センタクテキフウフベッセイ
お察しの通り、「選択的夫婦別姓」です。
皆さんはどうお考えでしょうか?
タイミングを見計らうように、国連4度目の
勧告を日本政府に諮問しました。
私が高校時代からこの話はお茶を濁され
店晒しにされていたのです。
これを話すなら、私は実は日本で昔はやってた
事だから元に戻せばいいじゃん!と思っている
人間です。
皇室の皇位継承権者の話だと、それ言うと
オランダはとっくに王室終わってます。
聞けば現国王の御母上、ベアトリクス前女王より
前もお一人かお二人女王様続きだったそうです。
人数足らんで、王位継承権のある家の第一子女
(←つまり第一子。親王内親王関係なく)が
継ぐという事を明記しています。
英国王室もそうして繋いできたのです。
(そうでないとチャールズ現国王は女系国王で
アウトになってしまいます。となれば、継承権
第50位くらいの、故エリザベス女王様のお父上
達兄弟の、その上から引かれる血縁辺りまで
遡る事になり、非現実的です)
皆さん最近の、特に戦後すぐの憲法や
改正民法の話だけでこねくり回して
います。江戸時代まで遡ってください。
何かの際によく私は脱線して書いている気が
しますが、江戸時代以前は、養子養女で
養家に入るまでは実家の名字を名乗り、
養子養女になると養家(相続)先の名字を名乗る
のが通例。出身が大事なので、どこから来たのか
とても重要事項でした。
養子養女になればなったで、生まれた家と、
養家(←誰が養父養母になったかがポイント)の
名前と2つ背負う事にもなる方もいます。
例えば天璋院さま。生まれは薩摩今和泉の
島津家ですが、本家の斉彬殿の養女に、
その後親類の京都・近衛家の養女として
江戸に送り出されて、13代家定将軍の
継室になりました。箔をつけることも
身分の高い人には必須だったので、
どこそこの養女という言葉は大切です。
しかし、ちゃんと元をたどれる最初の
名字は基本的に一生ものという概念でした。
小松帯刀なども、元は肝属家の次男坊
(←薩摩にきもつき郡とあるのですが、その
出身で確定ですね)です。
妻、近子さんの婿養子として、近子さんの兄上
から小松家の相続話が来たとか。
その為、現在放送中の「光る君へ」(余談ですが
あの曲作ってる冬野ユミさん、どうもうちの
母校の先輩のようです。驚き!)や、少し前の
「鎌倉殿の13人」でも、養子養女にならない
限りは、男女ともにずっと生まれた時のうちの
名前で一生過ごすもの。うちの名前は大切です。
ある種出身地は不変ですからね、養家先は
さしずめ経由地。
近世まで出来ていた訳です。
高々それをしなくなって150年少々ですか。
やらなくなった方が短いなら、選択的でも
つい最近ですよね、個人的には可能だと
思います。
あと、個人的理由でしてほしいのです。
私は一人っ子でもあるのですが、これが
佐藤さんや鈴木さん等、最初から
名字の人口第一位二位を争うような名前なら
そうは思いません。私の名字は、あぶない刑事の
「ダンディ鷹山」ことタカさん役のあの方と
同じだったんです。三重県北勢部に特に
多いのですが、出てしまうと悲しいくらい
珍しいです。そう、日本は、中国や韓国と
同様東アジアのご飯とお箸の文化圏なのに、
名字だけは30万もある!となると、どうやって
読むんだ?と言う読みにくい名字もたくさん
あります。帰化した際に作った名字も足されて
行くため、歴史が様々。
珍しい名字が結婚によって減るというのは
なかなか問題だと思われます。
電話で説明する時には、鷹さんのお陰で
説明はしやすいのですが、大概皆さんの
頭にイメージが湧いてません。体育館の
館の字を書く方がほとんどで、小さい頃は
嫌だなぁと思ってました。よほど、母の
旧姓「片山」の方が楽でいいと思ってました。
しかし、結婚した相手が佐藤さんでした。
埋もれ感満載!私の気分はおかしなことに!
手続きが面倒という以上にに私の気分が
グラグラ。アイデンティティが揺らぐって
こういうことか!と実感しました。
否定された気分とまでは思いませんが、
15年ほど経った今でも体には馴染まないです。
取り敢えず住基カード(いわゆるマイナンバー
カード)と、その1ヶ月後に更新した運転免許証
には、旧姓併記をしました。
住民票に旧姓併記をしてもらいにその3ヶ月ほど
前に区役所に行きました。役場の書類は
完成するのに時間がかかるので、運転免許証の
更新ができるようにするとなると、住基カード
にも書いてもらえるほうがいいなと思いました。
なので、旧姓併記した住基カードを試験場で
見せ、「了解しました。旧姓併記した事も
裏面に書いておきます」という確認が係官の
方からも取れました。
旧姓併記でとりあえずは何とか今はいい
ですが、ホントは「今」選択できるなら
離婚しないで旧姓に戻したいです。
だって、旧姓併記した免許証の写しを
入れておかないと、大学の卒業証明とか
請求したり提出出来ませんもん。
ちなみに、中国や韓国は基本夫婦別姓。
子供は基本父親の姓を名乗ります。
子どもが出来たら、基本は父親の姓で、
母親の方を選ぶのは確かそれこそ一人っ子
(韓国では一人っ子政策はありません)だから、
とか、先祖の相続が出来るのがもう母親しか
いないからというのか、でも日本よりきつい
男尊女卑の社会だったのから民法等の改正の
おかげで15年ほど前に結婚の際に子どもが
出来たらどっちの名字をつけるか選べるように
なったとの変化があったそうです。
隣の韓国で出来てて、日本でこれが出来ない
というのは理由にならないでしょう。
国に色々事情はあるけど、似た文化圏で
出来てる、やってるんだったら、きっと
こちらでも可能だと思います。
家の子供達は、どういうわけか佐藤が
嫌で、「もし離婚したらお母さんの名前がいい」
という事を言います😅
私は、夫の人間性を嫌になってるわけでも
ないので離婚は考えてません。かと言って
事実婚なのも何か違う。両親が言った
「わしは三男坊やし、兄貴(父の伯父、長男の
伯父さん)のところに双子含めて3人も男子が
いるから問題ない」「一度は大勢の人と同じ
経験をしてきた方がいい」という言葉で、
少し割り切って考えることにしました。
私が死ぬまでに、名前をもとに戻せるのか。
もう30年かかるのか。政権交代になるのかも
含めて、国連勧告後の国会の動きを注視したい
と思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?