想像力を磨き、人生の不確実性に向き合い、その中でいかにして最善を尽くすか
私たちが日々直面する現実は、理想と異なることが多々あります。計画通りに進まないこと、予期せぬ出来事が起こることは、誰しもが経験することでしょう。今回は個人的に、人生がうまくいかないことばかりだなあと感じる瞬間から、どう生きたら良いのかを考えてみたいと思います。
病気は意外と身近にある
ここに表示されているデータは、2019年の男女別年齢別のがん罹患率を示しています。この表から、がんの罹患率が年齢とともにどのように変化するかがわかります。例えば、35歳の男性が65歳までにがんになる確率は12.56%とされています。これをどう解釈するかは、個々の価値観によるかもしれませんが、身近な人ががんにかかった経験を持つ人ならば、そのリスクを現実的に感じるかもしれません。がんに限らず、病気のリスクは誰にでもあります。
実は、かつての同級生でがんになった人が2人、糖尿病も一人います。
当時まだ20代なのに、です。また親族でも、がんに罹患した人、脳血管疾患を患った人、心疾患もいます。全員、50代以下です。
身近な人の病気は、人生が予測不可能であることを実感させられる瞬間です。健康でいることが当然と思っていた若い頃と比べて、年齢を重ねるごとに病気のリスクは現実味を帯びてきます。突然の病気が人生の計画を狂わせることは少なくありません。
仕事も基本、予定通りにならない
キャリアの中でも計画通りに進まないことは多くあります。前職である外資系の保険会社に転職するときに描いていた成績はまったく収められませんでした。また、営業所長に職種を変えたときに描いていたプランも理想とは異なる結果になりました。高松に異動してからの成績は想像以上に良かったけど、良かったのは成績だけで、やりがいはなくなり、自分とは全く合わない人間関係もあり、退職し、起業した。全然予定と違う人生になっている。(だからといって後悔はないし、むしろ良かったと思っている)
仕事の中での成功や失敗は、自分の努力だけではなく、環境やタイミング、運など多くの要素が絡み合います。うまくいかないことばかりですが、それでも次の一歩を踏み出すしかありません。
うまくいくように最善の努力をする必要はあるけども、「うまくいかないものだ」という前提は頭のどこかに置いておかないと、つぶれてしまう気がするし、再起のための準備もできなくなってしまう。
子育て
子育て世帯であれば誰しもが思うかもしれません。私の場合は、自分の親を反面教師にしている部分が多々あります。しかし、我が子に接する時、子供の頃に受けた声掛けや言動がしみついているのか、自然と良くない言動が出てしまうことがあります。そんな時、本当に自分が嫌いになるし、自分を変えたいと強く思います。親としての自分の理想と現実のギャップに悩むこともありますが、それでも子供の成長を見守り、支え続けることが親の務めです。その中で得られる喜びは大きいですが、子育ても基本、思い通りにいかないことが多いです。
さいごに
誰かが言っていた「保険は、前向きな人生を歩むためのエンジン」という表現は非常に的確だなあと思う。保険は、もしもの時に家族や会社を守るための強力なサポートになります。保険によって未来の不安を軽減し、安心して現在に集中できる。この側面は間違いなくあると思います。
不確実性の中で最善を尽くし、困難を乗り越えていくことが、私たちの人生を豊かにし、価値あるものにしていくのならば、保険に入るというのは、困難を乗り越えやすくする一つの手段を得るということでもある。