素材: 紙、調味料、冷蔵庫
今の時代の「かわいい」という言葉の使われ方が、感覚的なものになっている事と料理で調味料を使う時の感覚が似ている点を作品にしました。 何でもかんでも「かわいい」のではなく、今この場面に必要な「かわいい」を感覚的に選んで使っています。
「パラレルチキン」
堀江侑加
素材: 木材、スタイロフォーム、プロジェクター
効果音と共にリズミカルにループするアニメーションを、目玉焼きの形に投影している。食べ物×時間というテーマから、時間の過ごし方によって結末が分岐するパラレルワールドをひとつの卵から表現した。卵がすぐに割られるのか、雛が生まれるのか、そしてそれぞれその後も全く違う食べ物になって消滅、または親鶏になっていく。
「その隙間にもういっこ」
木村萌
素材: ゴム版、厚紙両面白色、ペンキ
購入した商品を開封した時に起こる「あれ、少ない!?」その裏側では商品の軽量化をして値段据え置きのステレス値上げや、過剰包装など実質値上げが行われている。原料の高騰化に対応しながらも、急な値上げで消費者の信頼を失わない工夫であるものの、「こっそりの値上げ」がかえって量が減ったという話題によってイメージダウンに繋がっていることがあるかもしれない。パッケージの大きさに対する商品の内容量を示すべく「この箱にはこれくらい」の商品に模したハンコをいっぱいに押した。同じ型から生まれてくる工業製品の小さなズレや差にも消費者は敏感である。
(※作家の意向により作品の写真は掲載していません)
「もしかしたらありうる世界」
瀧谷夏実
素材: 玉ねぎの皮、むぎわら、みかんの皮、ビニール包装材
加工食品を包むビニールの包装材、みかんの皮、玉ねぎの皮、麦わら、これからは全て可食部から取り除かれた普段食べられることのなに部分である。食べ物の皮たちに新たな形を与えることは、食されて体内で分解される食べ物のとは違う分解のプロセスを与えることなのではないかと考える。新たな形から想像できる「もしかしたらありうる世界」を創造した。
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"闇"
「心の中の闇」「社会の闇」でなく「くらいという意味の"闇"」です。光ある世界から突然光のない闇に入ることで作家自身が作り上げた闇の世界へ足を踏み入れます。各自の表現する闇が全く違った表現方法になっており、「幻想的」や「怪しい」など、異なったコンセプトの、闇を利用する作品が4畳半という空間を共有しています。それぞれの作品の意図を知った時、その闇の中で何を感じるでしょうか。
「その子」
佐々木きらら
素材: 石粉粘土、アクリルガッシュ、布
焦っている時や落ち込んでいるとき、心の中で一方冷静に物事を見ている意識があります。大丈夫だよ。と言ってくれるそのもう1人のことを「その子」と呼んでいます。私は人間の生々しさが苦手で、すこし抽象化したような、人間だけど人間ぽくはない人型のもの、という意識で彫刻しました。表情はその人間に強く意味を持たせてしまうものだと思ったので、そこにある存在だけを示したくてベールを被せました。闇の中でライトを当てた時にぬるりと光るような質感を意識しました。
「怪しい書齋」
渡邊健太郎
素材: 文机、普通紙、本、その他和雑貨
『怪しい』とは、正体が分からない物事に対する不可解な感情を表している。その感情とともに得体の知れない"書齋"に散りばめられた断片的な"情報を紡ぐ"ことで、例えば年齢や趣味嗜好、経歴、綺麗好きか否かのような書斎の所有者像の肉付けが進み、やがて一つのイメージができあがってくる。 そのイメージは例え事実から紡がれたものだとしても、その特徴や形態は見た人によって大きく異なることもあるだろう。そのプロセスに魅力を感じて作品化した。
〈引用〉
医学図書館デジタル資料室 『各骨眞形圖』:各務文献、文化7年(CC BY)
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/medlib/item?search=%E8%A7%A3%E5%89%96%E5%9B%B3
「ブランド•バッグ」
中谷篤基
素材:鞄
本来の役割を終えた後も価値を持ち続け、「持ち主のブランディングツール」「偽物を売る/渡す際に信憑性を持たせる表皮」「 中古品を売る / 渡す際に新品のように見せる包装」など、様々な目的のためにブラックマーケットで売買されるラグジュアリーブランドの紙袋。
『持ち主の財力を示すため』『内容物の価値を保証するため』に利用される紙袋は、機能としてブランド品のバッグと遜色が無い。
その意味で、紙袋は “本物の” スーパーコピーであると言える。
それに対して【*SUPER COPY】と印字したお買い上げテープを貼ることで 、ブランドの価値を下げず、“紙袋としての”機能は奪わず、紙袋をブランドバッグとして扱う人間の中にある価値のみを剥がした。
テープは剥がしても痕が残る。
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"そう、そう?そう!"
