【ESSMA】COVID-19のクラブ対応:コミュニティサポートとオンライン戦略
元記事リンク March 26, 2020
By ESSMA(@ESSMAstadium)
現在のCOVID-19パンデミックにより、ヨーロッパのクラブとスタジアムは、コミュニティをサポートし、意識を高め、ファンとの密接な関係を維持するための迅速なアプローチを模索しています。
ESSMAメンバーへのアンケート調査では、5つの異なるアクションが示されています。
1. 独自のハッシュタグを作成する
多くのクラブがソーシャルメディアの投稿を通じて専用のハッシュタグ(クラブスローガンの有無にかかわらず)を、その他の行動を促すフレーズと共に共有しています。
〇stay at homeの呼びかけ
アーセナルFC(Arsenal FC)のハッシュタグ #StayAtHomeSaveLives
〇in this togetherの呼びかけ
PSVアイントホーフェンのファンへの呼びかけ #PSVwestandtogether
NACブレダ(NAC Breda)の独自ハッシュタグ #NACvoorelkaar
〇To support the communityの呼びかけ
ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の #BorussiaVerbindet を通じたファンとの対話
2. ファンとの継続的な対話
公式戦が中断されている中で、クラブはファンとつながり、ファンを楽しませるための施策・企画を探しています。
PSVアイントホーフェンの企画では、クラブマスコットがトイレットペーパーを使ったパフォーマンスにチャレンジし、好評を得ました。
その他にも、ファンを活動的に保ち、ホームチャレンジやワークアウトセッションを通じて体調を維持できるように各クラブは提案しています。 たとえば、FCポルト(FC Porto)は #DFHomeChallenge をリリースしました。これにより、若い層のファン向けに技術的なトレーニングを行い、そのセッションの様子をファンの間で共有しています。
3. コミュニティをサポートするための行動
クラブは、ファンにコミュニティや隣人のサポートをするよう呼びかけ、健康に問題ない人達で周囲の人々を支援するキャンペーンを立ち上げています。
例:
FCユトレヒト(FC Utrecht)は、ボランティアと支援を必要とする人々の双方をマッチングするプラットフォームである「FCユトレヒトヘルプ(FC Utrecht helpt)」を立ち上げました。
ヴォルフスブルク市とStadtjugendring Wolfsburgとともに、VfLヴォルフスブルク (VfL Wolfsburg)は、困っている市民のために、Wir Helfenと呼ばれる同様のプロジェクトを開始しました。
ロイヤルアントワープFC(Royal Antwerp FC)は、ファンにマスクを病院やケアセンターに寄付するよう呼びかけました。
4. スタジアム施設を使用して仮の病院とする
より包括的かつ大胆な施策は、スタジアム施設を仮の病院に変えることです。
FCポルト(FC Porto)は、エスタディオドドラガン(Estádio do Dragão)を開放して、野外病院の設立や医療スタッフのための休憩場所の提供を行い、医療を支援しています。
さらに、PSVアイントホーフェンは求めに応じてアイントホーフェン市にもクラブ施設を提供しました。
5. 保健機関や医療財団への寄付
インテル・ミラノ(Inter Milan)やオリンピック・リヨン (Olympique lyonnais)などいくつかのクラブは、COVID-19を研究している組織や地域の医療機関を支援するために、多額の寄付しています。
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