長生きの秘訣
ヒトもわんこもシニアになると少しずつ気になるところが出てきます。
それをパピーやジュニア期からのお手入れで少しでも軽減したり遅らせたりできたらいいなと思います。
勉強してきた東洋医学の観点から。
1.長生きの秘訣「養生訓」
東洋医学を勉強すると必ず貝原益軒の「養生訓」という書物に出会います。
健康に気を付ければ誰でも長生きができる・健康を崩すのは日々の養生を知らないからという出だし。
現代語訳版も出てるので興味があったら見て見てください♪
※冒頭の貝原益軒は病弱ながら養生して、30代が平均寿命といわれていた江戸時代で85歳・奥様も病弱だったものの62歳まで生きたということから説得力大!
2.「先天の気」と「後天の気」
ヒトもわんこもみんな両親から先天の気(生きるパワー)をもらって生まれ、生まれた後は、食べ物と呼吸で後天の気を身につけていきます。
この気を失わないように大事に養っていくことが健康的に生きるポイント。
生まれつき元気で丈夫であっても、食生活や日々の生活習慣が乱れていれば元々与えられた寿命を全うすることができないし、適切な食事や生活習慣を心がければ長生きできるということ。
シニアになってから慌てて不調になった箇所に着目して治療をするのではなくて、パピーやジュニア期から、適切な知識を持って、ケアしてあげたいです。
3.養生の基本
身体の内側の乱れをおさえて、外から襲ってくる外邪にそなえることが基本。
■内なる欲望を控える
・七情(怒・喜・思・悲・憂・恐・驚)
・食欲
・性欲
・睡眠欲
■外敵に備える
・天候(風・暑・湿・寒)
・ウィルスや菌
・ストレス
この2つを実現するためのポイントが5つ
① 心穏やかに整える(喜びすぎるのも異常をきたすのでNG)
② 食べすぎ注意
③ 昼間は動く
④ 夜は休む
⑤ 季節の変化に備える(暑さ・寒さ・湿気や乾燥)
ヒトはどうしてもコントロールがむずかしいけれど、わんこはご家族が気を付ければ改善できるところが色々ありそう!
4.まとめ
ごはんだけでは健康になれないし、生活習慣が本当に大事。
ごはんについては薬膳と栄養の両方の側面から、ケアは今まで学んできた、普段できる簡単なこと・季節に合わせたケア方法を少しずつお伝えしていきたいです。
(なかなか全部はできないけども・・・)
逆に色々教えてください。