先生おらん!
読みたい本が増えていく、という私の
ジレンマの中の一冊で、書籍部で
引っかかって図書館で借りれたモノです。
先生が足りない、という朝日新聞編集委員の
氏岡真弓さんが書かれた本です。
また、私がつけた題名は、名古屋弁で
叫んだらこんな感じってことです。
(←バナナマンのせっかくグルメで、
「せっかく◯◯[御当地]に来たんだから
どこそこのお店のウンタカってメニューを
お召し上がりください!」というボードを、
ひーむーいーつ(日村さん、設楽さんが
コロナ禍で持ち帰りメニューを入れる箱が
ウーバーイーツの保温仕様のあのリュック
だったのを見て言うもんだから、個人的に
日村さんの言い方が気に入ってしまい、2年程
ひーむーいーつと言ってます。御免下さい)が
持ってますが、あんな感じで日本中の学校で
「先生足らん!おらん!」という状況に
苦慮している様を論文のようにまとめています。
先生が足らない、という話は、実は場所が
場所なら20年近く前からあったのです。
ですが、不況の就職氷河期で公務員さえも
試験に集まりすぎて倍率30倍とかを見た
私からすると、今の私達40代がごそっと
いないはずです。
公務員もそうですし、いわゆるリーマン達の
お勤め人方もですが、この昭和45年生まれから
昭和の終わり生まれまでの人達は、派遣や
契約職員、嘱託職員にアルバイトが多く、
アルバイトやパートでさえも「お祈りメール」
「お祈り手紙」の山です。
それがですよ?今最低でも60歳の人達辺りは
バブルの絶頂期にどこでも引く手あまたの
変な就職活動経験者が多くいた為、多分ですが
「人が足りんってどういう意味?」と、
自分ごとに思えず想像を絶しているのでは
なかろうかと推測するのです。
私は努力しないで「出来なかったから」とは
言いたくないので、思う努力はしたのですが、
バイトも契約社員・職員も、とにかく何を
受けても、来た履歴書は見ずに送り返して
いやしないか?と思わずにいられないほど
お祈り手紙の返信ばかりでした。
後々、娘が自閉症スペクトラムだと言われて
その様子に自分の方がよほど強い様子が実感
出来ると思ったのです。それで病院でじっくり
調べてもらったら案の定です。
となると、私に合った「就職塾」を見つけて
通って対策を練った方が、パートでも何でも
職が見つけやすい、または仕事探しのポイントの
勉強がしやすい、数撃ちゃ当たるで疲労が
溜まることも減るだろうと考えました。
そこで、LITALICOワークスが最寄駅にあるのを
見つけて連絡したら、定員満員で断られました。
が、名駅の笹島寄りのビルに新店舗(新しい
事務所)を開く支度をしてるからそこでは
どうかと言われ、名古屋駅なら便利だし、と
1年間通いました。
娘が小2の時の一年間、週に2日の半ば習い事
のような具合でしたが、お兄さん達がやけに
多くて、おばさんとしては「君達も苦労が
多かったんやねぇ。お疲れさんや。」と
言う気分でした。隣の人を見ながら色々と
自分を振り返る機会が出来ました。それこそ、
「日本にいると気づかないいい面」のような
具合で、「自分ではわからない得手不得手」も
よく洗い出せました。
名市大(名古屋市立大学)医学部側の食堂を経て
現在名大に移籍して洗浄専門で早6年が経ち
ました。
仕事としては大変ですが、場所や共に働く
皆さんのお陰で6年も続いてます。
同時に、小2までの間にいた娘の特別支援学級の
担任の先生達がとても対応のいい先生でした。
学校全体としても先生が精神的支柱だったとも
伺いました。なのに、特別支援学級の先生は
常勤非常勤問わず講師格の方々が多く、正規の
教諭はかなり少ないそうです。名古屋市だけか
どうかは知りませんが、ただでさえクセの多い
メンツ。一桁のクラスでも疲労はかなりだろうと
お察しします。あれはよくない。先生の熱意と
ガッツだけで務まるわけがありません。
もっと、昔で言う養護学校の教員免許を
取りやすくしてほしいです。そのためにも
放送大学の存在は大切です!
あと、教育の事を扱う講座で知りましたが、
就職氷河期前後から、教員免許は取ったが
一般企業に就職した人が8割なんだとか。
ずっと先生族は少数派なんだそうです。
ならばですよ?これは逆転の発想をする
べきでは?つまり、「教員免許を持っている
一般企業や他種の公務員、自営業などの
【シャバ】←ゴメンナサイね😂の世界を
経験した人専用の教員採用試験を積極的に
する」のです。
だって、持ってる人多いんだもん。
芸能人でも教員免許持ってる人意外と
いるもんで。
教免持った方の8割は一般企業や一般社会に
就職や仕事をしているデータがあります。
ならば、これを逆利用して、「社会人経験が
ある先生が、きちんと条件整えたら、揃え
られる」ということで、社会人経験者教員
採用試験を今後設定するようにするんです。
先生しか経験したことのない先生というのも
いいのですが、今時社会にはたくさんの方が
いるんです。「くくれない」方々の方が増えて
いるんじゃないかとさえ思います。
ならば、公務員含め、先生方の採用試験も、
もっと「受けようかな」と思わせる制度設計に
しないとねぇ。
公務員含めた先生や学校職員の採用試験は、
よく考えると、「新規採用」ばかりで、辞めた
後は一般企業や独立などの一方通行。
一般企業や自営業等から公務員になるのに
「社会人経験者採用試験」もあるのですが
かなりハードル高めです。そんな皆が俗に言う
課長部長まで昇進したことないでしょう?
出ていくばっかりで、似た前後の年の方の
補充は公務員業界ではほぼ考えたことがない
と思います。これが、減ってばかりで増えない
元になっていると考えます。
パン屋さんから事務員さん、銀行員から
資格取って公認会計士等、ホントは色んな
仕事の経歴を持っている方がいるもんです。
公務員も立派な仕事人です。ですが、民間の
社会を知らずに役場へお勤め、また先生になる
というのは、個人的には偏りませんか?と
思うのです。私立でも実は一度先生になると
定年までいる先生が多いです。私が中学生の
ころ、システムエンジニアで8年企業にいて
数学の先生になった先生に数学を教わった
経験者がいました。その方のお話は、外界との
貴重な接点でもあったし、これがこんなところで
役に立つって例を、よく教わった記憶が
あります。
行く行かないは別にしても、ほぼ全員学校には
お世話になりますが、先生や役場へ就職するのは
全体の一割いくかどうかではなかろうか?
とすると、業界内で凝り固まってしまう原因
にもなりそうです。
今後先生や役場へお勤めを考える方は、
最初から採用試験を受けるのではなく、
まずは一般企業やバイト、ボランティア
でもいいから「シャバ」の世界を経験して
から採用試験を受けることにしては?
たくさんの例を見るのは、特に最近は
核家族だし単身世帯の多い日本において、
必ず有益になると思います。
昨日の選挙が「衆議院解散総選挙」だと
知らずに「何か明日選挙あるから行ってくる」
と言う会話に遭遇して驚いた私です。
(←そんなにあの選挙ってインパクトないの?)