ジャパンテクノロジー”アナログ大助かりの巻”でスポンジをスウェーデンで焼く
スウェーデンのケーキは美味しいと思います。プリンセストルタだとか、今のシーズンだとセムラ、レモンタルトも私好みの「スーっっぱいやつ」ですし。
ただ、なんというか・・・スポンジという発想はないらしい。キャロットケーキや私が感激したクリスマス限定のスパイスケーキもいわゆるスポンジではないのです。
そこで、自分で作るということになるわけですが、私は日本でも電動泡立て器を使ったことがありません。使えるのですが、力入らずで必ずきめ細かい、そしてしっかりした泡立てができるという意味で、「これ」に勝るものはないと、自分基準で決定しているからです。
「これ」とは、象印のHi-Creamです。
とっくの昔に廃盤になっているものですが、母もこれを使っていたとみえて私が物心ついたくらいには手元にありました。その時のものは今も現役。スウェーデンで電動泡立て器を購入しても電圧がことなるので帰国時に整理しなければならないし・・・というわけで夫に持ってきてもらいました。それ以来、ここで何度もスポンジをつくることになりました。
実は日本の自宅にあるものは黄色いセットです。もう何十年も経っていて壊れることを知らない現役活躍中のものです。
そして、今スウェーデンで活躍中のこの赤い方は、以前、メルカリだかヤフオクだかで600円で売り出されていた新品未開封のものを購入して保管しておいたものです。こういうネットオークションにはあまり関わりを持たない私ですが、さすがに廃盤になってからすでに40年以上経過している名品、なくなったら困ると思って救済しておきました。海外に1−2年程度滞在する人におすすめしたいと思いつつ、廃盤になっているのにそれはないでしょ、と言われそうで・・・先に謝っておきます。
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