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保険に使うお金があるなら投資に回す?

最近の相場の乱高下、大変だったのではないでしょうか。特に、ここ数年で投資を始めて「楽勝!」と思っていた方々にとっては、厳しい経験だったかもしれません。

「保険なんかいらない」は本当?

ここで、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

「保険なんかいらない。その分も投資に回せば良い」

こんな声を聞いたことはありませんか?確かに、投資で大きなリターンを得られる可能性はあります。しかし、この考え方には大きな落とし穴があります。

見落とされがちな重要な視点

多くの人が見落としがちなのは、私たちのほとんどが「投資家である前に労働者だ」という事実です。

死亡や障害といった、いわゆる「テールリスク」(発生確率は低いが、起きた場合の影響が極めて大きいリスク)をヘッジしないのは、この重要な視点を見落としているからではないでしょうか。

労働者の資本とは?

ここで考えてほしいのは、あなたの投資元本(種銭)の源泉は何かということです。

ほとんどの方にとって、それは給与です。つまり、あなたの肉体と精神、そして時間が生み出す価値が、投資の原資となっているのです。

保険:合理的な投資行動

このように考えると、自分自身に保険をかけることは、実は極めて合理的な投資行動だと言えるのではないでしょうか。

あなたという「人的資本」を守ることは、将来の収入源を守ることにつながります。これは、長期的な視点で見れば、非常に賢明な選択なのです。

まとめ:バランスの取れた資産形成を

投資は確かに重要です。しかし、保険もまた、あなたの資産を守る重要な役割を果たします。

真の意味で賢明な資産形成とは、投資と保険のバランスを取り、あなたの人生全体を見据えた計画を立てることではないでしょうか。

相場の変動に一喜一憂するのではなく、長期的な視点を持ち、自分自身という最大の資産を守りながら、着実に資産を築いていく。それこそが、本当の意味での「投資」なのかもしれません。

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