僕はこうしてゴルフが上達していきました
ゴルフデビューは35歳の時。河口湖カントリークラブ。
ティーグランドから富士山が見える素敵なコースでした。
でも、富士山の記憶は最初だけ。
あとはボールと芝生だけを追いかけていました。
たしかスコアは180くらい。
ちゃんと数えることすらできなかった苦い記憶。
日本のゴルフ人口は約560万人と言われています。
ゴルフをやる人のほとんどは、100を切ることを最初の目標にします。
100を切れる人の割合は、約32%だそうです。
2年ほどやって、コンスタントに90台が出せるようになり、
ちょっとゴルフが楽しく思い始めた時、
経営者が集まるコンペに参加しました。
そこにはお近づきになりたい経営者が何人かいました。
話しかけてはみたものの、相手にしてくれません。
彼らと一緒にいるのは、既に信頼されているゴルフ上手な人たち。
経営者のおじさん達は、上手い人とラウンドしたいわけです。
ゴルフが上手くないと仕事に繋がらないのだと知ったのもこの時です。
「もっと上手くなろう」
そう決心しました。
毎週練習場に行くことをルールにし、本や動画で研究しました。
その成果もあって、たまに80台を出せるまで上達しました。
こちらの表をご覧ください。
80台だと上位15%くらいに入ります。
ゴルフ中級者というレベルでしょうか。
そこそこできるようになって、またゴルフが楽しくなってきた時です。
一緒にラウンドしている人が言った一言に、
僕は心底むかつきました。
「そのゴルフじゃ70台は出せないよ。」
彼は大学からゴルフをやっている人。
僕のゴルフでは、せいぜい80台が限界だといいます。
何がいけないんだと聞くと、基本がなっていないらしいのです。
確かに毎週練習には行っているのですが、全て自己流。
ちゃんと習ったことはありませんでした。
70台はアマチュアゴルファーにとっては憧れのスコアです。
「ちゃんと基礎を学んだら70台が出せるかも?」
そう思い、レッスンに通うことにしました。
レッスンには2年ほど通いました。
その成果もあってか、コンスタントに80台が出せるようになりました。
上位15%です。
アマチュアゴルファーとしては結構上手い人の分類に入ります。
コンペに参加すれば必ず上位になりますし、一緒にゴルフをやると「教えて」とか、「スイングチェックして」など声がかかります。もちろん、仕事にもつながりました。
これで僕のゴルフの目標は達成!
そう思っていました。
今年参加したいコンペで、ティーチングプロとラウンドする機会がありました。一緒にラウンドした後の懇親会で、彼が言った一言に衝撃をうけました。
「今のスイングだと、60歳になったら200ヤードしか飛ばなくなりますよ」
痛いところをついてくるなー、この人・・・
実は、筋トレしているのに飛距離が全く伸びていないことに疑問を感じている時でした。きっとスイングに問題があるのだろう。
レッスンをやめて5年。
独学で試行錯誤していて、誰かにみてもらいたいと思っていたタイミングでもありました。
後日、彼の体験レッスンに行って、僕のスイングを分析した彼は言いました。
「今のままでは片手シングルには絶対になれません」
片手シングルとはハンデキャップ5以下のことです。
70台をコンスタントに出せる人。1.5%に入る人です。
片手シングルには興味がありません。
なぜならば、片手シングルの人は、仕事を犠牲にしてゴルフにのめり込んでいる人が多いという印象があったからです。
でも、60歳になっても飛ばしたいし、アイアンの精度ももうちょっと上げたいという欲望がありました。
50歳を過ぎてスイング改造するなんて無謀です。
体にも負担がかかります。
でも、今回がラストチャンスなんじゃないかなと思い、取り組む決心をしました。
プロに教えてもらうと、体の使い方が全く違うのがわかります。
アドレスの仕方、クラブの上げ方、下ろす方向、フィニッシュの取り方。
フェースの使い方も違っていました。
これは独学では絶対にわからないし、気づかないし、矯正できないことです。
今は月に一回、プロにスイングのチェックをしてもらっています。
週一の練習は継続中で、教えてもらったことを定着させています。
スイングを変えたのでスコアはボロボロです。
ただ、以前よりもドライバーの飛距離も伸びましたし、70台が出る回数も増えてきました。
やっぱり、ゴルフは上手くなると楽しいものです。
余裕も生まれるから、ラウンド中の会話も弾み、楽しくゴルフができる機会が増え、その結果、声をかけてもらうことも多くなりました。
振り返ってみると、
上達する前に必ず嫌なことがあるというのが僕のパターンのようです。
「もっとゴルフを楽しめるようになるよ」
神様がそう言ってくれているのかもしれません。
しかし、神様って意地悪だよな。
もうちょっと優しく言ってくれればいいのに……
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
僕の車のナンバーは71。
いつかアンダーでラウンドできる日を夢見てつけた番号です。