県立高校統合されたあと

都道府県によっては県立や市立などの
公立高校の統合および廃校も最近かなり
多くなっていると思います。

たまたま、娘は美術科と農業高校を
県立高校受験では志望校として選び
ました。

農業高校は、個人的には減っていくか？とも
思っていましたが、気候変動で大変になるのに
戦後のこの特に平成以降で食料自給率の
大激減状況を国家的にまずいと思っているのか
いないのか？と考えると、必要不可欠な
学問分野ではなかろうかと感じます。

特に、それこそ各々が「家庭菜園でいいから
食べる分の野菜をこしらえられる」ように
なるのは、もしかしたら今後人生の必須科目と
なるやもしれません。

お米も今年はえらく大変でした。
ましてや家畜系のことになると餌代が、と
なります。餌代も輸入が多いために、円安の
影響で余計に肉が全体的にも高いです。

100%を目指したいけど、せめて今は2割に
近い3割と、バッターの打率よりひどいです。
野球のバッターは3割打てたら評価されます。
国内食料自給率が3割とは😞

となると、大学の農学部や、農業高校は、
やはりもっと学問としても実践場としても
強化してもらいたいところがあります。

残念ながら畜産科も併設している場所が多く、
佐屋高校農業科では弥富に近いために文鳥の
繁殖や飼育動物(つまりペット)としてのウサギや
イヌ等も飼っていると娘が話していたのを
体験入学後に聞いたのですが、敷地が広めで
ないといけないと思います。

ただ、空き校舎、廃校を通信制の高校や
他の目的に転用するのは悪くないのです。

郊外だろうと町中だろうと、家庭菜園や
プランター野菜の栽培の技術習得というのは
大切になってくる気がします。
ホントは、都市型の農業高校、農業大学校を
考えた方がええように感じます。
普通科ばっかりじゃなくて、せっかくの職業
(専門)高校について、本気で考えて未来に
繋げるべきではないかと特に最近感じています。

教育をケチるのはホントにだめです。
三重県立相可高校のレストランはテレビの
ドラマにもなってて今やよく知られてますが、
農業高校と食物科、プラス昔で言う商業科の
「売上、メニュー開発、営業方法」の技法を
(業界ではマーケティングといいますね)混ぜて
考えて店舗の経営を進めると、さらにあの
レストランは売上がすごくなると思います。

職業(専門)高校の地位はどうしても低く
されがちです。

でも、普通科は何でも対応できるかもしれない
けれど、迷った人はずっと迷ったままです。
廃校が農業高校になると、近所の方を巻き込み
水やり当番や学区の方へ講習会も開きやすく
なる気がします。
農業高校の文化祭だと、野菜市場や出店が
イメージされますし、実際農業まつりって
産直市場のように賑わうんですよね。
ホントは家畜も併設できたら理想ですが、
取り敢えずお米や大豆、小麦、あとは
カレーに入れたり冬になるので鍋野菜の
植え付けから収穫までに技術がいることを
学べるの、いかがですかね？

海辺で水産高校や商船高専があるのは
わかります。海辺でも廃校が統合により
増えています。水産高校、これまたホントは
増えた方がいいんですよね。漁業、水族館、
環境厳しいからなぁ。

統合して減らすのも大切ですが、どうせ
少子化ですよ。普通科ばっかりだから
学校減らそ、小学校中学校減らそ！じゃなくて
「通信制の中学校小学校、または定時制の
小学校中学校」にしてみる。
「専門高校を地域の人達に門戸を広げて
学び直しの拠点にしてもらう」等考えを
柔らかくしてみるのはいかがでしょうか？

だって、普通科出て、経済学部じゃなくて
文学部でなぜか銀行に仕事することになって
簿記知らないとなったら、独学出来ますか？
商業高校なら伝票の計算とか帳簿の見方とか
1から教えてくれるので(←NHK高校講座を
テレビで見ると、20分でようまとまっとる)
地域に門戸を広げる発想を大学、大学院だけで
なく、高校にもおろすのはこの時代必須と
感じます。

ハローワークからの職訓が受けやすい方もいると
思いますが、全員が休んでは行きにくいし、
遠くて困るとも思います。廃校の小中学校、
高校は、実は案外通いやすい場所に立地して
いるのも見逃せません。

統廃合後の学校について、子供ばかりでは
なく、大人の「職訓」として親しみやすく
距離の近い場所になることをふと考えました。

冷暖房完備で、建物のリフォームは
欠かせない。工業高校でもそういった
「実践」を新しい学校設立の際に試すのは
いかがでしょうかね？

暗くなるのではなく、循環させましょうよ。
壊すのも大変だしね。