将来やりたいことをどうやって見つけるか Ⅱ
将来何をすればいいのか分からないという若者に対して、よく勧められているのが「適性テスト」や「診断テスト」です。
テストを受けた後には詳しい分析結果が出るので、そこで自分の隠れた特性に気づけるというわけです。
たしかにこの方法は非常に簡単に「答え」を出せるでしょう。
テスト結果には、事細かにあなたの特性が記されています。
しかし、私はあえて自分自身と向き合い、自らの過去を通して自分の適性を見極める方法をおすすめします。
なぜなら、自分の特性というのは、誰かから指摘されて初めてはっと気づくようなものではなく、様々な経験や成長とともに自然と気づくべきことだからです。
自分が将来やりたいことはどこか遠いところにあるように思われがちですが、実は意外と身近なところにあります。
例えば、あなたが人から頼まれてもいないのに、せっせと取り組んでいること。
それは例えば、鼻歌や落書きであったり、作詞や日記を書くことであるかもしれません。
最初は何となく始めて、それが数年間も続いていたということがあるでしょう。
それらは実はあなたがこれからやるべきことのヒントです。
何となくやっていることでも、それをより高い次元のものにしようと知識や技術を身につけて取り組んでいけば、自分でも想像すらしなかったほど、レベルの高いものを生み出すことができます。
ところが、たいていの人は自らの可能性を花開かせることなく、「自分には才能がないから無理」とあきらめてしまいます。
周囲の大人たちも、その人の隠れた才能よりも、もっと役立つことをするようにと勧めることでしょう。
「適性テスト」や「診断テスト」にも、その人がこれから生まれ出ようとしている「何か」については一切ふれられていません。
こうして、多くの人たちは、自分の中から生まれ出ようとしているものに気づくことなく、何か釈然としない感情を抱きながら生きることになるのです。
しかし、不思議なことに、何十年という歳月が流れたとしても、一度心の中で生まれた「何か」は決して消えることはありません。
それどころか、その人自身では気づかないうちに、どんどん大きなものに成長していくのです。
その人が心の中で生まれた「何か」と反するような道に進めば進むほど、心はそれに反発するように、その何かを大きくしていきます。
そして、それがその人の心の中で、もうはちきれんばかりに大きく膨れ上がったとき、私たちは自然と自分がやりたかったことに気づくのです。
誤解がないように付け加えれば、それは決して天の啓示などではありません。
たとえその人自身が気づかなかったとしても、それはすでにその人の「心」が知っていたことなのです。
人は様々な経験を通して「成長」します。
そして、成長することによって、初めて「自分の心がずっと求めていたこと」に気づくことができます。
「答え」は誰かの頭の中にも、本の中にも書いていません。
それはたとえ今見ることはできなくても、いつも自分自身の心の中に秘められているものなのです。
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