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心が叫びたがっていた

私は都心に住んでいるのだが、
この頃は自然の中に
身を置くことが増えた。


明治神宮の森を歩いた。

人出がほとんどなくて、
貸し切り状態。

森の木々は
ゆったり、伸び伸びと
そこにいた。

「これまで必死になって
 酸素を作り出していたのだね」

彼らに包まれながら、
そんなことを思った。


東京湾で初めて海釣りをした。

初めてなのに
周りから歓声が上がるほど大漁ゲット。

海風を感じながら
腑抜けのように
ゆったりした気持ちで
竿を揺らしていたら、

魚が近づいてくるのが
感覚で分かった気がした。


夕暮れどき、6歳息子と公園に行った。

平日の夕方。
これまでだったら
職場で眉間にシワを寄せながら
パソコンと向き合っている時間。

基本リモートワークになり、
ときどき息子も保育園を休み、
休憩がてら
そんな風に過ごすようになった。


涼やかな風吹く夕方の公園で、

蝉たちの大合唱や
近所の魚屋さんの
「はい、まいどー」の声を聞きながら、

息子が夢中でアリと格闘するのを
ぼんやり眺めている時間。


あぁ…

ほんの一瞬、
42歳の私が消え
幼い頃の私に戻った感覚に襲われた。

夕暮れになると
少し切なくなる、あの感覚を
ふいに思い出した。


コロナで生活スタイルが変わり、
時間的、心理的スキマが生まれたことで、
昔の自分、本来の私が持っていた、
でもいつしか隠れてしまった
「大切なもの」が
再び呼び覚まされ始めているのか。


そんなある日、スゴいことに
気づいてしまった。


実は私は、名前を3つ持っている。
(この記事の執筆はペンネームだ)


テレビディレクターのとき、
ビジネスをするとき、
そして本名。


前面に押し出してきたのは
ディレクターとビジネスネームで、

本名は
“息子のお母さん”としてしか
ほとんど意識していなかったことに
気づいた。


このnoteの記事を書き始めた
きっかけの一つでもあるのだが、

もう組織の名前や肩書きをとっぱらって
私個人として

「もっと自由に表現したい!」

もはや隠しきれない
肚の底からの叫びは、
どうやら本名のワタシからのものみたいだ。


そんなわけで
これから本名のワタシを
解放させてあげようと思う。



今、私の周りでは
“本当の望み”を考え始めたり、
気づく人が続々と出てきている。


コロナ=567

この数字はまさに
地球上のエネルギーを動かしている
象徴のよう。


人々の意識が変わる
変革のとき。


皆さんは今、どんなことを
感じているだろうか。


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