K君

私は、学生時代、硬式庭球部という泥臭い1?部活に所属していた。泣いたり笑ったり、様々な感情を味わって、今思えば、思いっきり青春していたなあ(笑)

今日は、ふと思い出したK君のことをお話ししようと思う。K君は、医学部に在籍していたエリート大学生。そのK君、数々の失敗談があり、皆をなごましてくれた優しい存在。

ある日の遠征からの帰り道、私たちは四国で電車に乗っていた。愛媛から岡山への帰り道、急行との待ち合わせのため、途中の駅でしばらく電車が止まって、喉が乾いていたK君、ホームの自動販売機でジュースを買うことにした。他にも何人かホームに降り立ってジュースを買ったのだが・・・

なぜか一人だけ電車に乗り遅れたK君。荷物は電車に乗ったまま、切符も電車に置いたまま、K君とジュースを残して電車は無情にも走り去ってしまった。その当時は、携帯電話もない時代で、K君、事情を説明して、何とか岡山まで戻れたというが。

またある日、K君、張り切って、女の子を誘って鷲羽山に夜景を見に連れて行った。それは、真夜中に近い時間。夜景を見て、いいムードになって、車に戻ったら。何と車の鍵をどこかに落として、車に乗れないではないか。真っ暗でどこに落としたかもわからないし。もちろん、その女の子との次のデートは、なかったそう。

そんなK君も、今はどこかで素敵なお医者さんになっているんだろうな。優しいK君だから、患者さんに寄り添った医療をしてくれているんだろうな。医学部志望の息子も、K君みたいなお医者さんになってくれたら、嬉しいな💕

#やっちまった #乗り遅れちゃったよ#もう次はない

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