かおかおどんなかお
こぐま社発行、柳原良平さんの絵本「かおかおどんなかお」は、息子が小さかった頃のお気に入りの一冊。言葉を覚える前から、この絵本が大好きだった。柳原良平さんが、笑った顔や怒った顔や嬉しい顔やたくましい顔やその他いろいろな表情の顔をユーモラスに表現してくれている。その中には、”泣いた顔”もあって・・・
泣いた顔には両目から一粒ずつ涙が溢れているのだが、息子はいつもそのページになると、テイッシュを持ってきて、涙を優しく拭いていた。片言で「いたいいたい!」と言いながら。なんて優しい子なんだろうとその度に、親バカを発動して、感動したのを思い出す。
その後、3人の娘に恵まれたので、反応を楽しみに同じように読み聞かせをする。結果、誰一人として、テイッシュで涙を拭く子はいなかった。長女に至っては、泣いた顔のページをめくる度に、ケラケラ笑っていた。
思えば息子は、優しい子だった。戦闘者ヒーローの類は、暴力的だから怖いと言って、見たがらなかった。3歳から始めたサッカーも、ボールを蹴ったりシュートしたりは楽しんだけれど、相手のボールを奪うという行為は中々できなかった。
いつしか、そんな息子も戦闘ゲームもするようになり、サッカーでも相手のボールを奪えるようになった。でも、優しい心は相変わらず、根っこにある。
どんな絵本を好むかにも、その子どもの性格が現われる。絵本の読み聞かせを通じて、子どもの個性に出会える。これからも、たくさんの絵本を読んで、たくさんの子どもと出会いたいなあ❤️
#絵本 #柳原良平さん#かおかおどんなかお
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