「レイヤー」(層)を可視化した作品が展示されています。
レイヤーは身近にありながらも見ることがなかなかない物です。そのレイヤーを、作品を通して可視化しています。ある作品ではそのレイヤー1枚1枚の層を見せる形で絵画を描くことで普段見ることができず当たり前で忘れている塗り重ねというレイヤーの存在を表現しています。普段見ることのない日常に溢れているレイヤーを、こちらの展示を機に探してみてはいかがでしょうか。
「花柄」
堀川紫帆
素材: 木製パネル、アクリルガッシュ、メディウム
コンセプトは引き算の絵画。 これはデジタルイラストでのレイヤーを重ねる描き方を、足し算である、と 考えたところから始まり、この描き方はひたすら引いていくので 引き算であると考えた。 パネルに一層ずつ色を重ね、彫刻刀で彫っていくもので一彫りで様々な色彩が浮かぶように線を意識して制作した。 展示会のコンセプトである「イメージや物理的なものを一つの層でなく 多層的に見て表現する」から、身体の層、精神的な層、色んな層を考えながら、同時に自分を層として切り取るならどこをどう切り取るか考えた結果、このようになった私によるワタシの自己崇拝的作品。
「Invisible LAYΞR」
小野里豪人
素材: カラーセロファン、プラパイプ、プラボード
私が今回の課題展「Bouquet」で参加したグループ「そう、そう?そう!」では、レイヤー(層)を可視化する、というコンセプトでキュレーションを行った。そこで、私がこれまでの作品でテーマとして取り扱ってきた社会問題を題材に、レイヤーの特性を活かしつつ、可視化できる作品を制作することにした。
特定の視点で見たときには見えなくても、改めて別の視点で見ると別の見方ができるということを、プラボードという透明な素材を用い、その平面を層構造として構成する「立体的平面」という実験的な形態で可視化し、表現した。
作品名の“Invisible”は、英語で「目に見えない、不可視の」を意味する単語である。“LAYER”は英語で「層」を意味しているが、ギリシャ文字の第 14 字母である“Ξ”(クスィー)を“E”に見立てることで、層が積み重なっている様子や、作品全体が合計14枚のレイヤーで構成されていることを表している。
「遥かな層からこんにちは」
大場明
素材: 微化石、顕微鏡
遥か昔に、海で生きていた小さな小さな生き物の化石達。既に命は無いそれらに動きを与えることで、新たな生命感を生み出すコマ撮りアニメーション。 時間も、大きさも、命も、私達とは全く違うレイヤーに存在する微化石達。古代の地層から取り出され、今ここで音楽と共に新たに生き生きと踊り出す。
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"GHOST APPLE PIE"
普段考えないことについて目を向けさせ、問いかける作品が展示されています。
この展示を通して「彫刻という概念」「色という価値」「見るという概念」「形と空間の関係」「見る見られる関係」それぞれあなたはどう思いますか?と問いかけます。作家の捉えたそれぞれの問いの答えとあなたの答えは近いのか遠いのか、どのように関係しているのでしょうか。自信に問いかけながら鑑賞してみて下さい。
「ほのかにみえる」
山田結
素材: プロジェクター、Raspberry Pi
映像はみることで情報を得られるものであるため、みるという行為が当たり前に染み付いている。ならばその映像を阻んでしまったら、人々はその映像とどう向き合うのだろうか、という考えからこの作品は始まった。
この映像の前を横切れば映像に自身の影が映り込むのと同時に、映像自 体の解像度が下がりみえづらくなる。映像をみようとしても、映像の方 から逃げていく。映画、アニメ、YouTube 上にアップロードされている 動画達…私達から映像を求めることが多い時代に、あえて映像を”みせない”という作品を制作した。
「彫刻ー陰ー1」「彫刻ー陰ー2」「彫刻ー陰ー3」
石井千夕
素材: 光、影
この作品では、平面に映し出された影と、その影を作り出している物体の間の空間を、光が満ちた空間からある形(今作品の場合は立方体)に光が切り取られたものと捉え、彫刻として作品化することを試みた。 今回はグループで定めた大きなテーマが「思い込み」であったため、曖昧で不定形な影(陰)にはっきりとした形を持たせる、本来であれば重さや質感などがあることが思い浮かべられる彫刻を、触れることのできない、物質として存在しないものとすることを、テーマへの答えとした。 サイズの違う三作品を制作した意図としては、陰を彫刻とすることの説得力を高めること、また、展示台を用い、小さい作品から順に見せることで平面の影ではなく、光が切り取られた空間を立体作品としていることを、鑑賞者にわかりやすく提示することを目的としている。
「Shadow Therapy」
髙橋樹乃
素材: プロジェクター
天から地に映された光や影の形を見て、自分が在る場所や空間を想像する作品です。 人工的に作られる自然空間は単に心地良いだけではなく、「なんとなく」以上に身体感覚に影響があると考え、暗い空間に光が差し込む森の奥のような空間を作ろうと試みました。プロジェクターから映し出された模様は、音波による振動で揺れた水が光を反射して作り出したパターンです。それは象形文字やウイルス、春の小川、木漏れ日などを様々なものを想起させます。人体の過半数を満たす水という物質が見せるそのパターンから、人々が今まで自然から得たことや読み取ってきたことを原始的に解釈し直そうとしました。
