やっぱり北条司氏は外せない
昭和62(1987)年4月、私は小学校に入学しました。
時を同じくして、似たような時期にTM NETWORKの
「GET WILD」がラジオから流れ出しました。
その年からピアノを習い始めたのですが、翌年に
発表会で、ドリマトーン(河合楽器、KAWAIでは
エレクトーンではなくドリマトーンと呼んでいました)を
習っていた人達の10名に一名はGET WILD演奏者でした。
あれは確かにピアノよりドリマの方が映えますね。
(はえる、と読んでください。あの頃なので、流石に)
その頃私は漫画は読んでおらず、平成8(1996)年の高校時代に
ある日の夕方学校から帰宅するとテレビでCITY HUNTER’91の
再放送が放映されていました。あれ?もしかして、これが
ラジオやテレビで言ってた「アニメのエンディングなのに
アニメの歌と一発でわからない曲No. 1」の元ネタ???
一体気づくのに何年かかってるの、足掛け9年?
実際の話、従兄達(母方の叔父に、私より歳が上の兄弟が
いて、いろんなところにジャンプが置いてあったのをチラチラ
読んだことがありました。ドラゴンボールも、北斗の拳も、
アラレちゃんも、たくさんアニメになったもののタイトルや
作品の中身も、母の実家でテレビがついていて見られるタイミングが
合えば見て、ガハガハ笑ってました。名前ばっかり知っていて、
しっかり中身を理解していたってわけではないのです)のおかげで
ジャンプがあったからタイトルだけは知っていたのですが、
どれ一つとしてシリーズをオンタイムで観た経験がありませんでした。
しかも、高校時代、大学受験のために塾通いが始まった時、
名古屋駅裏側の方に本屋さんがあったのですが、そこにちょうど
原作コミックスの文庫本が発売された頃と重なりました。
驚いたことに、あれ?と、ここで、’91シリーズで見た
シーンを探したら、一応あるにはあるけど話が全部絵に
なってるわけではないんだ!とか、元はこういう話だったのか!
とか、何より、少年漫画の漫画家なのに、ほぼ絵画(展覧会で
貼ってありそう、美術館に飾られそうなほど、今風に言うと
画力がありすぎる、ほぼ写真のような絵を描く)のような
漫画を描くし、歌だけ知ってたCat’s Eyeも原作が同じ
北条司氏で、デビューして数年しか経ってなくてあの絵?
なんと恐ろしい話と思いました。
あれから早27年。昨年は9月に天使の涙(エンジェルダスト)という
新作で尚且つ「来週のCity Hunterは〜」みたいな終わり方をしたので
個人的には「早く次作らないと、元の声優陣皆鬼籍に入ったらいやよ〜
と本気で思ってしまいました。名大の食堂パートは8、9月と2、3月を
お休みにしている(大学のカレンダーでお休みだと、うちの階は閑散期
扱いになり、大学生と同様お休みになります。一階は一年中オープンしてます。)
ため、映画の封切りがこの休みにかかれば、パート代つぎ込んでも
文句言われないしそのために働くぞってなるのですが、学期の間だと
困るよなぁ〜(そんなの制作サイドの都合だもん、しょうがないでしょ!)。
本気出した漫画家の絵はやはり見ていても目の保養になるものです。
芸術の都、フランスでも、本気で作った実写版は、フランスのみならず
日本でも逆輸入されてとても好評でした。(翻訳の都合上もうちょっと
早く封切りできればよかっただろうにと思いましたが、新宿プライベートアイズが
日本で封切りされる二日前にフランスで封切りされ、フランス版はその年の
11月に日本で封切りされました。次の年が2020年だった為、推して知るべし。
なんか悔しいなぁ。なんとか2度見れましたよ。最初は日本語版で、2度目は
フランス語版の日本語字幕で)
現在は、わたなべぽんさん(やめてみたシリーズ)やただっちさん
(平凡な主婦が東大院生になりました)など、あとは娘がたまに借りる
たかぎなおこさん(マラソンや低身長の話など。出身が私の両親の実家と
かなり近そうなので)など、丸みを帯びた感じの漫画家さんの作品が
好みです。いずれもノンフィクションコミックエッセイ、つまり実際
あった話を絵で綴るタイプの作品を出されている方が多いですね。