ベルギークラブのオーナー状況
先日、マンチェスターシティのシティグループによるロンメルの買収が発表されたことを受けて、2020年5月時点のベルギークラブのオーナー状況をまとめてみたいと思います。2019-20シーズン時点で1部16クラブ(No.1~16)、2部8クラブ(No.17~24)です。
1部クラブNo.1~16
1.アンデルレヒト RSC Anderlecht
Marc Coucke氏 (Wikipedia)
Omega Pharmaの創業者でベルギー出身の実業家。2017年12月からオーナー。同氏はそれ以前に、同じくベルギーのオーステンデ KV Oostendeのオーナーを2013年から務めていた。
2.クラブ・ブルージュ Club Brugge
Bart Verhaeghe氏 (Wikipedia)
ベルギー出身の実業家。2012年よりオーナー。
3.スタンダール・リエージュ Royal Standard de Liège
Bruno Venanzi氏 (Wikipedia)
Lampirisの創業者でベルギー出身の実業家。2015年よりオーナー。
4.ゲンク KRC Genk
ゲンクはNPO組織で運営されているクラブです。現会長はベルギー出身のPeter Croonen氏(Wikipedia)で、2019年からプロリーグのPresidentも務めています。
5.ゲント KAA Gent
Ivan De Witte氏 (Wikipedia)
Hudson BeneluxのCEO。ベルギー出身の実業家。1990年よりDirector。
6.ロイヤル・アントワープ Royal Antwerp F.C.
Paul Gheysens氏 (Wikipedia)
Ghelamcoの創業者。ベルギー出身の実業家。2017年よりオーナー。
7.シャルルロワ Royal Charleroi Sporting Club
Mehdi Bayat氏 (Wikipedia)
イラン出身の実業家で2010年からGM。2019年からベルギーサッカー協会の会長も務める。親であるAbbas Bayat氏(Wikipedia)が2010-2012年に同クラブのPresidentを務めており、イランの元首相のMorteza Gholi Bayat氏の息子。
追記:Fabien Debecq氏(Wikipedia)が会長。ベルギー人。Quality Nutrition Technology (QNT)の創業者。2012年よりオーナー。
8.メヘレン KV Mechelen
Olivier Somers氏 (Wikipediaなし)
Dieter Penninckx氏 (Wikipediaなし)
2018年より両氏で合わせて70%の株式所持。実業家。ベルギー出身。
会長は2003年からJohan Timmermans氏(Wikipedia)で、ベルギーの政治家。
9.ズルテ・ワレヘム Zulte Waregem
Tony Beeuwsaert氏 (Wikipediaなし)
TALのオーナーで、同クラブの主要株主。ベルギー出身。
会長はCarl Ballière氏。
10.ムスクロン RE Mouscron
Pairoj Piempongsant氏 (Wikipediaなし)
2018年よりオーナー。タイ人。
11.コルトレーク KV Kortrijk
Vincent Tan氏 (Wikipedia)
マレーシア人のビリオネア。2015年よりオーナー。
12.シント=トロイデンVV
DMM.COM。2017年11月よりオーナー。割愛。
13.オイペン KAS Eupen
ASPIRE Zone Foundation (Wikipedia)
カタールのサッカーアカデミー組織。2012年よりオーナー。
14.サークル・ブルージュ Cercle Bruges
Dmitry Rybolovlev氏 (Wikipedia)
ロシア人実業家。ビリオネア。ASモナコ AS Monacoのオーナーでもある。2017年よりオーナー。
15.オーステンデ KV Oostende
Frank Dierckens氏 (Wikipediaなし)
2019年よりオーナー。ベルギー人。そして、2020年よりアメリカの投資ファンドに買収される噂あり。
追記:アメリカのPacific Media Groupが2020年よりオーナー。スイス1部のFCトゥーン、イギリスチャンピオンシップのバーンズリーFCも所持。
16.ワースランド・ベフェレン Waasland-Beveren
Dirk Huyck氏 (Wikipediaなし)
ベルギー人。2016年より会長。
2部クラブNo.17~24
17.REヴィルトン RE Virton
Flavio Becca氏 (Wikipedia)
ルクセンブルクの実業家。ルクセンブルクのF91デュドランジュ (F91 Dudelange)のオーナーでもある。2018年よりオーナー。
18.ウェステルロー KVC Westerlo
Oktay Ercan氏 (Wikipediaなし)
トルコ人実業家。2019年よりオーナー。トルコ2部のボルスポル(Boluspor)のオーナーでもあり、ボスニアヘルツェゴビナのNKチェリク・ゼニツァ(NK Čelik Zenica)とマケドニアのFCシュクピ(KF Shkupi)にも出資している。
19.OHルーベン OH Leuven
King Power International Group (Wikipedia)
タイ資本。2017年よりオーナー。プレミアリーグのレスターシティ(Leicester City F.C.)のオーナーでもある。
20.ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワ Royale Union saint-gilloise
Tony Bloom氏 (Wikipedia)
イギリス出身のプロポーカープレーヤー。2018年よりオーナー。プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion Football Club)のオーナーでもある。
21.KFCOベールスホット・ヴィルレイク Beerschot Voetbalclub Antwerpen
Abdullah bin Musa'ad bin Abdul Aziz氏 (Wikipedia)
サウジアラビア。2018年よりオーナー。プレミアリーグのシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)のオーナーでもある。
22.ロンメルSK Lommel SK
City Football Group (Wikipedia)
UAE資本。2020年よりオーナー。説明割愛。
23.ルーセラーレ K.S.V. Roeselare
Dai Xiu Li Hawken氏 (Wikipediaなし)
中国人。ビリオネア。2017年よりオーナー。中国の北京人和のオーナーでもある。
24.ロケレン KSC Lokeren
Louis De Vries氏 (Wikipediaなし)
ベルギー人実業家。2019年よりオーナー。2020年クラブ破産。
まとめ
最後に国別にまとめると、
となります。このうち、イギリス(プレミア)資本が5チーム。フランス(リーグ1)資本が1チーム。それ以外にチーム所有している資本が4チーム。という状況となっています。
P.S 間違ってたら教えてください。謹んで訂正します。
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