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【ESSMA】トルコサッカー協会は全国のスタジアムセキュリティ・開発への投資を計画しています

元記事リンク December 23, 2019 
By ESSMA(@ESSMAstadium)

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ESSMAは、トルコサッカー協会とガラタサライSK、ベシクタシュJK、イスタンブールBBSK、カスムパシャSKを含むいくつかのトルコクラブを訪問し、それぞれのスタジアムでの運営と開発についてヒアリングしてきました。

トルコ訪問の主なテーマは、安全性とセキュリティに重点を置いたリーグ全体のスタジアム開発と運営に関する計画についてでした。 2012年から2013年に開始されたいくつかの開発プロジェクトが成果を上げ始めているようです。

安全とセキュリティに対するリーグのアプローチ

トルコサッカー協会は、トルコのスタジアム全体の安全性を向上させるための措置を講じています。 2013年、彼らはPassoligシステムを正式に導入しました。 Passoligシステムにより、トルコで試合のチケットを購入する場合、IDカードまたはパスポートを登録しなければならなくなりました。 システムに登録後、Passoligカードを受け取って初めてチケットを購入できるようになります。 スタジアムに到着後も、Passoligカードのスキャンを要求され、さらに顔認識カメラが本人確認を行います。 1部所属クラブの全てのスタジアムには、このシステムのために、リーグ主導で顔認識カメラが装備されます。

システムが導入されて以来、スタジアムでの事件は減少しました。我々がトルコ滞在中に訪問したスタジアムの管理責任者によれば、家族層が来やすいスタジアムに変化しています。 さらに、それぞれのスタジアムやクラブは、地方自治体と良好な関係を築き、安全なスタジアム環境を提供するためにスチュワードと警察も協力しているとコメントしました。

トルコサッカー協会では、スチュワード向けの教育コースも定期的に提供しており、試合日に運営と認証システムの統括管理をしているため、試合中に事件が発生した場合でも迅速に対応できます。

35のスタジアム開発プロジェクト

スポーツ施設の国家開発プロジェクトが2012年に設立され、トルコの住宅開発局(TOKI)が主導しています。 このプロジェクトの目標は、プロスポーツと一般向け娯楽スポーツの両者向けに近代的なスポーツ施設を建設することです。 当初の計画は、18の新しいスタジアムとアリーナの開発で構成されていました。 しかし、現在は35の開発プロジェクトがに増加しました(近い将来81の開発プロジェクトに増える可能性があります)。

プロジェクトでは、各クラブと各スタジアムは個別に扱われますが、全ての開発に適用されるスキームがあります。 古いスタジアムは売却され、地域で再利用するために再開発されます(住宅、商業施設、教育施設など)。 この売却資金が新しいスタジアムの建設に資金に充当されます。 それぞれのクラブ毎に適したスタジアムの大きさやタイプを調査し、新スタジアムは新しい場所(多くの場合、政府が所有している土地)に建設されます。 最終的に、クラブがスタジアムの運営引継ぎ、スタジアム賃借料を政府に支払います。

トルコ・テレコム・アリーナとメルシンアリーナは、TOKIが計画した最初の大規模プロジェクトでした。 全体計画の概要は、各地に最新のスポーツ施設群を確立することです。 最高品質ではないものの、効率的で、必要なものがそろった設計を施されています。 新スタジアムの大部分は25,000人から40,000人収容規模で設計され、ほとんどのクラブで長期的に使用していけるサイズにしています。 新プロジェクトの中には、屋内スポーツ施設、スイミングプール、その他の(小規模な)スポーツ設備など、スタジアム周辺に他のスポーツ施設を建設する計画も含まれます。 これらの投資は、地域社会にとって今後50年間にわたってトルコが大規模な(スポーツ)イベントを開催・誘致することを狙いとしています。


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