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#1 小笠原に行く時は金をかけた方が良いという話

お久しぶりです、ミアキです。
なかなかネタが思いつかず、投稿ができていませんでしたが、ぜひ読んでいってください!


今回は私が大学2年生の時に経験した小笠原諸島への旅の話です。
小笠原には様々な観光要素があり、どれも面白いのですが、今回は小笠原へ行く際の船についてお話したいと思います。

小笠原ってどう行くの?

そもそも小笠原にはどうすれば行けるのでしょうか?
小笠原諸島は沖縄のような観光地化、リゾート化がそこまで進んでいないことや、それぞれの島が小さく山がちであることなどから、空港が存在せず一般の人は船でしか行けません。

またその船も週一回東京と父島を結んでいる「おがさわら丸」という定期船のみで、これ以外の方法で小笠原諸島を訪れるのは非常に難しいです。
詳しく知りたい方はググってみましょう!

私もこのおがさわら丸を使って、友達と一緒に小笠原に向かい、そして東京に帰ってくるという船旅を体験しました。

往路

では実際にどんな船旅だったか紹介します!
まずは往路から。

おがさわら丸はJR浜松町駅の近くにある竹芝客船ターミナルという場所から出航しています。私は友達と9時半に浜松町駅に集合して、竹芝客船ターミナルに向かいました。

ターミナルからは離島へ向かう船が多く出ています

10時20分くらいになると乗船がスタート。
私たちの部屋は一番グレードの低い2等和室という客室でした。その2等和室がこんな感じ。

いかがでしょうか?
この2等和室という部屋では、同じ部屋の中で十数人が雑魚寝をする形で船旅をします。
一応隣との仕切りはありますが、それは一部。
開放感があると言えばポジティブに聞こえますが、プライベートはありません。
まあそれだけなら部活の合宿気分で乗り切れるんですが、この2等和室のもう一つの特徴が布団がマットレスだというところ。硬いカーペットの上に薄いマットレスをひくので、とにかく寝返りが打ちにくい。
枕も硬いので私は途中で使うのをやめました。
とまあ24時間の船旅にはなかなかに不適な環境なわけです。

ここで文句言うなら、先に調べとけよって話なんですけどね。予約した時の私はお金を節約することしか頭にありませんでした。

ただずっと部屋にいたわけでもありません。船が東京湾内にいるときはデッキに出て、レインボーブリッジの下を潜るという体験をしたり、房総方面を眺めたりもしていました。ただ結局天候のため中に入らざるを得なくなりました。
ちなみにこの日の東京の天候は雨、2月ということもあって非常に寒く、航路となる海も荒れている状態でした。

デッキで撮った写真
どこを撮影したものかわかりますか?

結局部屋に戻って横になりました。東京湾を抜けると、電波は通じないのでスマホは使えず、部屋の中のテレビも映りません。暇を潰せる道具が無くなるというのは、文明の便利な部分に触れすぎてしまった私にはキツかったです。

結局寝ることしかないわけですが、簡単に眠れるわけではありません。先述した通り、床が硬く、また海は荒れているので眠気は飛びます。
また部屋の電気も夜にならないと消えないため、昼から寝たければアイマスクが必須となります。

結局往路では、デッキに出た時と持参したカップラーメンを食べてる時以外はずっと部屋の中で横になっていました。

ただずっと横になって何もしなかったことで良いこともありました。というのも私の友達はずっと横になっていた私とは対照的に、昼はずっと船内を元気に歩いて探検していたのですが、夜は完全に船酔いでグロッキー状態になっていました。

逆に私はそこまでの船酔いはせずに済みました。
初めての場所では慎重に行動するのが良いのかもしれませんね。

父島の二見港にて

夜になると電気は消えて、まともに就寝できるようになりますが、相変わらず海は荒れてるので、眠りにつくまでに1時間くらいかかってしまいました。

ただなんだかんだで眠れてしまうのが人間。
翌朝しっかり起床し、無事に小笠原諸島父島の二見港へ到着することができました。

復路

往路の反省を生かして私はとある課金を行いました。

復路で使用する船室を変えたのです。
2等和室より一段階グレードが上の2等寝台という部屋に変更しました。
その2等寝台がこんな感じ。

布団や枕は2等和室と変わりませんが、完全にプライベートが確保されています。
布団は硬いままなので、寝心地は2等和室と変わりませんが、それでも自分だけの場所があるという安心感は絶大なものです。
心理的なストレスがなくなったせいか、往路よりもゆったりすることができました。

暇な時間が多いのは相変わらずでしたが。

正直、一つ後悔があるとすれば、それは復路を特2等寝台にしなかったということです。
実は2等寝台よりもさらに一段階グレードが上の特2等寝台という部屋では、布団の質が良くなるのです。
ですので次に小笠原に行くときは絶対に特2等寝台以上の船室に乗ってみたいですね。
(おがさわら丸には全部で6段階に部屋の等級が分かれていて、これらよりさらに上の等級の部屋も存在します。)

小笠原へ行く際は...

というように次に小笠原へ行く際は、最低でも2等寝台に乗って、本やらNintendo Switchやらの暇を潰せる道具を持って向かおうと決めた船旅でした。

皆さんもおがさわら丸に乗るときは、(お金に余裕があれば)なるべくグレードの高い部屋にしてみましょう!
旅での移動を忍耐の時間にするか、くつろぎの時間にするかでその後のテンションは大分変わってきます!

あとは暇を潰すために本一冊持ってくだけでも大きく変わると思います。
ただ船酔いには十分お気をつけて!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
また次の投稿でお会いしましょう!

写真:全て投稿者本人による撮影
参照:小笠原海運
   https://www.ogasawarakaiun.co.jp/

※小笠原諸島へ旅行する際は、自治体や定期船を運航している会社のホームページなどを確認してください
※この投稿は企業案件ではありません

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