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ワクチン接種済みを示すワクチンパスポートin Sweden

 既に2月にワクチン接種済みを示すパスポート発行のためのアプリ開発を含めて証明書の発行作業の進行を宣言したスウェーデン。他のEU諸国も夏の観光収入が極めて大きな財源となっていることもあり、ワクチンパスポートと俗に呼ばれる証明書の発行を急いでいます。とはいえ、ワクチン接種率の大幅な向上が成否の鍵をにぎっているわけで、スウェーデンはアストラゼネカの納入の遅れ、その後の副反応騒ぎでますます若者を含む年齢層への接種が先延ばしになっている状態です。

でも、ちょっと待てよ?

今欧州で大騒ぎのこの「ワクチンパスポート」、既に中国が昨年かなり早くから導入して、コロナ抑え込みに多大な貢献をしているではありませんか。

中国のグリーンパスは駅や施設に設置されたQRコードの読み取り、行動履歴から濃厚接触者を直ちに検査し、感染者を隔離し、追跡するというもので、これにワクチン接種の履歴が加わるだけですから中国の場合には応用篇というだけの話です。

他の国も早くからできるところはやればよかったじゃないか、という話になりますね。

その時に必ず出てくるのが「行動履歴がわかるなんて怖いじゃないか。」「中国はさすがにお上がプライバシーを管理するんだ。怖いな」という話です。

 でも、日本で私たちの情報が既に裸同然で晒されていること、そもそも携帯を使う時点で危ないことは周知の事実です。

しかも、このスウェーデンでは、個人番号のもとに全てが管理されており、個人情報は誰でも検索しうる公開情報のようなものです。

私の名前をいれれば、スウェーデンのどこに住んでいて、家族は何人で、電話番号はどうか、全部わかります。

要は悪用されないようにすること、どうすればいいのかわかりませんが、今の所、さほど悪いことは起こっていないようです。

危機的状況では個人情報の保護という名目で政府が「だから動けないんです」という言い訳に走るかも、ですが、そんなに個人情報がコロナ対策でさえ晒されるのはどうも、というような状況ではないように思えますが?

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