「霞絵」
紺野夏鈴
素材: キャンバス、モデリングペースト、油絵具
海の青。夕焼けの赤。印象深い色彩を持つものは、わたしたちの目に焼き付 いている。色彩は絵画の美しさを際立たせ、魅力を与える。色彩を与えなかった絵画は、見る人に色彩の印象を与えられないのだろうか。鮮やかな色 をイメージさせる花をモチーフに、キャンバスそのものの色である白のみを使い描いた作品。絵の具の厚みとマチエールで表現し、鑑賞者はイメージを 受け取るだけではなく、自分のもつ花のイメージと重ね合わせて観ることになるかもしれない。
「入り、見、誰?る」
大野和
素材: モニター、カメラ、鏡
作品の中に入り、普段見るものと向き合ったとき、普段何気なく見ているものがこちらを見てくる。それが誰(あるいは何)なのか。見る、見られるの関係が入り乱れる様から、普段何気なく使っているものが私たちに対して何を思うのかを想像してみて欲しい。
(※作家の意向により作品の写真は掲載していません)
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"地点と視点"
同じ地点でも人によって瞳に写っているものは違います。最後の展示はそれぞれの選んだ地点とそこからの景色を作家の視点を借りて鑑賞します。「雄物川」「水」「トラマルハナバチ」「雨」「カート」という地点のどこに焦点を合わせているのでしょうか。そしてこの展示を終え、実際に自分がその地点(場所)に再び触れた時、あなたが焦点をあわせ見る景色はどんなものなのでしょうか。
「resize :水」
須田
素材:ポリ塩化ビニール
夏に荒川鉱山の近くを流れる川へ行った。浅い川に手を入れてみると、指の間を水が早い流れで通っていった。いつかこの、指の間を通った水が下流へいき、あの大きな日本海の一部になるのかと思うと、初めて大きな水の循環の前にいることを感じられた。 今回、水のイメージに近かった塩化ビニールを用いて、川から海の流れ、そしてそれらを形成する水の形、大きさについて考えた。細長い方は上流を、膨らんだ方を海としている。中身は筒状のものが流れの早い海の水、円形のものが大きく留まるイメージになっている。
「吹き溜まりにて」
山本慎平
素材: 紙、紙粘土
アパートの共通廊下で拾ったトラマルハナバチの死骸を元に制作しました。その場所に至るまで、どんな生涯をおくってきたのか、生態などを調べ想像しました。まとめた情報から形を作り上げて対象を見つめる様子を可視化したいと思いました。
「水に混ざる」
白田佐輔
素材:プロジェクター、木材
今回、リサーチの対象としたのは雄物川である。雄物川はかつて「サケの川」と呼ばれていたほど、鮭や鱒が多く獲れた。川を遡上する鮭、それを獲って生活する人々、山から海へと流れこむ水。様々な関係性が絡み合った雄物川をイメージしてアニメーションを制作した。また今回は自分自身が移動することで映像が移動するような装置を制作し、実際に雄物川に投影した。
「相反するショッピングカート」
酒井陽奈
素材: ショッピングカート、糸、紙
ショッピングカートはスーパーで買い物をする際に使われるものであり、ほかの使われ方をすることや外に出ることが滅多にないというところに面白さを感じて作品化しました。 スーパーから出てもショッピングカートそのものの姿形は変化せず、しばらくの間自由を謳歌します。 しかし、ショッピングカートはそれに付けられた名前と役割の重さによって徐々に動けなくなります。 私と色々なところにお出かけした自由ショッピングカートはスーパーから出た 時点でその役割を失い、そのものをあらわす名前はなくなりますが、美術館に縛られて展示されてもなお自由を主張します。 自由になりたいけれど自由になれないショッピングカートのジレンマを表現した作品です。
「しずかなところ」
小林琴子
素材:梱包材、ダンボール、サーキュレーター、布
屋根、水溜まり、葉や樹木など、落ちた場所によって音を変える雨に魅力を感じ、雨音をモチーフに制作した。高湿度な日本で暮らしてきた私たちは、"水の上に雨が落ちている音がすれば近くに川や海がある"、"屋根の上に落ちている音がすれば建物の中にいる"など、雨音を通して自身が今立っている場所を想像する能力が身に付いている。
今回の作品では、梱包材とダンボールという工業製品から雨音に見立てた音をたてることで、鑑賞者の記憶とリンクし、雨音を想起させることを目指した。自然は置き換えや見立てを通して鑑賞者の記憶を想起させることで、より美しさが際立って感じられると考えたことからこの手法で表現した。
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以上となります。
今回の展覧会には5日間でのべ354名の方にお越しいただきました。ありがとうございました💐
後期になってから3回行われてきたビジュアルアーツ専攻7期生の専攻展は今回で最後となります。全3回の展覧会に関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
次のビジュアルアーツ専攻7期生の作品を展覧会という形でお見せできるのは来年度の卒業制作展でございます。「SEEDs」「RE:af」「Bouquet」から更に成長した私たちの作品をぜひ見にきてください!
【🌿お知らせ💐】
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